先週に通過した台風15号の影響で、静岡市清水区で、6万3000軒が断水に苦しんでいます。
断水は段階的に解消されつつあるようですが、被害はすでに4日以上続いています。
以前、我が家も台風で2日間停電のためにマンションのポンプが動かず、断水しました。
2日でも限りなく不便だったのに、それ以上なんて想像以上に不便でしょう。
被災された皆様に、1日も早く、ライフラインが戻りますよう祈っています。
静岡県の川勝知事が自衛隊への要請を怠ったと批判があり、その対応の遅さはある意味人災ともいえます。
以前から問題が多いと言われていた川勝知事。
今回の台風被害の振る舞いで、彼がいかに県民に目が向いていないのかが露呈してしまいました。
今後、その不手際にたいして政治的に責任を問われるべきでしょう。
新型コロナや、台風などの自然災害では、地方自治の長である市長や知事の実行力、決断力が市民や県民の被害を最小限にとどめたり、逆に大きくしたりする影響力が多大です。
首長えらびも、ポピュリズムだけでなく慎重にえらばないといけません。(って、大阪府民の私が言っても、説得力ないですが。。。)
水道、電気、水。どれも生活に欠かせないインフラですが、そのの中でもっとも大切なのは水。
我が家には水の備蓄は現在3日分。それ以外にジュース、炭酸水、コーヒー、お茶、豆乳などを含めて水分では7日ほどのストックを備えています。
今回の静岡市の断水被害が起こる前に、たまたま夫と水の備蓄について話しあったところでした。
私は、とりあえず7日ほどの水の備蓄はあるけど、少し不安。より多くあったほうがいいんじゃないかと思っている、と夫に話しました。
一方で、夫の意見は、阪神大震災の経験から、3日目には自衛隊の給水車がくる、3日あれば十分ではないか。というもの。
確かに、今回の清水区の断水のように、自衛隊への要請は遅れたものの、3、4日で給水車の手配はされました。でも、給水車のところにいくまでに足がなかったり、給水所のところの大行列に数時間も並んだりと大変な労力です。
もし、家に水の備えがもう少しあれば、慌てて給水車に並んだりする必要もないかもしれないし、ゆとりがあれば給水車までいけない高齢のご近所さんに分けたりすることができるかもしれません。
そう考えると、はやり一定以上の水の備蓄は、いざというときにあったほうがよいと思うのです。
給水できる場所から家に運ぶのにはタンクが必要です。
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「湧き水」の可能性
また、広範囲の被害があった場合、想定以上に給水車の到着も水道の復旧も遅れるかもしれまえん。
水は、手を洗ったり、トイレに使ったり、お風呂や洗濯と、必要なシーンはたくさんありますが、必ず確保しておきたいのはまず飲料水。
万が一のために、我が家では自然に水が湧いているところを把握しています。また、河川の源水も数カ所把握しています。
google mapで「湧水」「湧き水」などと検索したら、湧き水のあるところがでてきます。
普段は、湧き水のあるところは、無料、または安価に水が汲めるようになっています。
地図で水を汲めるところがわかったら、実際にそこに行ってみます。
家からどれぐらいの距離なのか、いざというときどうやってその水にアクセスできるのか。
車?自転車?徒歩でも行ける?どうやって運ぶ?想像してみましょう。
飲用水だけでは、もちろん不便ですが、最低でも命を繋ぐことはできます。
災害では、地形が変わることもあるので、かつてあった湧き水が必ずしも使えるとはかぎりません。
が、
「飲める水が湧いているところが近くにある」
その情報を知っているだけでも、なにもないよりは安心材料となります。
ちなみに、我が家の場合。大阪府下の街中に住んでいますが、探せば水の湧いているところがあるものです。
我が家の場合、3箇所の湧き水と、飲料水にできる2箇所の川の源流を把握して、実際のそこに行って水も飲んでいます。
自宅から少しの時間でアクセスできる湧水。
山の中なので、ハイカーや自転車乗りの人たちも、途中で給水していきます。
ここはまた別の山の水源。
写真を撮っていると、数人がポリタンクを持って水を汲みに来ていました。
近くの山の山頂にある湧き水の給水所。
この時は山登りの途中で水を汲ませていただきました。
こちらは川の源水。上流に家屋がなければ飲用可能です。煮沸したり、浄水器を使えば安心。
山歩きの途中で川から水を汲んで、落ちている枝を薪にしてお湯を沸かし(火が許可されている場所です)
コーヒーを淹れて、この日は暑かったので川で冷やしてアイスコーヒーを飲みました。
河川の水を手軽に浄水して飲むことができる、コンパクトな浄水器。山歩きのときに持って行くことも。
お風呂の残り湯の腐敗を防ぐ漂白剤も家に備えています。
夏に実験したところ、風呂の残り湯は4日たっても濁ったり臭くなったりすることはありませんでした。
アルコールで、食品用として使えるものを常備していたら、水の代替品として使える範囲が広がります。
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消毒用アルコール、実は燃料にもなるんです。我が家はキャンプで燃料が不足した時、何度か手持ちの消毒用アルコールを活用させ調理したことがあります。
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防災食は、限られた水で、カンタンに無理なく調理できるものが望ましいです。普段から食べなれておくことが大事です。
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