【大阪万博】リアルな体験が残す記憶 - cozy-nest　小さく整う暮らし

大阪万博が閉幕しました。

会場は職場からそう遠くない場所にありました。
 毎日のように、万博ラッピングの地下鉄を見かけ、駅では毎日混雑に巻き込まれていました。

そんな日常の中にあっても、 不思議と足が向くことはありませんでした。
 結局、一度も行かずじまい。

行った人の話を聞くと、 「思っていたよりずっと良かった」と口をそろえ、 リピートした人も多かったようです。

それでも心が動かなかったのは、 きっと、万博という「仮設」の場で得られる体験に どこか物足りなさを感じてしまうかも、と思ったからかもしれません。

パビリオンでの体験も、 とても素晴らしいものだと思います。

でも、美術館や博物館、植物園といった、 常設の、本物の場で触れるものこそ、 深く記憶に残るような気がしています。

そしてなにより、行かなかったいちばんの理由は「混雑」。
 歩くのも困難なほどの人混み、 何時間も並んだという話を聞くたびに、 どうしても気が進まなくなってしまいました。

行けなかったのは少し残念ですが、 心残りというほどでもありません。

そのかわり、この三連休は 泊まりがけの登山へ行きました。
山頂から登る朝日を拝みました。

自然のなかで過ごす時間は、 やっぱり格別。

五感で味わう景色や空気、 身体を使って得る実感のある疲れ。
そんな「ほんもの」の体験が、なによりの思い出になりました。