「友の会」では、今年、防災の学びあいをしています。
防災食を研究している皆に触発されて、ちょっと便利なものを購入したら、とてもラクに調理できました。
防災食を考える
先日から、防災食について、報告しあっています。
ほかの皆がいかに防災食について真剣に取り組んでいるか目の当たりにして、緩くかんがえていた私は少し焦りを感じています。
というのも、以前から、防災食は、基本的には「米、味噌、水、燃料」でごはんと汁物をまかなえれば、何とかなるんじゃないかと考えていたからです。
だから、防災用にも、普段食べているお米を余分に１袋、お味噌も1パック、それに米を炊ける量の水と燃料を最低限に、そして普段食べている食品は炭水化物を中心にローリングストックする、という方法で緩く管理していました。
ただ、ほかの皆が、キチン3食、しかも献立も豊富に何皿分も用意しているのを見て、さすがに米と味噌汁だけじゃ飽きちゃうかも、と思った次第。
ただ、あまり凝った食事は、落ち着かない被災下ではぜったいに料理する気力さえ奪われ、作ることはできないでしょう。でも、手順が簡単なものなら、作れるかもしれない。
すぐに取り入れられそうなものを、買ってみました。
普段から食べている乾物を防災用に
で、さっそく買ってみたのが、切り干し大根。
乾物は、普段からも食卓にあげます。でも、以前買い置きしていた時には、いつ買ったかわからない乾物が、さらに干からびて何なのかわからない状態で発見されることが時折あったため、普段から買い置きすることはやめて、メニューの予定にあがったときだけその都度買うようにしていました。
今回、ふつうの切り干し大根に加えて、ニンジン入りの切り干し大根があったので買ってみました。
割高なものは普段は買わないが
さっそく、人参入りの切り干し大根を調理してみました。
戻すところまでは一緒ですが、この人参切り干し、大根も適度な長さに切ってあるので切る必要がありません。
人参は必ず毎週かうので、いつも冷蔵庫にあるし、ちょっとした手間で人参を切るのはわけのないことです。
ただ、非常時になると話は別。
水の出ない環境下で、まな板、包丁、そして手を汚さなくていいなら、それだけでぐっと使いやすくなります。
この時はボウルにいれてふつうにもどしてしまいましたが、袋を開けて袋に直接水を入れて、絞るときも袋の上から絞ったら、ボウルも手も汚さずに加熱調理を始めるところまでいける。
普段なら、人参入り切り干し大根は買うことはありません。
でも、防災食を兼ねた買い置きという点では、人参が入っているかどうかということ、そして切り干し大根を切らなくていいということで、ちょっとした違いでかなり使い勝手が違うということが分かりました。
もちろん、水が出ないような非常時だけでなく、時間がなかったりめんどうに思う乾物料理を食卓にあげるハードルがかなり下がるのも事実。
水の出ない非常時のためだけでなく、手軽に「あと一品」増やしたい時のためにも、ほんの少しだけ割高な加工食品を、常に家に置いておいてもいいかなと思いました。
いつもなら「ほんのひと手間」は、カンタンに捻出できても、非常時で水がでないときや、日常で時間がない時は、この「ほんのひと手間」をすでにしてある加工食品は、やっぱり頼もしいです。
ということで、ふつうの切り干し大根は、我が家では非常用にはせず、やはりその都度購入し、もし非常用も視野に入れるなら、人参入りで大根も切ってあるこちらのものにしようと思いました。
なんとなく想像するだけでなく、実際作ってみないと分からないことってたくさんあります。
やはり日ごろから試してみる、実践してみることが大切ですね。
今週の作り置き
今週は、切り干し大根に加えて、野菜は写真のように作り置きしました。
これに加えて豚汁の素も大量に仕込んでいます。
お野菜を用意しておくと、主菜はたいてい何とかなります。
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