先の記事で、部屋を温めることにムダがある理由が二つある、と書きました。
その一つが、暖房効率が低いスペックの日本の家屋に部屋の空気を温めて暖房することの非効率さを挙げました。
今日はもう一つの理由を挙げます。
暖かさを維持するためには、部屋全体の空気を温める必要もない、ということ。
コンパクトな住まいのメリットの一つは、暖房効率の良さ。
とくに、暖房はその恩恵を受けやすい。天井高が高い部屋より低い部屋の方が暖かさを感じやすい。
暖房器具を置く位置や、座る場所によっても感じる暖かさは違ってきます。
とはいえ、部屋全体を温めていることには変わりありません。
では、もっと効率的な暖房は何か?
私の最適解は、「体温を利用して半径1cmだけ温める」こと。
生きているとはどういうことでしょう?
極端に言うと、
「エネルギーを燃やし続けている」
ということ。
体は、常に燃えている。
食べたものがエネルギーとなって、体の中で燃焼しています。恒温動物であるヒトは、食べたものをゆっくり体内で燃やし、その体温を維持しています。
その体温を利用すればいいのです。
・・・となんだかめんどくさそうな話から始めましたが、要するに「暖かい服装をする」のです。
スペックの低い部屋の断熱性を上げるのはリフォームしたり引っ越したり大変です。
が、衣類を保温性、断熱性の高いものに変えるならずっと簡単だし、とても効果的です。
とはいえ、厚着をすれば動きにくいし、重くて肩も懲ります。実は私、厚着が苦手で、なるべく薄着でいたいタチ。
昔から、分厚いウールのコートとか、コットンのトレンチとか革のジャケットとか着たら、すぐに肩こりが発生していました。
だから、
「薄着で体温を維持」。
その方法として、私が室内でも屋外でも愛用しているのがウールの肌着と薄手のダウン。
「天然のエアコン」ウールの肌着
ウールは、「天然のエアコン」とよばれる、体温調節がらくになる素材。
過酷な登山などのアクティビティにも対応する、天然の万能な素材です。
メリノウールはその中でも、薄手ながら優れた保温効果を発揮します。
薄手のメリノウールの肌着、靴下。
まず、肌にくっつく素材から体温を逃さない素材を選んでいます。
ちくちくしない極細繊維で編まれたウールのアンダーウェア。
体は常に燃えているので、いくら寒くても呼気からだけでなく体表面からも水分を放出しているんです。
メリノウールは汗をかいてもすぐに発散するので、体を冷やしません。
高品質な「薄手ダウン」
無印やユニクロも出して今は一般的になった薄手のインナーダウンを、家でも愛用しています。
ダウンのグレードはピンキリ。
ダウンのグレードを表す「フィルパワー」=FPは、ダウンの「嵩高さ」を表します。
FP値は、大きければおおきいほど嵩高になり、高級といえます。
私が愛用しているモンベルのスペリオダウンカーディガンは、FP値800。
また、登山メーカーのモンベルが出している衣類は、どれも「軽さ」を重視しています。
いくら中身のダウンが軽くても、生地が分厚くて重かったり、ガサガサして動きにくいものは、着心地に影響します。
また、静電気が起きにくい、通気性が良いなど、登山メーカーならではの機能性は、よい着心地に貢献しています。
薄くて軽くて暖かいダウン。
実店舗もあり製品保証があるモンベル。日本のメーカーでもあり、応援したい企業の一つです。
日本の企業でも、安いからといってあちらの国にお金を落としている企業のものは選ばないようにしています。
www.nikkei.com
ナンガ(NANGA)も日本製にこだわるダウンの寝袋メーカー。
ナンガは寝袋を「永久保証」していて、期間を限定せず永久に修理保証してくれる、日本のこだわりブランド。
その性能の良さはもちろん、日常の服に合わせやすいデザイン、色合いが特徴。
冬のウールの靴下はモンベルとLLbeanを選んでいます。
今度、ウールの靴下については別の記事にしたいと思っています。
表面1cm以内だけ暖かければ
家着にメリノウールやダウンを取り入れると、肌から1cm以内のところで空気の層ができ、そこに体温が溜まります。
体に沿う、うすいカプセルのようなものに覆われていて、そこは燃え続けている体から発する体温で常に暖かく維持されています。
なお、トイレに行ったり、お風呂に行くときとか、着替えるときにはさすがに寒いです。
が、それで、なんの不足も感じません。
高齢者がいる家庭ならまだしも、我が家はワカモノ()ばかりですから、必要十分。
空気を温めるのは、体の表面1、2cmでいい。
部屋全体の空気を温める必要を感じません。
顔だけは暖かくないんですが、なにか作業するときは顔や頭がある程度涼しい方が頭が冴えて効率的。
暖かいスペックの高い衣類を選び、体温を維持すれば、暖房は最低限ですみます。
高い暖房器具を使い、「贅沢に作られた」電気で暖房し、贅沢に部屋中を温めるのもよいですが、
機能性が高く、ここちよい衣類を纏えば、その機能の恩恵は部屋の中だけでなく、屋外でも旅先でも受けることができます。
一押しの豆炭あんかなどは、体温だけでは足りないときの補助として使います。
こちらは我が家のメインの燃料。
(着火にコツがいるため、豆炭あんか初心者にはおすすめしません)
豆炭あんか初心者でも着火がカンタンなおすすめの豆炭。
私が愛用しているミニ版のハクキンカイロ。こちらは主に外出用。使い捨てカイロの代わりに。
24時間使えるスタンダードなら、1回の注油で外出から帰宅して就寝時に布団に入れて使ったりするようなこともできるかもしれません。
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