友人が、昨日髪染めに美容院に行ったら、いつもよりとても混んでいたそうで、なんと、地震のきていない今のうちに髪を染めとこうと思って美容院に駆けつけている人が多いのだとか。
また、別の友人は、トイレットペーパーを買おうと思ったら、トイレットペーパーや、ウォータータンク、災害用のトイレなんかも売り切れてた、と言っていました。
昨日、また大きな地震が九州であったのに反応して、政府が南海トラフに注意喚起しているそうですね。
煽りのように報道されていたのでしょうか?
50代の私が物心ついた頃から、東海大地震がいつきてもおかしくない、と言われ続けていました。
100年後かもしれない、10年後かもしれない、1年後かも知れない、明日かもしれない、と。
そして、いつしか東海地震とは言われなくなり、今は南海トラフ。
それも、100年後かもしれない、10年後かもしれない、1年後かもしれない、明日かもしれない。
そう、地震予知なんて、当たった試しがないんですよ。
近年、記憶に新しいところだと、阪神淡路大震災、東日本大震災や熊本地震、能登半島地震などがありました。
どれかの地震、予知などされていましたか?
いや、まったくされていません。
ただ、近年大きな地殻変動が起こっているのは事実。
そもそも、日本列島はその地殻変動でできた島だと言われていますから。
もちろん、南海トラフがこないとは言い切れませんが、昨日の今日慌てる話ではない、ということ。
それも、100年後かもしれない、10年後かもしれない、1年後かもしれない、明日かもしれない。
そして、肝心の備えは、どれぐらいしておくべきか?
3日分?1週間分?1ヶ月分?1年分?
きっと、どれだけあっても安心しきれないですよね。
不安であればあるほど、どれだけあっても足りない、と思うはず。
その不安を除くように買い貯めたら、いくらお金があっても、スペースがあっても、キリがありません。
不安を解消するだけのために暮らし、今を楽しめないなんて、もったいない!
備蓄は、自分の、管理のできる範囲に留めておくのが正解。
我が家では自分で調達できない食料は1週間ほどが目安。主食のお米は、1ヶ月くらいを備蓄の目安にしています。
それ以上あっても、私が管理できないし、ストックの消費で古い食品ばかりいつも食べないといけないのも楽しくない。
水は汲みに行けるところを知っておくだけで安心感が違うし、飲めない水を飲めるようにする方法を知っているだけでも全然違う。
簡易でよいので、ソーラー発電器があれば、最低限スマホを使って情報収集できる。
などなど、自分なりにルールを決めておけば、情報に煽られすぎることなく、高値で使わない備蓄品を不必要に買い溜めすることもなくなります。
そういえば、今ダイエット中なのですが。
お腹についている邪魔と思っているお肉も、備蓄の一つ。
体脂肪1kgで約7200kcalですから、もし食事がとれずに身体が節約モードになり基礎代謝が減れば、おそらく5日から1週間くらいの熱量に相当します。
私は、体脂肪が約10kgあるので、身体にも1.5ヶ月分ほどの備蓄があるということですね。
「そなえよつねに」
息子がボーイスカウトに加入していた時に、おぼえた言葉です。
備蓄品に頼るだけじゃなくて、ものがないときに工夫する力や技術の習得。
どれぐらいリスクがあるかの情報把握。
いざというとき歩いたり、走ったり、移動したりできる体力や健康。
怪しい情報に惑わされないためのリテラシーの高め方。
これらも、備えることにつながります。
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