野営にチャレンジした連休。
衣食住、全ての荷物を持ち歩きながら、その荷物のものだけで過ごします。
これだけあれば生きていける。
軽量でコンパクトなシェルター。
畳むとすごく小さくなるけど、とても寝心地のよいマット。
夜の寒さに十分に対応できる寝袋と軽いダウンの衣類。
最小限、調理ができる一人分の小さなお鍋と食器。
そして、それら全ての必要なものは、ザック一つに収まっています。
あれも買わなきゃ。
これも必要。
あんなものが欲しい。
囚われたそんな思いから離れ、
これだけあればなんとかなる。
そう思えるって、なんという自由。
しかも、何の燃料も動力も使わず、自分の足だけで、歩いて旅することができる自由。
とはいえ、その旅程の中で、一番気になったことが、どれぐらいの食料と水を持っていくかでした。
水と食料は、とても重い。
持っていけば持っていくほど、安心感は増えるけど、その分荷物が重くなります。
そうすると、移動も遅くなり、日暮れまでに目的地に着くことができなくなるかもしれない。
だから、どれぐらい必要なのか、という目算がとても大切になります。
私の場合、5月ぐらいの気温で5、6時間歩くなら、1500mlほど水が必要。
念のためプラス400ml、合計1900mlの水分を、家を出るとき持って行きました。
・スポーツ飲料 ペットボトル1本 600ml
・お茶 ペットボトル1本 500ml+小さいペットボトル1本 300ml
・お湯 500ml
テントを張る場所の付近には、水場があると聞いていたので、その日の夜や次の日の水は水場で水を汲むことを想定して、浄水器を持って行きました。
長く雨が降っていないと、水場が枯れたりしていることもあります。
でも幸い、この日の前の日まで、雨が降っていたせいか、沢の水はちょろちょろではなく、ザーザーと勢いよく流れていました。
水場近くにせせらぎの音が聞こえた時には、心底ほっとしました。
ああ、もう今日は歩かなくていいんだ。
そして、次の日も水を飲める、安心感。
だって、山奥では、水道も自販機もないんですから。
沢で水を汲み、足と顔を洗うことができました。
汲んだ水は、沸かして調理に使います。
浄水器を通したら、そのまま飲むこともできます。
ペットボトルには沢で汲んだ清水、その先にソーヤーの浄水器。
ソーヤーは、付属の水袋以外にも、普通のペットボトルを接続することができます。
岩肌がカッコよくて眺望も最高の「明王の禿」にてソーヤー水を「滝飲み」。
口をつけると、雑菌がついてしまうので、沢の水が入ったペットボトルをすこしだけ押して、狙いを定めて口の中に水を押し出して飲みます。ソーヤーにはストローも付属していますが、滝飲みでストロー持参を回避。
友人も全く同じものを持参していました。定番品なんですね。
災害時、一番備蓄しておきたいものの一つが水。
日本は水が豊富で水道水の価格も安いためか、なんとなくいつでもどこでも水が手に入ると思ってしまいがち。
でも、水道が止まったり、水が汚染されて使えないときには、備蓄している水が大変貴重になってきます。
とはいえ、やはりあればあるだけ場所をとってしまうので、備蓄には上限があります。
そんな時、簡易浄水器が一つ、そして流水のある水場を数カ所知っていたら、安心感がまったく違う。
ほんとうに汚染された水しか手に入らなければ、汚染水を蒸留して水を抽出する方法もありますが、めちゃくちゃコストがかかりますから、蒸留水の利用は最終手段。
こんなに軽くてコンパクトでローテクだけど、しっかり使える優れた道具。
長く山に行く時には、持っていたら安心感が違うし、家ではライフラインが途絶えたときのお守りとして、一家に1台あれば言うことなし。
ソーヤーに、新しい機種が出ています。私の持っているよりも浄水スピードが速い優れもの。
色もこちらの方がカッコいい。
いざというときの備蓄も大事だけど、コンパクトな浄水器が一つあれば、備蓄を減らし、水を取得する別の手段を得ることができ、安心を増やすことができます。
高島トレイルの2日目は、飲料水と調理に使う水、全てを沢から汲んできた水をソーヤーで浄水して飲用に使いました。
マキノの山の清水は、めちゃくちゃ美味しく、持って帰りたかったくらいでした。
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