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男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

【家計管理】住居費を安く抑える方法、間違えてない?


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先日の伊豆の土石流。想像を絶する大きな被害となりました。
もともと、リスクの高い土地だった以上に、メガソーラーの土地開発とか、それ以前の土砂の不法投棄などの問題も浮上していて、何かしら問題の多くリスクの高い地域だったようです。


昨日、NHK「おはよう日本」では、世論調査で3割の人が、自分の住まいの土地のハザードマップを確認したことがない、という驚きの結果が報じられていました。

あなたのお家は、大丈夫ですか?

【防災】私の家、この立地で大丈夫? - cozy-nest 小さく整う暮らし

そもそも、その土地に住むことに対して、広く公開されている情報は大まかに知っておくべき。
もし、転居する可能性があるなら、まず見るべき情報です。

それでも危ないところに住む理由

私たちは、自分の住むところを選べる、自由な国に住んでいます。

とはいえ、ただでさえ狭く、山がちな日本。海をさければ裏が山、山を避ければそこは川。というわけで、選びたい放題というわけではありません。

リスクの少ない、条件のよい土地は、どうしても地価が高くなってしまいます。

朝、テレビで紹介されていたのは、3年前に水害があって沈んだ街。そこに、あらたな居住者が、住み始めているというのです。



移住してきているのは、広い家を求めている人々。
子どもが大きくなり、今ある住まいが手狭になり、安くて広い家をさがしていた、とのこと。
その土地が、以前水害があったことは承知でやってきているのです。

西日本豪雨以前も真備には水害が繰り返しあった|特集記事|くらし×防災メディア「防災ニッポン」読売新聞



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日本経済がデフレに苦しむ中、おもうように収入も増えない。
住居費はなるべく抑えたい。だけど、子どもたちには広い家でのびのびと暮らして欲しい。


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リスクのある土地に、リスクを承知で、移り住む。
これだけの確信があるなら、いざ災害にあっても「知らんがな」と言いたいところです。

小さな住まいは、住居費がかからない


広い家に引っ越すことだけが、ゆとりを持って広々暮らす方法とは限りません。私は、そういう人にこそ、もちものを減らせば、同じ大きさの家でも広く住むことができる、と提案したい。

住居費にいくらかけられるかは、家計の裁量によっても違うし、どれだけ住居費に払いたいか、という優先順位によっても違います。

でも、同じ予算なら、ものを減らすだけで、広い空間をより自由につかうことができるのです。


テレビで報道されていた地域は、水害の後、物件価格が17%下落したんだとか。
その17%を狙って、危険な場所に移り住むより、死蔵品を整理して、今の家のまま広く済むことを考えるほうがよっぽどカンタンです。
さらに、再度水害が発生したときには、さらに家は傷み、家財道具も使えなくなる可能性も。広い家だとリフォーム代もかさみます。

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広く住まうためには、広い家が必要、と思い込んでいませんか?
家にあるものうち、8割は死蔵品で、使っているものは2割とも言われています。
家を広くつかうために、使っていない8割をまず手放してみましょう。
やっぱりさらに広い家が必要と感じて、引っ越しを決断するのは、そのあとで十分間に合います。




地名は警告する―日本の災害と地名


子どもたちとともに、災害に関するいろいろな話をしています。
中学生以上なら、こんな本も一緒に読んでみると面白いかもしれません。


天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)

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