自粛の影響で、オンラインで自宅から仕事や授業が受けられるようになるのが一気に普及したのは、コロナ禍のなかでも、数少ない良かったことの一つ。
通勤、通学する必要が減り、家で過ごす時間が増えたことで、利便性を考えた、都市圏、または駅近の住まいから、同じ予算で買える郊外や駅から遠くても、より広い家へと住み替える需要が増えているんだとか。
とても分かります。
我が家でも、通常ならほとんど寝に帰るだけだっただろう大学生が、いちばん在宅時間が長くなったり、高校生もネットでの授業が続くなどで、家で過ごす時間が大きく変わりました。
我が家の場合は、長男、次男が、3畳、4畳ほどのちいさいスペースながらも、プライバシーを保てる個室を用意していましたので何とか対応できました。
一方で、「もっと大きな家が欲しい」あと「ひと部屋あったら」というのも理解できます。
「小さく暮らす」というのがトレンドになったのとは、逆の需要が増えたということですね。
でも、考えてみてください。
もし、広い郊外の家に住み替えたとします。その家、一生住み続けますか?
もし、一生住み続けるなら、郊外の広い家に引っ越すのは賢明な判断かもしれません。
でも、いずれは転居を考えているなら、今の利便性の高い場所を売り払って郊外のちょっと不便なところに住み替えるのは、あまり得策だとは思いません。
利便性の高い場所なら、次の買い手も比較的簡単に見つかるでしょう。でも、ちょっと不便の郊外の家は、便利なところにある物件よりも売りにくいのです。
何かを入手するときは、手放すときのことも考える必要があります。
利便性の高い不動産なら、売りやすかったり、売らなくて人に貸すこともしやすいですよね。
また、家は広ければ広いほど維持費が高額になることをわすれてはいけません。
今、とあるお宅のリフォームのお手伝いをさせていただいているんですが、その一軒家のお宅、とても広いんです。
それぞれの個室も、最低8畳。キッチンも申し分なく広い。お風呂も洗面所もしっかり広いし、部屋数も多い。
現在、リフォーム会社で見積もりをとっているところですが、広い分だけ、当然リフォーム費用も高額。リフォームの費用は、面積比で計算する工務店も多いですからね。
現在やっているのは内装のリフォームですが、これが外壁工事だったり、屋根の葺き替えだったり、防水工事だったりも、たいていは面積比となります。
家は買ってからがおしまいじゃない。気持ちよく暮らすためには、最後までメインテナンスが必要なんです。
掃除だって大変です。まあ、床だけに限れば、ロボット掃除機である程度対応できますが。
今の住まいでなんとかならないか?
もし、現在賃貸にお住まいなら、広い部屋に引っ越すというのもよい選択肢でしょう。管理は家主さんがやってくれますからね。
もし、持ち家なら、住み替えでなく、「今の住まいで何とかならないか」と、まず思ってみましょう。
一番手っ取り早いのは、家にある不用品をすべて手放すこと。
使っていないものはすべて処分してみます。
整理のお手伝いをするお宅では、家にある7,8割のものが使われていない不用品です。
もし、「もっと家がひろければ」「あと一部屋ほしい」そう思ったら、家にある不用品がなくなれば、解決するかもしれません。
寝室専用に使っている部屋を、昼間は書斎として活用するのも案です。ベッドを布団にすると、夜だけ使っていた部屋が昼も活用できるようになります。
我が家は、ベッドはなくすべて機能性の高い布団にしています。
不用品を手放したほうがいいと分かっていても、多くの方が「もったいない」と思って、なかなか捨てる決断ができません。
でも、もし住み替えなどすると、さらにもっと手間もお金もかかってしまいます。
ちょっと覚悟を決めて、家の中を整理してみてはいかがでしょうか。
すると、使っていなかった空間が、よみがえります。
現在Kindle Unlimitedで無料読めるシンプルライフ系の本。
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