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男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

【夏休み】運動音痴の50代、富士登山に挑戦→結果


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子どもに合わせて夏休みをとっていたので、久しぶりの更新です。

休みの間、2年前から念願だった、富士登山に挑戦してきました。



毎年、富士山の混雑はニュースになりますが、今年はコロナ明けもあり、特に混雑が予想されていました。


人が連なり、自分のペースで登れない、せっかく山に来ているのに人に干渉されすぎて自然を楽しめないのは辛い...


と、混雑でよく報道される、人気のルートを避け、富士登山者全体の5%ほどしか選ばない「御殿場ルート」から登りました。


2021年夏期の富士山登山者数について(お知らせ) | 関東地方環境事務所 | 環境省



御殿場ルートを調べると、「健脚向け」「上級者向け」。

御殿場ルートの登り口、御殿場口は、標高が低いところにあり、山頂までの標高差が最大。
登り口が最も高い富士宮口と、最も低い御殿場口では950メートルもの差があります。私のペースで歩くと3.5時間ほど長く歩かなければいけないんです。

全然健脚じゃないし、上級者でもない。
以前は箱根という山とも言えないところで高山病になった経験あり。

普段から、低山にハイキングには行っていましたが、高い山といえばせいぜい伊吹山ぐらい。

こんな、へなちょこな私ですが、果たして登頂できるのでしょうか。

もし、ダメだったら、下山して5合目に止めている車で車中泊すればいいや。ダメ元で、子どもたち3人連れてのチャレンジです。

台風6号と7号の狭間で、前日の午前までは天候も良くない予報が出てましたが、幸いだんだんと予報もよくなり、愛用している山の天気予報サイト「てんきとくらす」では、2日間とも「A」!
風も少なく、絶好の登山日和となりました。



見て!無修正でもこの青空。

御殿場ルートは、人も少ないけど、木もほとんどない。最初から火山灰のような砂利道が延々と続きます。




体力有り余っている子どもたち。最初からぐんぐん先を行きます。

しばらく歩いたら、休憩がてら遅い私を待っててくれて、また先に子どもたちが進み、私は後から追いかける、というスタイル。


登り始めから山頂付近が見えるのですが、これがまったく近づかない。
最初から最後まで、ほとんど景色が変わらない、



砂浜が歩きにくいのと同様に、砂利道は滑る。場所によっては、一歩踏みしめると2-30センチほどズルっと足が滑り下降する。これでかなりメンタルやられました。


7合目あたりから本格的に辛くなってきました。
20歩ほど歩き、小休止。また20歩歩いて休む。。。まさしく牛歩。


とはいえ、幸い高山病的な頭痛もせず、ゆっくりならなんとか登れる!という確信が、高度が上がるたびに増してきました。
辛い。でも、上を見ると、子どもたちが笑顔で手を振ってくれている。



下を見ると、視界を遮るものが一切ない絶景が広がっています。

こんな高いところ、一度も来たことがありません。一歩一歩、ゆっくり進むうちに、高度が1mずつ上がっていくのは楽しく、勇気づけられました。


とうとう、七合五勺にある、お世話になる山小屋「砂走館」(標高3090m)に到着!

富士山御殿場口七合五勺の山小屋|砂走館


御殿場口5合目登山口から、休憩を入れると6時間以上経っていました。たどり着いたときには、おそらく私の体力の限界上限。

実は、当初七合九勺にある「赤岩八合館」を予約していたのですが、当日そこまで登れる気がせず、宿のオーナーさんに相談して200mほど標高が低い系列の「砂走館」に変更していました。

赤岩八合館 富士山御殿場口登山道七合九勺にある山小屋



変更していなかったら、山小屋までたどり着けなかったかもしれません。

山小屋についたのが15:30。寝床に案内され、荷物を整理したら間もなく夕食。そのあとはクタクタに疲れていたので、18時には就寝していました。


夜中に山小屋を出て登り、山頂でご来光を見るという方法もありましたが、混雑している山頂よりも、宿のテラスからコーヒー飲みながら朝日を拝むので充分、と思っていたので、次の日には4時に起きてご来光を待ちました。



コーヒーを飲みながら、しずかにご来光を堪能。


三男の具合があまりよくなかったので、山小屋を遅めに出発して、10時ごろ山頂へ。


念願の日本最高峰!





登るときに苦労した砂利の道ですが、下山はスキーを滑るように一歩踏みだすと数メートルも滑り降りることができる「大砂走」を体験。めちゃくちゃ楽しい。高い山を下りるときにはいつも膝が痛くなりがちなのが、その心配は無用でした。

登りには6時間かけて山小屋まで死ぬ思いして登ったのが、下りは1時間半でスキーのように楽しく下ることができました。

ダメ元でチャレンジした念願の富士登山。

普段、4分筋トレとウォーキングぐらいしかしていない運動音痴の私でも、健脚ルートといわれる「御殿場ルート」からの富士山登頂に、無事成功しました。



よく混雑が報道されている、吉田ルート以外にも、空いて自分のペースで登れる別のルートを選ぶことで、快適に歩けます。

一番心配していた高山病ですが、幸い誰もかかりませんでした。歩く距離が長い御殿場ルートですが、標高の低いところから自力で徐々に高所になれることができるから、高山病にかかりにくい、というのも御殿場ルートを選んだ理由の一つ。

健脚向けといわれる御殿場ルートですが、難所は全くなく、普段のわずかな時間のトレーニングで培った少しの筋力と根性wさえあれば誰でも登れることを、へなちょこの私が証明しました。



後日談ですが、子どもたちは「楽勝」だったとのこと。
そして、牛歩の私を上から見守り、とても心配したそうです (;^_^A



3日後まで続くありえないほどの筋肉痛と暑いからと無防備にさらしていた腕や首の日焼けの痛みの代償と引き換えに、唯一無二の体験ができました。


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