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男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

【子育て】なごり雪を楽しむ


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家を出た長男が、ふと、戻ってきた。

そんな夢を見ました。

目が覚めて、ああ、夢だったのか、とちょっと残念な気持ちと、夢でよかった、というほっとする気持ちとが複雑に入り混じった不思議な感覚がしばらく続きました。



長男が家を出ることが決まってから、一緒にあちこち出かけていました。
普段は、1人で行動することが多かった長男。でも、最後の思い出作りとおもったのでしょうか、声をかけると一緒についてきてくれました。

1、2泊くらいの小旅行で、車だと、運転もしてくれるのでとても頼りになります。



この春休みには、長男と2人で、滋賀県の打見山と蓬莱山に登山に行きました。
山登りは、ソロだったり、夫や次男、三男、友人と行ったりしていますが、長男と2人だけの登山は、初めて。

あくまでも、山登りに行きたい私に、付き合ってくれている、優しい長男。








山歩きは、誰と行くかによってそれぞれの楽しみ方があります。
友達や夫とならおしゃべりしながら歩いたり、次男三男とならとにかくひたすら早く登るのを目指してゼーハー言いながらついて行ったり、ソロなら存分に自然や心地よさを堪能しながら歩いたり。








長男は、歩くのが遅い私のペースに合わせて、少しだけ後ろからそっとついてきてくれる。



口数が少ない子だから、登っているときはあまり口をきかない。

でも、時折、ゆっくりでいいよ、とか、お母さんのペースでいいよ、とか優しい言葉をかけてくれつつ、すこしだけ離れて後ろから歩くのが遅い私を見守ってくれていました。



寡黙で、見守るスタイルの長男。心強く、暖かく、頼もしく育ってくれました。



守っていると思っていた子どもが、成長して、いつの間にか、母である私が、護られている。
これからは、大切な人を、護って欲しい。





山頂に近づくにつれ、まだ雪が残っていました。





山の上は、びわ湖テラス。登山しなくても、ロープウェイで登って、絶景を楽しむ人々で賑わっていました。
ロープウェイで登るのもいいけど、脚で登るとさらに絶景が輝いて見えます。マッチポンプですね。




もう、私にできることは、ほとんどないのかもしれない。

離れて生きていても、親子であることは続く。
私は、遠くから、この子が幸せに生きられるよう、見守っていたい。

寂しいけど、もう戻ってほしくない。
それは、長男が、ダメになった時だから。
でも、本当に心が折れそうになったら、ちょっとだけ帰ってきていいよ。
たまには、顔を見せてくれたら嬉しいな。




長男が戻ってくる。
そんな夢を見た私の中には、まだまだ、蓬莱山のように雪が残っているみたいです。
その雪が徐々に融けるまで、その名残を味わい深く楽しみたいな。


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