cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

【同調圧力?】マスクを着ける理由


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こんな記事を目にしました。

多くの日本人がマスクをする理由が、「みんなが着けているから」。という理由がダントツで多かったそう。
www.nikkei.com




「みんなが着けているから」マスクを着ける


調査は、3月下旬に行われ、今とは状況がだいぶ異なっていたこと。そして、調査は年齢層や居住地が固まらないように対象を選んだ、とありますが、ネットを通してアンケートを取ったなどを鑑みると、ネットを扱える特定の層のみ対象をしていて、バイアスもあると考えられます。

とはいえ、多くの人が「皆が着けているから」という動機は、かなり真実味がある結果かもしれません。というのも、逆に、自分の周りの人が「マスクを着けていないから」という理由で、一定のグループがマスクを着けないで行動し、そこから感染が広まってしまっていそうなケースを耳にするからです。ある程度「夜の街」や、飲食、会食する場、カラオケボックスなどで、皆がマスクを外していたら。マスク着けなくていいかな、と思ってしまうというのはわかる気もするのです。

多くの人が、マスクは飛沫を飛ばすのをある程度抑えることができるから、自分が感染していた場合に他に感染を広げるのに効果があることはわかっているでしょう。

一方で、マスクは感染防止効果はあまりないことがわかっているのに、頑なにそれを信じている人もかなりいるようです。一度認知した思い込みを覆すのは、なかなか容易なことではありません。



給食のガーゼマスクの謎

先日、安倍首相が「アベノマスク」を卒業したと話題になっていましたね。

youtu.be


政府が布マスクを配布したことに対して、税の無駄遣いとか、特定企業にだけ恩恵があった、利権乱用などと批判する声が多くありましたね。
確かに、マスクを配るよりもっと有用な税の使い道はいくらでもあると私も思いました。だから布マスクの配布には反対でした。発表されたのが4月1日だったから、本気でエイプリルフールかとも思いました。


その後、布マスクが届くと、今度は使い勝手が悪いとか、かっこ悪い、とか使い物にならないといって捨てた、という声もネットで散見しました。

たしかに、街中で政府が供給したマスクをしている人はほとんどみかけません。なぜ、「多額の税金を費やして」全戸に配布されたマスクを皆、どうしているのでしょう?使わなかったり、捨てたりするのでしょうか。



我が家に届いたマスクは、幸い、どれもきれいな真っ白のガーゼマスクでした。
学校給食用に、時折薬局で買っていた、マスクと同じサイズ、素材です。
個人的には、ガーゼマスクは、結構気に入っています。というのも、口と鼻を抑えるには必要十分な大きさで、しかもガーゼだから不織布よりもずっと肌触りがいい。ガーゼは苦しい、と言って「アベノマスク」を批判している人は、ほんとうにガーゼマスクをしてみたとは思えませんが。


欠点といえば、ガーゼなので、他の素材よりも洗濯を繰り返すと劣化が早い、そして安倍さんが色々なところで揶揄されていたように、成人男性には少し小さめかも。外国製ということで、衛生面の不安もささやかれていました。そうそう、小さいので、お化粧を省きたいときに全く日焼け止めを塗らない、というのもできませんね。


だけど、政府供給のマスクをしているのをみたことがない理由は、やはり「みなが着けていないから」というのが理由なのかもしれません。

3月から休校になり、6月になってようやく給食が再開されました。
息子が言うには、新型コロナが騒がれる前までは、ほとんどのクラスメートが給食当番のときに、「アベノマスク」型の、市販のガーゼマスクを使っていたのに、6月からは登下校中も給食時にも、アベノマスク型は自分とあと1人ぐらいだ、とのこと。

給食が始まった6月時点では、ネットではあちこちでアベノマスクが批判されていたから、アベノマスクを使うのをためらった人もいるのかもしれません。抗議するために、アベノマスクをしないのか、抗議が目立つメディアの情報に流されて、アベノマスクをしないのか。皆、家にあるあのマスク、どうされているのでしょうか?

我が家では、供給されたマスクは、夫と三男がそのまま使っていました。
幸い、三男は、どのマスクよりガーゼのマスクの肌触りがお気に入り。
簡素なガーゼマスクをデコったり、手作りマスクの内張りに使ったりしてアレンジするのも有効ですが、私としては元の姿をなるべく変えたりする労力は使わず、そして与えられた資源(時間、マスクの素材)はなるべく有効に使いたい、と思っているからです。




各家庭に2枚ずつ配られた分と、学校と会社から配られた分、6枚ほど。それから以前から給食当番で使っていた2枚もあわせて8枚ほどガーゼマスクがあります。小学校高学年にはぴったりのサイズで、肌触りはよく、不織布のマスクはすぐに外したくなるけれど、ガーゼマスクならだいぶマシ、ということです。

配給マスクを使うのをやめる

多くの家庭で、子どものマスクまで、今まで使っていたガーゼマスクをやめて、供給されたガーゼマスクは使わず、別のマスクを使う、その理由。

かっこ悪いから?安全性が疑われるから?小さすぎるから?もっと好きなのがあるから?
いえ、それはきっと、「みなが着けていないから」。
きっと、そういう同調圧力が働いているのに違いないと思ってしまうのです。




新型コロナの被害は、今となっては、ウイルスそのものによるのではなく、強い同調圧力によるものかもしれません。


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家にあるガーゼマスクですが、なんども洗濯して、いよいよ端がほつれてきてしまいました。安倍さんのように、そろそろ新しいマスクに替えどきかな。

そうそう、配布のガーゼマスクの最大の欠陥といえば、「税の無駄遣い」というより、供給が遅かったこと。どうせ配るなら、もっと速やかに届いていたら、もっと皆活用できていたでしょうに。

いつの時代でも、日本のトップは決断が遅い。本当に歯がゆく思います。

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