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男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

【整理収納】増え続ける「思い出」を大切に保管する方法 5


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思い出のものを上手に管理する方法。
先日の記事のつづきです。

【整理収納】増え続ける「思い出」を大切に保管する方法 1 - cozy-nest 小さく整う暮らし

【整理収納】増え続ける「思い出」を大切に保管する方法 2 - cozy-nest 小さく整う暮らし

【整理収納】増え続ける「思い出」を大切に保管する方法 3 - cozy-nest 小さく整う暮らし

【整理収納】増え続ける「思い出」を大切に保管する方法 4 - cozy-nest 小さく整う暮らし




こちらの記事では、思い出を写真やスキャンにとってデータ化する提案をしました。

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でも、データ化することで、すでに「もの」を手放してしまっているのですが、写真以外にも思い出すキッカケをもらうことがたくさんあります。

5 思い切って「もの」を手放す

思い出の幼稚園グッズを一気に手放した結果

我が家の子ども達3人はそれぞれいろいろな託児所、保育所、幼稚園に通いましたが、制服があったのは三男の通っていた幼稚園だけでした。


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幼稚園のときの可愛かった小さい制服をとっておきたい、と一瞬頭によぎりましたが、そんなことする必要ないとすぐに思いました。

摩耗してしまった体操服やバッグ、上履きはすぐに捨てましたが、まだ使える状態の洗い替えの制服は全て同じ幼稚園に通う予定のご兄弟のいる友人に差し上げました。

すると、その友人のお子さんを見るたびに、息子の小さくて可愛かった幼稚園の時が毎回思い出されるんです。

そして、友人のそのお子さんも、なぜか以前以上に可愛く思えてしまうから不思議です。


それだけじゃありません。

幼稚園は近隣にバスを走らせているので、幼稚園のそばでなくても同じ幼稚園のバスや制服を着た子ども達をみかけます。
その制服を見るたびに、小さかった息子の幼稚園時代が思い出されて、毎回暖かい気持ちになれるんです。私は通勤途中でほとんど毎朝幼稚園バスやおなじ幼稚園の子ども達を見かけるので、毎日毎日思い出に浸れます。

なにも、家に息子が着ていた制服そのものがなくても、こうして思い出の暖かな恩恵を享受できるのです、しかも毎日。

そして、なぜだか、息子が小さかったときを彷彿させる、その制服を今着ている小さな子達も、みんなみんな愛しく思えます。


思い出のシェア

現在、いろいろなシェアリングサービスがようやく日本でも浸透してきました。民泊やカーシェア、家事や育児の代行サービスが普及してきました。

図書館や公園は、昔からありますが、ものを持たない主義の人たちは、この手の昔からあるシェアリングサービスをうまく利用しています。
幼稚園の制服姿の可愛い子ども達は、まさに「思い出のシェア」。見るだけで私によい思い出を提供してくれます。



思い出の人から頂いた大切な品を手放した

高校生の時、趣味で絵画を習っていました。

そのときの指導者は、絵の指導、そして絵を売って暮らしているプロの画家。




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私が、その画塾をやめる時、先生からパステルをいただきました。





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先生のサインが入っています。
高校生の自分では買うのに勇気がいる、木箱に入った多色のパステルです。





私もこのパステルを描いて絵を何度か描きましたが、使う色も限られるし、まだまだ減らない。それでも、結婚してもずっと手元に置いていました。

あるとき、友人の娘さんが美大に進みたいというのを聞いて、家に保管していたパステルのことを思い出し、いらないか聞いてみたところ、是非、というので差し上げました。


その後、彼女は、無事美大に進学し、昨年卒業。今はプロのデザイナーとして、道を歩み始めています。デザイナーとしての本職は持ちつつ、今でも絵を描いていて、先日は梅田阪急百貨店で展覧会に出品されたそうです。


彼女がそのパステルを、実際使ったのかどうかわかりません。でも、友人の娘さんという以上に、私が彼女を応援したいとおもうのは、彼女の絵が魅力的だからか、もしかしてあのパステルをあげたからなのか?

私の手元に、あのパステルがあっても、きっとデザイナーになった彼女に差し上げる以上に活用はされなかったと思うのです。

そう考えると、あのパステルのためにも、自分のためにも、そしてパステルをくれた先生にも、手放してよかったな、と思います。

思い出の「もの」を手放しても、思い出は残る。

デザイナーの彼女の活躍は、私のあのパステルと、私が絵を習っていたころの高校生の思い出と結びついています。
だから、私の手元にすでにパステルはなくても、彼女の絵を見るたびに、リンクされた思い出がよみがえるのです。

思い出の「もの」を手放しても、思い出すべてを断捨離することにはならない、というケースをご紹介しました。

そう、思い出の「もの」が無くなっても、思い出は残るのです。

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