cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

いつか富士山に!と思っているあなたへ


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昨年の夏、息子3人と富士登山へ行きました。


7月から山開きが始まっていますが、今年から富士登山が登録制度になり、入山料がかかるようになったことで、なにかとニュースを目にします。


山開きから、あまり天候がよくない日が続いたのか、滑落や低体温症などの事故で亡くなった方の報道も目にします。
また、インバウンドの影響で、日本の山事情を知らない外国人旅行者や留学生が、無謀な登山をするというニュースも。


富士山は日本の最高峰で、日本のシンボル的存在でもあるため、普段は登山しない人でも「機会があれば登ってみたい」と思う人も多いのではないでしょうか?
私もそうでした。

本気で「登りたい」と思っていたわけではないけど、山歩きを趣味の一つとするようになってから、人にそれを話すと、たいてい「富士山とかいったことあるの?」とよく聞かれるんです。

富士山よりも北アルプスとかの方が行きたいと思っていたのですが、いちいち富士山に登ったことあるかどうか聞かれて、いったことない、というのもなんだか面倒臭いし、富士山の登山口、御殿場がすぐそばにある神奈川県が実家ということもあり、富士登山のほうが手軽にいけそう、と考え、計画しました。


とはいえ、家族の日程や天候など、良い条件がなかなか揃わず、計画から2年越しでようやく登頂できました。


私が登った時には、もうこれ以上ない山日和という、晴天、かつ風も穏やかな日が連休で続き、めちゃくちゃラッキーでした。
が、この日、お天気が悪かったら、今年は予定がつかないため、さらに予定が2年はズレるところでした。

山は天気がとても変わりやすく、雨や風が命取りになります。
普段から部活などで鍛えまくっている子どもたちはともかく、普段からちょっとした筋トレとウォーキングぐらいしかしておらず、体力がない私は登山予定の2ヶ月ほど前から頻繁にトレーニングをしていました。


具体的には、ザックを背負ってスクワットとランジの筋トレ。
そして、5kgの米袋を入れたザックを背負って、住んでいるマンションの階段を登るトレーニングをしました。
階段は、最初は20階から始まり、登山日近くには100階分の階段を登ってました。


雨具は、ゴアテックスの登山用のものを持っていたのでばっちり。子どもたちも、トレッキングに適した靴と雨具は揃えています。


それだけ準備しても、不安はありました。
もちろん、条件が悪く慣れば一人でも下山して5合目に停めてあった車で車中泊する予定でした。

報道をみると、雨の中100均で売っているようなペラペラのレインコートで登ろうとする観光客がよく写し出されます。登山のスペシャリストでない私にも、それが命取りということがすぐにわかります。

山頂は真冬並みの寒さだということ。
風は、平地の何倍も強く吹くこと。
そして、そこに濡れた体でいったら、あっという間に低体温症になるのは必至だということ。

ちょっと考えたら、死にに行くようなもの。

そうした危険性がわからないのは、登山の知識が足りない、というのではなく、基礎的な中学生レベルの理科的知識が欠如していると言わざるを得ません。

例えば、学校の理科の時間に、標高が100m上がると気温が0.6℃下がる、ということを学びます。
賢い子なら、その理論に基づいて想像することができるし、それができなくても実際に標高が高いところにいったことがある子なら、それを体感しているはず。
問題なのは、点を取るためだけに勉強して、テストの後はすっぱりと忘れてしまう、ということ。
中学レベルの学習は、全ての教科で実生活に役立つことが多いので、本当はテストのためだけじゃなく、理解して学んでほしいなぁ、と思います。

とはいえ、自分が中学の頃、どうだったか、といえば。
テストのためにすら、ろくに勉強しておらず、遊んでばかりいて、成績はぼろぼろでした()


そんなことわかってる!でも、せっかくの休みだし、山小屋も予約しちゃったし、どうしても登りたい!

いやいや、やめた方がいい。
悪天候だと、リスクが高いだけでなく、そもそも景色は最悪。
せっかく登るなら、最高の景色を見たいですよね?
ガスってなにも見えない日に、わざわざ登るのって、むしろもったいないと思うのです。



いつか、富士山に登ってみたい、と思っているあなたへ。

そのいつかは、もし、本気で計画したら、実現できます。

だって、山はいつでもそこにあり、なくなることはほぼ、ない。

その時までに備えていたら、希望は叶います。

そのためにも、すこしずつ体を鍛えたり、体力つけたりしておけば、私のように直前に焦ってキツいトレーニングをしなくても済むはず。

もし、自分が備えられていたら、悪天候で登れなくても、また別の日に挑戦すればいいだけ。


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私が登山時に持って行ったマウンテンジャケット。


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トレラン用のスニーカーは全天候型で、未舗装の悪路でも平気。私も普段からスニーカーとして履いています。三男はこの靴で富士登山しましたが、雨の通学靴として普段から活用しています。


登山のウエアは機能性が高いので、たまの登山だけで使うのはもったいない。普段悪条件の日には大活躍します。かっこいいデザインのものを選ぶと、普段から着ることもできるし、災害など被災したときも「これさえあれば」の備えになること間違いなし。

備えていれば、チャンスはなんども巡ってきます。



私が、富士登山で得た経験の一つは、1日で真夏から真冬の世界へ自力で移動したこと。そして、体温調節や悪天候から身体を守る衣類は、一式持っていく必要があります。

富士登山で「この服とこの靴があれば、あらゆる環境に対応できる」を確認できたのは、ミニマリストとして貴重な経験でした。


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