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男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

【防災】非常食はいらない?断水でも、鍋を汚さずに米を炊く方法。


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災害の備え。食品はどうしていますか?

我が家では、

「お米と水があり」
「お湯を沸かせる」

という条件下では、

とりあえずご飯と味噌があれば、なんとかなる、と思っています。


さて、その「ご飯」ですが。

今は、炊飯器を使っているご家庭がほとんどだと思いますが、我が家に炊飯器はありません。
常時、お鍋で炊いています。

意外に簡単。お鍋でご飯を炊いてみよう - cozy-nest 小さく整う暮らし






だから、ガスや電気が止まっても、普通にご飯を炊けるのです。

【災害対策】炊飯器なしでご飯が炊ける - cozy-nest 小さく整う暮らし

でも、ガス、電気に加えて、断水になったら?
飲み水は、ローリングストックで確保するにしても、調理につかった鍋や食器などの道具を洗うようなお水はないかもしれません。
そうした時でも、調理器具を汚さずに、ご飯を炊く方法があるんです。

友の会の集まりで学んだ「ポリ袋調理」

先日、友の会の集まりを我が家で久しぶりにしました。
内容は、ライフラインが止まった時にも調理できる「ポリ袋クッキング」。
友の会の集まりで、防災用品の話をしていたとき、Kさんが「こんな本がある」と見せてくれました。

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今回は、この本を使って、調理実習です。


ポリ袋で白米を炊く

まず、白米を炊いてみます。
用意するのは、ポリ袋、米、熱湯のみ。


お米をポリ袋の中にいれ、ひたひたの水で30分ほど浸水させます。



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そのあと、水を捨ててから、米と同量の熱湯をいれ、少し空気をいれてポリ袋の口を縛ります。
熱湯を入れる時には、危ないので、お米のはいったポリ袋ごと小鉢などにいれるとやりやすかったです。




大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かし、その中にポリ袋をいれて湯煎します。お湯は、とろ火で。



このとき、鍋の底にポリ袋を直接入れると、高熱でポリ袋が溶けてしまうので、お皿を入れるなどして遮熱します。
今回は、最寄のKさんが持ってきてくれた、折りたたみ式の蒸し台と、我が家にあったクリステルのスチームデッキを使用しました。



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空気を少し入れる理由は、米が膨らむからなんですね。
加熱中のポリ袋も膨れています。

とろ火で40分後。




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ちゃんと炊けています!

ポリ袋炊飯の味は?

当日、参加した5人とお客様1人、お子様3人で試食しました。


不安だった出来具合ですが、ご飯はひじょうに普通においしく炊けていました。


洗米していないけど大丈夫?
湯煎で、お米に芯はのこらないの?

心配は無駄に終わりました。

もちろん、お鍋で炊いたときの味が10点だとすれば、まったくその通りではありません。
とはいえ、「おいしくない」ということは全くなく、「ふつうに美味しい」と思いました。10点中、8点ぐらいでしょうか?

なにも言われずに出されても、わからないかもしれません。




こういう炊き方を知っていれば、割高なアルファ米などを買ったりしなくても、普段食べているお米が鍋を汚さずに炊けるので、非常時の備蓄を気にしなくていいです。

洗米もしていなかったのに、こんなふうに手軽にご飯が炊けるんです。これは、非常時だけでなく、キャンプなどでも使えそう。

ただ、すこしコツもあり、いちど作ってみないことには、いざという時にすぐ作るのは難しいかも。

平常時に避難訓練をするように、時折、非常時の食事のことを思い、練習してみるべきだと思いました。





ポリ袋で作るおいしいレシピ

ポリ袋クッキングのメリット。

独特な作り方で、ちゃんと食べられるものができるのか不安でしたが、ほんとうにご飯はちゃんと炊けました。

ガスや電気がつかえなければ、家にあるカセットコンロを使って調理することになります。
そして、断水にもなっていたら、鍋や食器を洗う水も節約したい。鍋はなるべく汚したくないんです。
以前、厚手のアルミホイルを敷いて鍋でご飯をたくのを数回やってみましたが、それよりもポリ袋のほうが手軽にできました。
断水時には、手が綺麗でないこともあるかもしれません。

そんなとき、一食分ごとポリ袋にいれて調理すれば、ラップにくるんだおにぎりのようにポリ袋ごと食べたりすることも可能です。もしくは、ボリ袋ごとお茶碗やお丼にかぶせて食べると食べやすいかも。手も食器も無駄に汚すことなく食べられます。


ポリ袋クッキングのデメリット。

米を炊く場合、加熱時間は40分必要です。
災害時のためにカセットコンロを常備しているとはいえ、そして火力はとろ火とはいえ、40分火を使い続けるのは、すこしもったいないような気もします。
今度、チャレンジするときには、鍋帽子も使って、燃料お節約して炊けないかやってみたいですね。


今回、使用した本はこちら。
災害用のレシピではなく、あくまでポリ袋を使って家庭で食べる本として作られているようです。
今回は災害用として流用しましたが、本来、ポリ袋を使って栄養を逃さず、鍋も汚さず簡単調理というのがこの本のコンセプトです。

同じ著者、川平秀一先生の新しい本。
ポリ袋を使った真空料理法の本を多数出版されています。



これは、私がインスピレーションを受けた本。こちらでもポリ袋を使った調理法が紹介されています。






未読ですが、こちらも参考になりそう。

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