鋳物のお鍋は、重いから私には使えない。
そう思い込んでいたのですが、一つ、小さいお鍋が必要になって、「小さなサイズならそれほど重くないから試せるのでは?」と考えていました。
そして、お鍋を購入しました。
買ったのは、
STAUB(ストウブ)の小鍋「Wa-NABE(わなべ)」。
結局、お手入れの楽そうな(やっぱりそこか!)黒に決めました。
グレーは、つまみがクロム色(銀色)なのに対して、黒は真鍮の鈍い金色。
どこかクラシックな雰囲気を醸し出している佇まい。
我が家は「オシャレ」ではなく、「素朴」なので、きっとグレーではなくこちらの方が似合っていると思います。
デパートでは黒の現物を確認できなかったんですが、黒は他の色より仕上げがザラザラしている気がします。
蓋の裏側には、ナイキのマークのような突起があり、これが美味しさの秘密なんだとか。
わなべは、色々とサイズがあるのですが、我が家にやってきたのは、わなべのS。一番小さいサイズです。
当初の目的は、「一人分のおかずを温めてそのまま食卓に出す」ことですからね。
ストウブ「Wa-NABE」の使い勝手は?
はじめに「重たい鋳物のお鍋、果たして使いこなせるのか?」という懸念がありましたが、購入して1ヶ月。
ほぼ毎日のように使っています!
ストウブ「Wa-nabe」で、まずやってみたのは、炊飯です。
ストウブには、買ったときに小さい冊子がついていて、簡単なレシピがついていたので、それを参考にしました。
浸水5分
↓
沸騰するまで中火
↓
沸騰したら弱火で10分
↓
10分蒸らし
いつも使っているクリステルと、浸水時間以外は炊き方は一緒です。
ストウブには、炊飯用に特別にデザインされた「ラ・ココット DE GOHAN」という商品があります。
「ラ・ココット DE GOHAN」と同じぐらいの美味しさで炊けるとストウブマニアの方のブログに書いてあったので、とっても期待したのですが、
残念ながら、いつも食べているクリステルと、ほとんど違いが感じられませんでした。
…というか、クリステルもかなり美味しく炊けるということですね?!
そうは言っても、浸水時間が5分で済むので、手軽にご飯が炊けるのが良いです。
息子が塾で一人だけ遅い時も、他の家族が食事が終わってからこのお鍋で一人分ご飯を炊いたら、炊きたてを食べさせることができます。(ご飯は、温め直すより炊きたてだけでご馳走ですからね)
また、一人分(大食らいの息子の場合。普通のお茶碗の量なら2−3杯ぐらい)ちょうど良い感じで炊けるし、そのまま食卓に出してもいい感じです。
また、黒のwa-nabeは表面が少しザラザラしているためか、クリステルよりもご飯を炊いた後洗うのが楽なのです。
もちろん、本来の目的である「一人ぶんだけおかずを温める」用途にも使っていますし、調理にも便利に使っています。
これは、一人分のミートローフ。夜に撮影したので、写真が綺麗ではありません。。。。
わなべに薄く油を引いて、目玉焼きを焼いた後、一度取り出して、付け合せのインゲンとキノコをソテー。ミートローフ目玉焼きを戻したもの。
ソテーもできるんですね。(クリステルのお鍋は、ソテーするとくっつきやすいので、目玉焼きはできませんでした)
弱火で温めて食べてもらいます。厚手の鍋なので、温まるのに少し時間がかかるけど、お刺身やサラダなど、他の冷たいおかずを食べて一杯やっている間に弱い火で温めれば、焦げ付くこともありません。
厚手の鍋なので、保温力はバッチリ。飲みながらゆっくり食べても、温かさが持続します。
とにかく、このまま食卓に出せるのが良いですね。
このまま食べることも可能なので、夜中の洗い物が減りました。これは嬉しい。
ミニマリストの理想のお鍋?
このwaーnabeなんですが、一人ぶんの鍋や麺類を食べるのにもちょうど良いんです。
インスタントラーメン。(ゆで卵のカットの雑さ 汗)
麺を入れるときに、もやしとカットした人参やネギ、小松菜をたっぷり入れて。最後の方にゆで卵も載せました。このまま食卓に運んで食べます。
今では、我が家では一番よく使われる鍋となっています。
炊飯や温め直しだけでなく、調理も色々試してみていて、鋳物鍋の本領を発揮できるお料理も作りたいですね。
所持するものの理想としては、「小さい」「軽い」のが理想ですが、目的にかなっていなければ意味はありません。
鋳物のお鍋は、とても重たいのですが、その重たさゆえ、食材をそのまま美味しく調理することが可能です。
全ての熱源に対応するので、一つあれば、色々調理できる万能鍋。
もし、私が一人暮らしをすることがあったら、このわなべと、小さいミルクパンと、フライパン以外は、いらないかな?と思うぐらい、お気に入りのお鍋になりました。