cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

「あの空気」に流されないために。今だから観たい「コロナの総括」


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「そこまで言って委員会NP」ってご存じですか?


関西ローカルの読売テレビ制作の番組なんですが、全国ネットで流れていないのがもったいないほど、なかなか骨太な内容の番組です。




いつもは政治ネタや社会問題を切り口に、与野党、保守・リベラル関係なく、言いたい放題の討論が繰り広げられていて、私がテレビを捨てる前からいくつか観ていた数少ない番組の一つです。

前回の特集があまりにも興味深かったので、シェアしたいと思います。



特集は「新型コロナ総括」


テーマは、「新型コロナ総括」。
出演者がすごかった。





コロナ分科会でおなじみの尾身茂先生、そして京都大学の宮沢孝幸先生が揃って登場。
これは観るしかない、とTVerで視聴しました。


現在もアーカイブが残っていて、無料で視聴可能です。(期間限定なのでお早めに)


そこまで言って委員会NP「新型コロナ総括」(TVer アーカイブ)





ワクチンの「本当の効果」とは?

話題の中心は、やはりワクチンの効果について。
当時、ワクチン接種のベネフィットとリスクはきちんと説明されていたのか?という点に疑問が呈されていました。

たとえば、

・ワクチンは感染予防にはほとんど効果がなかった

・それなのに「自分のためでなく、人のために打て」という空気が強かった

・複数回接種した人の方が死亡率は低かったというデータはあるけれど、それは高齢者に限った話で、若年層にはあまり意味がなかった

・情報の伝え方にバイアスがかかっていたのではないか

といった指摘がされ、率直な議論が展開されていました。



尾身先生の驚きの発言

中でも驚いたのは、尾身先生の発言でした。


「若い人に対しては、感染しても重症化することはないし、副反応も強いから、実は打つ必要はなかった」

と。


え?今さらそれ言う?

実は当時の記者会見でも同様の見解は示されていたそうです。

ただ、それがニュースではまったく報じられなかった、と尾身先生自身が語っていました。


オリンピックを無観客に、と提案したのも尾身先生。

私は、当時の感染状況を鑑みて、高校野球中止も、オリンピック無観客もおかしい、と思っていた一人。
感染したくない人は行かなきゃいいだけですから。

当時の尾身先生の発言の報道は、切り取られ、都合のいいように封じられたばかりでなく、尾身先生をスケープゴートに政府が責任を逃れたのかもしれない、と番組を見て思いました。

そういう意味では、尾身先生がこの番組に出て、真実を語ったことは勇気ある行動だと思います。


あのとき信頼していた情報は正しかった?

私はというと、当時から一次情報を追うようにしていたので、それほど驚きはしませんでした。
ただ、尾身先生のそのような発言は見ていませんでした。

色々な人の発言をチェックしていましたが、当時から宮沢先生の発言には信頼を置いていて、そのように振る舞っていました。


番組でようやく、きちんとした総括がなされたことに対して「やっとか」という気持ちになりました。
宮沢先生の正しさが証明されました。


政府も他のメディアも、これまであまりにもコロナ対応に関して振り返る姿勢が見られなかった中で、この番組が果たした役割は、思った以上に大きかったと思います。



次の「危機」に備えるには

そして思うのは、次にパンデミックのような危機が来たとき、私たちは同じような混乱を繰り返さないのだろうか?ということ。

「報道されていなかったから知らなかった」


「空気に流されたから、判断できなかった」

そんな言い訳では自分の身を守れない、そんな時代に入っていると、改めて思い知らされました。

だからこそ、自分で調べ、自分で考え、自分の頭で判断する。
そのための情報リテラシーが、これからますます大切になってくると感じています。

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