cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

手持ちのすべての鍋が保温調理器になる「鍋帽子®」を手作りしました。


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朝仕込んだら帰宅後には煮物ができている。なんという安心感・・・
留守がちな家に保温調理器は重宝しますね。我が家は「鍋帽子」が大活躍。でも、毎日使っていたらボロボロになってしまい、このたび新しいものを手作りしました。

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保温調理のメリット

・煮崩れしない

長時間高温でにたり、途中であまりかきまぜたりしないので、煮くずれたりすることが少ないです。また、焦げ付くこともありません。



・煮汁が少なくていい

調理中は煮汁が蒸発しないので、煮汁はレシピより少なめで大丈夫。使う調味料が少なければ節約になります。



・安全

電気や火を使わないから、事故の心配がありません。留守でも安心です。



・節約できる

熱源を必要としないから、光熱費がかかりません。



・どこにでも置ける


いま、自動調理鍋が大変人気だそうですね。Amazonの評価を見ても、その人気の高さがわかります。

材料をいれるだけで勝手にカレーや煮物ができるそう。私は自動調理鍋は使ったことがないし、それと機能も異なるので、鍋帽子との比較はできません。鍋帽子は、自動で調理することはできないので、時折かきまぜたりはしないといけません。
ただ、それらの鍋に比べて、鍋帽子は熱源が不要なので、どこでも保温調理することができます。台所が取り込み中のときは、ダイニングやカウンターに持って行ったりできます。



・環境に優しい

火を通す時間がすくないので、エネルギーのロスを低減することができ、環境にも優しいです。


・美味しくできる

早く火が通る圧力鍋とはそもそも機能が違うため、比較はできませんが、圧力鍋で火を通すより、じっくり煮た方が美味しく仕上がります。(仕上げに煮汁を煮詰めたりする必要があることはあります。)






布製の保温調理器「鍋帽子®」のここが秀逸!


便利なキッチン用品はごまんとあります。それを全て持っていたら、いくらキッチンの収納があっても足りないし、そもそも使いこなせません。ほんとうによく使うものを、少しだけ。そしてもっているものはとことん使う。使わないものを手放したりした中で、残った便利グッズが「鍋帽子」でした。


・ほとんどの鍋に使える


実家にはサーモスのシャトルシェフという保温調理器がありました。
鍋に、ぴったりと保温のカバーがついている感覚ですね。煮物を作ったり、乾燥のお豆を戻したりするときに、いまでも母はよく使っているようです。


保温力は、布製の鍋帽子に比べて、やはりシャトルシェフのほうが優れています。
ただ、シャトルシェフの場合は、付属の鍋しか保温調理できません。

一方、鍋帽子は、布製なので、大きさや形の融通性が高い。だから、大きさが入りさえすれば、家にある全てのお鍋を保温調理することが可能なのです。

我が家のお鍋は取っ手の外せるクリステルを使っているので、全部を鍋帽子に入れることができます。大鍋にカレーを作るときには一番大きい径のお鍋、ちょっと煮物をするときには、中くらいのお鍋というように使えます。


我が家はご飯を炊くときには、鍋をコンロにかけてガス火で炊きますが、鍋帽子を使うと加熱時間を短くすることができます。火をかけ続けるほうが出来上がりは速いのですが、急いでいないときには、火をかける時間を短くして鍋帽子で美味しくご飯を炊くことができます。



・好きなデザインを選べる

手作りすれば、好みの柄や色の布地をえらべます。保温調理中、ドーンとテーブルやキッチンの真ん中にあれば、かなりの存在感になるので、好きな色柄を選べるのは結構重要です。


・使っていないときはコンパクトに収納できる

鍋帽子は、たっぷり綿が入っているので、結構なボリュームがあります。だから、小さくおりたたんで引き出しに、というわけにはいきません。とはいえ、保温調理鍋や電気鍋に比べたら、ずっと小さなスペースに収納できます。もちろん、軽いので、S字フックに吊るしたりして収納することもできます。

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私は、吊り戸棚の隙間に突っ込んでいます。あまり狭いところだと、せっかくのふわふわの綿が潰れてしまうので、よくないのですけれど。


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「鍋帽子®を作る会」で鍋帽子を手作り。

我が家の台所に欠かせない鍋帽子。欠点は、布製なので耐用年数が短いこと。
我が家の3代目の鍋帽子が4年ほど使い、かなりくたびれてきてしまったので、今回、最寄(友の会の集まり)で「鍋帽子を作る会」と称して有志を集め、手作りすることになりました。



好きな布地と中に入れる化繊綿を用意。私は、以前テーブルクロスとして使っていた厚手の木綿布をリメイクすることにしました。



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生地の量がギリギリ。底に敷くお座布団の部分は円形2枚必要なのですが、この形を接いで、なんとか作りました。



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縫うところは宿題です。




こちらの本には、型紙や作り方、そして鍋帽子を使った料理のレシピも載っています。

本には、普通の鍋帽子の作り方のほか、片手鍋にも使える鍋帽子や、もっと簡単に作れる大きい四角い座布団のような鍋帽子の作り方も載っています。

とはいえ、お裁縫が苦手な私。一人ではなかなか取りかかれませんが、教えていただきながら一緒に作ることならなんとか着手できた次第です。

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公民館を借りて、ベテラン会員に手取り足とりおしえてもらいながら、




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みなで「マイ鍋帽子作り」に励みます。むこうに見えているポリバケツは、鍋帽子の成型につかうと便利。



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綿を置いて入れるところは少しコツがいります。



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で、私の鍋帽子がようやくできました!




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座布団は接いだ跡が。柄合わせをするほども生地が余っていませんでした。




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右が旧鍋帽子、左が新しい鍋帽子の本体。








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右が旧鍋帽子、左が新しい鍋帽子の座布団。こうしてみると、明らかにへたっていました。




鍋帽子でカレー作り


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さっそく、毎日活躍しています。先週は、今秋はじめてのおでんを作りました^^

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週末はカレーです。我が家の定番料理。



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朝、朝食の用意をしながら玉ねぎを茶色に炒めて




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昨日までに切ってあった野菜を投入。この日は人参、じゃがいもの定番野菜のほかに大根。その他にも、セロリやサツマイモ、レンコン、ナス、かぼちゃなど。冷蔵庫に残っている野菜を適当に入れれば、週末の買い出し前の冷蔵庫整理にもなります。




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野菜と肉を軽く炒めて分量の水をいれ、沸騰したら、



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台所の横に置いて





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帰宅まで放置。



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帰ってきたら、野菜がこっくりと煮えているので、


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あとはルーを入れて調味すれば出来上がり。ルーは無添加の生活クラブ生協のルーが気に入っています。




「保温」にも使えるのが、地味に便利な鍋帽子


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我が家では、お鍋でご飯を炊くので、遅く帰宅した家族のためにご飯を鍋帽子に入れて保温しておくことが多いです。

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また、焦げ付きやすいカレーなどを食べたあと保温しておくのも便利です。長い時間空くなら再度に火かける必要がありますが、1、2時間ほどなら、鍋帽子に保温したものを温め直さずに食べてもらうこともできます。

鍋帽子を作ってみませんか?

本には、詳しい作り方が掲載されています。手先が器用な人はぜひチャレンジしてみてください。
また、(公財)全国友の会振興財団では、通販も可能です(ポチッと購入というわけにはいきませんが)。

* (公財)全国友の会振興財団
* TEL:03-3971-9359(火・金 10~16時)
* FAX:03-3971-5768
* メール:info@zentomo.or.jp