自分のもちものはなるべく少なく、そして管理の手間もなるべく簡単に。
お金の話をすると、「お金を稼ぐ」「お金持ちになる」「お金を貯める」に話がふれがちですが、私の場合はそれよりもまず「管理する」ことに重点を置いています。稼いでも管理できないと失い、貯めても有効に使わなければ意味がないと考えています。それにはまず「管理する」ことが大切。
暮らしのシンプル化をするにあたって、銀行口座や所持するサービスカード、クレジットカードなども整理していきました。
現在、財布に入っているのは、これだけ。
・銀行カード 2枚
・電車のカード(クレジット機能・ポイント機能付き)
・クレジットカード
・保険証
・免許証
・子どもの電車プリペイドカード
・QUOカード
・お守り
書き出すと、結構多いですね...
銀行は1社に、クレジットカードは1枚にまとめたい、と常々思っていましたが、やはり家族5人となるとそういうわけにもいきません。学校や塾や生協が口座指定のことがよくあるからです。ちなみに、子どもの習い事と学校関係で、最低5つ、別の口座が必要なのです。
ポイントカードは、「エメラルド STACIA PiTaPaカード」だけに。
銀行は、上記の理由で複数所有していますが、普段出し入れのある金融機関は2つなのでそのカードを持ち歩いています。
いつも持ち歩くお財布がコンパクトだと、
お金が貯まらない、とか
二つ折り財布はよくない とか
世間ではいろいろ言われていますね。
スーパーで並んで待っている時、他の人のお財布を見ると、
大きい財布を持っている人、黄色い財布を持っている人、ポケットから小銭を出す人、ブランドものの財布を持っている人、ブタ財布(ブタのように太っている財布)を持っている人、いろいろ見かけます。
お財布を見れば、その人の金銭感覚やお金の使い方もわかりそうです。
管理できるお財布の選び方
私は、お金を簡単に管理するために、お財布を常にこのように保つよう心がけています。
薄い財布
大きすぎ、分厚すぎの財布は、私には到底管理しきれません。
個人的には、お財布も小さいほうが管理がしやすくて良いと思っています。
レシートは、なるべくその日のうちに家計簿に記帳します。スーパーでレジを打ってもらった後すぐ、スマホの家計簿にすぐ記帳したい。もしそれが無理なら、当日中にはお財布のレシートは空にしたい。
基本、暮らしは忙しく、家計簿をつけるのに時間を使いたくないので、未記帳のレシートが少しでもたまるとそれをまとめて記帳する時間がなかなか取れません。なるべくその都度、その日に家計簿に記帳することにしています。
帰宅した時点でまだ記帳できなかった時には、とりあえず財布からレシートを抜いて、スマホを置く定位置に置いておきます。他の家事をしてパッと手が空いた時、未記帳のレシートがあれば1枚でも記帳します。
小さい財布
「財布はお金の住まい」として、紙幣を丁寧にあつかうために二つ折りのお財布はよくないと聞いたことがあります。
もちろん、長財布のほうが綺麗にお札を収納できるのは間違いありません。ぱっと開いた時も、長財布のほうが中身が把握しやすそうです。
私の場合は、ポケット代わりにいつも持ち歩いているポーチが小さいこと、そしていつも持ち歩く荷物をなるべく軽くしたいことから、お財布は二つ折りのものを選びました。ポーチが大きいものになれば、もしかしたら次買う時は長財布になることもあるかもしれません、という程度のこだわりです。軽い長財布があったらいいな。
お金をたくさん入れない
「お金をたくさん入れておくと呼び水になってたくさんたまる」というのも聞いたことがあります。でも、私の場合、それだと所持金を把握するのが大変そう。最近は現金で決済するケースも少ないので、それほど多く入れる必要はありません。
ただ、私の場合は、日常的に個人商店でよく買い物をするので、そういうお店ではやはり現金決済。逆に紙幣を多く入れていたら、所持金を把握できないばかりでなく、使いすぎてしまいそうです。
簡単に所持金を管理するには、現金はなるべく少ないほうが都合がよいのです。
コインは同じ種類を5枚以上入れない
1円玉、10円玉、100円玉が5枚とか、5円、50円、500円玉が2枚以上にならないようにしています。理由は、紙幣をたくさん持たないのと同じ理由で、数えるのが大変だから。あと、コインの場合は重くなるのも嫌ですね。
とはいえ、お金を清算する場面も主婦ならあります。子どもが学校に行っていれば、学級費などを現金で持参することもあります。そういう時のために、家には小銭専用の小さいポーチを置き、ある程度の小銭を常備することにしています。
小銭入れにしているポーチは30年ほど前、母からイタリア旅行のお土産にもらったもの。アクセサリー入れやカード入れなどいろいろな使い方をしていましたが、現在は小銭入れ。家に置いておき、持ち歩きません。
友の会の集まりの時は、現金で材料費などを清算することも多いので、このがま口ごと持参するようにしています(たまに忘れる汗)
高すぎるお財布は持たない
高級ブランドは私の暮らしにそぐいません。そういう生活をしていないし、あまりブランドを前面に押し出しているデザインも好きではありません。
「高いお財布を持つとリッチになる」みたいなこともきいたことがあります。お金がある人は、収入があるから高いお財布を買う人もいるでしょうけど、そもそもお金がない人が高いお財布にお金を使えば、よりお財布の中身が貧しくなってしまいますね。「高いお財布を持つとリッチになる」のは間違いで、「リッチだから高い財布を持つ」なら納得なのですが。
毎年お財布を買い換えない
一種の迷信かもしれませんが、「お財布を綺麗に保つ」というのも聞いたことがあります。さらには、毎年お財布を買い換えると良い、というのも。
綺麗ってなんでしょうか。真新しいということでしょうか。いつも磨かれているということでしょうか。不要なものが入っていないということでしょうか。
私は、毎年買い換えるよりも、できるだけ長く使って相棒のようにいつも一緒にいて、愛着を育てるほうが性に合っていそうです。その代わり、不要なものは持ち歩かない。まあ、これは個人的好みですね。ただ、何年も使えるものを1年で買い替るれば、それだけ出費も当然増えますね。
私がいま使っているお財布はヌメ革。
だんだん味の出て来る素材が好きなのです。このお財布もかなり年季が入ってきました。以前使っていたお財布はcoachのもので20年近く使いました。
だんだん色が濃くなってきています。
本当は黒が好きなのですが、バッグが黒なので、くらいバッグの中でも探しやすいように黒でないお財布にしました。
番外編、夫の財布
夫もブランドには一切無頓着。そんな夫も独自でお財布のこだわりがあります。そんな夫は、こちらの工房で特注したお財布を使っています。キーケースなども特注しています。
一つ一つ、お財布の機能やデザインの要望を聞いてくれ、職人さんが手作り。世界で一点しかない財布。