筑前煮のような、「ハードルの高い」レシピは、時間があるときに、作業を小分けにします。
買ってきた日は泥を洗うだけ、次は、青菜を茹でるついでにこんにゃく茹でるだけ、また次は鶏肉と野菜を切るだけ、など。
冷蔵庫の中は、今週中に食べる「出来上がり待ち」の材料がたくさん。
昨日は、午前中幼稚園の行事があり、仕事を休んでいたので、おでんの下ごしらえ。こんにゃくと大根、卵は下茹で済み。そうそう、じゃがいもも下茹でを忘れずに。一度、下茹でして、冷蔵庫で冷やしたじゃがいもは、煮崩れてぼろぼろにならないのです。
私は実家が神奈川で、大阪に嫁ぎましたが、おでんの具が結構違うので、驚きました。実家では、昆布、カツオだしと、茹でタコなどをいれていましたが、関西では、牛すじを入れるのが普通なんです。
おでんだしの作り方(おでん材料2kg)
だし 10カップ
醤油 大5
砂糖 大2
塩 大1
酒 大4
シンプルだけど、友の会で習った黄金のレシピです。
もちろんだしは、昆布+かつおでも。我が家は、昆布+いりこの粉末。
だしを取らずに、いりこ粉末を振り入れるだけ。
材料はイワシだけ。
顆粒だしとちがい、いりこは水に溶けないので、若干ざらざらが残ります。
以前は、普通のいりこを使っていたけど、はらわたと頭をとるのが面倒だし、いりこだと子どもが食べてくれません。粉末なら、知らない間に口に入るから、いりこの栄養もそのままとれるので、重宝しています。
以前、いりこのはらわたと頭ととったものと、単位重量の価格を計算したら、ほとんど変わりませんでした。
結婚するまで、牛すじを食べたことがなかったけど、ほんとうに濃厚なだしが出ます。カツオだしは負けてしまいそうだから、私はいりこを入れます。
いりこと牛すじのダシは濃厚なので、具材は、練り物は少なめにして、こんにゃくや大根、お豆腐など、あっさりとした具だけでもとても美味しい。
関西では、おでんは関東煮(かんとだき)といって、貧乏人が食べるメニュー、なんて関西出身の夫はお江戸への対抗意識バリバリなことを平気で言います 怒
でも、美味しい牛すじいりおでんに免じて、許してあげよう。
練り物は、添加物が多くて、ハムやソーセージとともに、市販のものはあまり子どもたちに食べさせたくない食品の一つ。生協や宅配にある、無添加の練り物は、おいしいけど馬鹿高い。それで作ると、おでんはもはや貧乏人メニューでなく、肉より高いかもしれない高級メニューになってしまいます。
牛すじは、おでんを安く美味しく仕上げる救いの神。
当日より次の日のほうが美味しいから、あとは鍋帽子やストーブの上でじんわり加熱して、食べるのは翌日のお楽しみです。
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