やりたくないこと、好きじゃない事を好きになるのは不可能です。
たとえば、私は掃除が苦手なんですが、掃除が苦手な自分が掃除好きになることは難しい。
掃除は苦手だけど部屋はキレイにしたい。
人がなにかやりたいと思うときは、
「もしそれをやったら何か達成できる」とか「それをやったらなにかが手に入る」って思える、目標のあるとき。
だから、やりたくないことをやるだけでもこれをやった後で何か期待できることがあると、感じさせればいいんです。
例えば、掃除が苦手なら、「掃除した後のきもちいい部屋の状態を想像する」ということをモチベーションにすればいい。
そして、苦手なら、なるべく手間と時間をかけずに目的の状態「=きれいな部屋」になるように考える。
そのためには、いろいろな方法があるんです。
・それがそもそも問題なのか考える
ーその必要があるのか?
まず、ここが一番大事。
思い込みで、やらなくていいことを慣習やさも大切なことのようにやり続けていませんか?
これでだいぶ必要性の高いものは少なくなるはず。
例えば、私は部屋をすっきりさせておきたいし出しているものにかぶったホコリを掃除するのが嫌なので、からなるべくものは出しっぱなしにしません。
でも、たくさんのものが出ていても、すぐに取り出せる使い勝手を優先したいなら、すっきり見せる必要もないですよね。
・問題の原因を考える
ーものを持ちすぎていて管理できていない
ー子どものものや夫のものがリビングにまであふれてしまう
ー置き場所がきまっていない
ーつかったものを片付ける習慣がない
ー収納しているところにいくのが面倒でつい出しっぱなしになってしまう
・問題が起こる原因を排除する
ーものを持たない
ー散らかりやすい場所を制限する
ーものの置き場所をきめる
ー使ったら元に戻すをこころがける
ー戻せなかったら置き場所を変えてみる
のはもちろん、
・家族や外部委託業者、機械などに頼る
など、解決方法はいろいろあるはず。
家事は、自分の家のこと。
解決方法は、家それぞれで違うから、自分で決めればそれでよし!
時短家事のキモは、仕組みが8割。
会社で仕事をテキパキと効率的にこなす人も、家に帰ると意外と家事は親がやっていたままをそのままなんとなく真似てやっている。。。という人も結構多いみたい。
もちろん、お母さんがやっていた方法も、それなりに効率的だったのかもしれません。
でも、その時とは、間取りも家族構成も、持ち物の量も違うわけです。そのままでなく、我が家にもっといいやり方があるはず。
家事も、仕事と同じで、なんとなくこなす場合と、簡単に終わる仕組みを考えた場合とでは、かける時間も満足度も変わってきます。
私の感覚だと、ラクになる仕組みを取り入れるだけで8割は負担が軽減されます。残りの2割は、技術の向上でしょうか。
すっきり暮らすための家事の仕組みづくり
現在発売されている「すっきり暮らすための家事の仕組みづくり」に、掲載していただいています。
最近の主婦向け雑誌や家事をテーマにしている本のトレンドは、「時短」や「ラク」がキーワードのものが多いみたい。
一昔前は、「丁寧」や「豪華」がテーマのものが多く、息苦しさを感じていたことも。
でも、「時短」や「ラク」が、決して丁寧さに欠けたり、手抜きになったり、ましてや家事に時間をかけないことで家族に愛情が伝わらない…ということはありませんので、ご安心ください。
「すっきり暮らすための家事の仕組みづくり」では、多くの例がサンプルとして取り上げられているので、家族構成や苦手なこと、家の間取りや収納量なども含めてどこかしら参考になるはず。