過酷な(?)家事をこなす日々だけど、私は手荒れとはほぼ無縁です。
週末の台所掃除で、強力な脱脂作用がある「炭酸ソーダ」を使う時も素手(推奨しません)。
炭酸ソーダを使った後だけ、ハンドクリーム代わりのオイルを塗る程度です。
「手荒れに悩んでいる」人は主婦ならよく見かけます。
多くの方は、食器を洗う時に手袋をしたり、水仕事のあとハンドクリームを使ったりしているんではないでしょうか。
手が荒れる原因は食器洗い以外にも
日常「これはゼッタイ手が荒れる」という動作が、食器洗いのほかにも数多くあります。たとえば、以下のようなとき。
調理のとき
トイレの後や帰宅時に手洗いした後はハンドクリームを使えるけど、調理のときは食べ物に付着してしまうから、ハンドクリームは使えません。
洗濯物を干すとき
洗濯物を干すときって、素手で濡れた洗濯ものを扱います。衣類を伸ばしたり広げたりするとき、必ず指先と濡れた衣類の繊維がこすれます。摩擦で、手が荒れるほか、洗剤が残留していると、その成分で余計に手が荒れてしまいます。
髪の毛を洗うとき
シャンプーの主成分は、合成の界面活性剤。強度はちがえど、台所用洗剤と基本的には同じです。髪を洗うときは、地肌をマッサージしたり、髪のキューティクルと触れ合って多数の摩擦が生じます。
ゴム手袋で荒れる
炊事用の手袋の成分で皮膚が弱い人が荒れることがあります。私がそうです。体質は年齢とともに変化するので、「昔は大丈夫だった」けど、最近急に荒れるようになった、という場合は体質の変化を疑ってもいいかも。
手荒れに悩まない!予防策
手荒れの原因は、乾燥だけではなく、化学物質(洗剤など)との接触や、摩擦によっても起こります。
手袋を替えてみる
炊事用のゴム手袋で荒れているのを気づかずにいた私。現在愛用中の手袋をつかいはじめてから、手荒れ知らずです。友人から勧められて使ってみたのですが、フィット感が絶妙で、指先が自由に動き、家事を妨げません。また、フィットしすぎて脱ぎにくいこともなく、するっと外すことができます。この手袋を知ってから、手袋はこれ一筋です。サイズは、S、M、Lとあり、足のサイズが24.5の私はMサイズが丁度良いです。
事前にハンドクリームを塗る
水仕事をした後でハンドクリームを塗るのが一般的だと思いますが、予防のため、水仕事をする前にハンドクリームを塗ります。クリームの油分が、水を適度に弾いて、過剰な荒れを予防します。洗濯物を干す前などに、試してみてください(ただ、ハンドクリームが洗濯物についている、ということにはなります)。
私は、太白ごま油をキュアリング(美容用に精製)したものをハンドクリームとして使っています。ふだんの料理やお菓子作り、揚げ物などにも使っている油なので、口に入っても安心です。
私より炊事をしていないのに、手荒れがひどい夫。
会社のトイレにおいてあるハンドソープが原因と思われます。夫は、冬になると、指先がカサカサしてくるのが悩みでした。
以前、いつも雑貨を購入する楽天24さんのサンプルをいただき、大変「効いた」ハンドクリーム。今年も夫のためにリピート購入しました。尿素成分が入っているハンドクリームで、有効成分に尿素が入っているものがありますね。普通は10%程度なのですが、こちらは尿素20%。かなり濃厚な尿素のおかげか、数回使ったら、とても手肌が滑らかになります。私はかかとに使っていますが、とてもツルツルになります。
洗剤やシャンプーを替えてみる
ふだん、手袋なしで食器の片付けをしてもほとんど手荒れしない私ですが、夫の実家に泊まりに行くと、一晩で手がガサガサになります。食洗機がないせいもありますが、台所の中性洗剤のせいです。
食器の下洗いには、アクリルたわしを使っていて、洗剤は使いません。食洗機に入れない時も、アクリルたわしひとつ。よっぽど油汚れがひどい時には、ウエスで拭いてから、アクリルたわし。
シンクには、固形の純石鹸もおいていて、アクリルたわしに油がついたら固形の純石鹸でアクリルたわしを洗います。そのおかげか、お湯は使いますが、手はほとんど荒れません。
シャンプーもかなり脱脂力が強いです。石鹸系なら、荒れが低減されます。
私が現在使用しているシャンプーはこれ。お風呂にポンプをおいていて、シャンプー以外にも、お掃除や洗濯の部分洗いなどにも使っています。
荒れる元を断たないで、優れたハンドクリームを買っても、結局は焼け石に水。原因を探して、ひとつひとつ検証してみたら、効果的です。