私がメインで使っている掃除機は、マキタのコードレスクリーナー。
これを買ってから、お掃除に対する意識が変わりました。
「コードがない」
「軽い」
それだけで、掃除が「面倒臭い」ものから、「さっと気持ちよくできる」ものに変わりました。
コードがないから、さっと始められる。
コードの抜き差しがないから、部屋の移動もラクラク。
軽いから、小さな子どもでも自分で掃除できる。
すぐにできるから、簡単に家族がお手伝いしてくれる。
掃除機がけが面倒と思っているあなた。
もしかして、
「掃除機がけが面倒」
なのではなく、
「掃除機を組み立てるのが面倒」
「コードの抜き差しや巻き取りが面倒」
なだけかもしれませんよ?
少なくとも、コードレス掃除機にすると、組み立てやコードの扱いがなくなるおかげで、掃除に対するハードルはぐっと下がります。
コードレス掃除機の買い替えを検討中。その理由は?
コードレス掃除機を使い始めて7年目。ほぼ毎日使っていましたが、最近、充電バッテリーの減りが急速に早くなり、買い替えを検討中です。
マキタはバッテリーと本体が別になっていて、使うときにバッテリーを抜き差しする形状なので、へたったバッテリーだけを買い換えるという選択肢もあります。
でも、もうすこし吸引力があるコードレスクリーナーにしたいなと思っているのです。
普段の掃除は今あるマキタで十分なのですが、実は我が家にはもう一台ナショナルのコードのある普通の紙パック式の掃除機があるのです。
というのも、マキタでは力不足に思うことが数回あったから。
例えば、ガラスを落として割ってしまったとき。
掃除機で小さい破片をガリガリと吸うのですが、大きめのものは吸引力不足のため無理。子ども達は暖かい季節は素足で床を歩くので、足の裏にガラスが刺さったら怖いと、大きい掃除機を出して来ました。
また、小石も無理でした。
家に小石!?とびっくりされる方もいると思いますが、子どもが野球やサッカーをやっていたら、床が砂でザラザラになるのは日常茶飯事。さっと取り出せるマキタで、もちろん子ども自身で掃除してもらうのですが、砂ではなく少し大きい小石などはやはり吸ってくれませんでした。
とはいえ、野球をやっている次男は中学生になり、さすがに小石を家の中まで持ってくることも少なくなり、また三男は体育館でするバスケをしているので、以前よりずっと床が汚れることは減りました。だから、今は小石のことは考えなくて良さそうです。
週末に掃除するとき、夫が家にいるときは掃除の時間に掃除機を担当してくれることが多いのですが、夫はコードレスのマキタの吸引力が不満だそうで、大きい掃除機を出してきます。
我が家のリビングは畳なので、確かに畳の目に入り込んだ見えないゴミやダニまでは、今持っているマキタでは吸いきれていない感じもします。
実は、私の勤務している会社では、ダイソンを使っています。
会社で使っているのは、dyson V7 Animalpro。ペットの毛も根こそぎ吸い取ることができるというネーミング?
会社の掃除機をダイソンに買い替えた直後、その吸引力にびっくりしたのを覚えています。
会社の床は、カーペット敷きの部分がメインなのですが、ダイソンで掃除機を始めてから、見えないゴミがとれるわ取れるわ。1ヶ月ぐらい、見えないゴミがずっと取れ続けていました。
ダイソンは、吸引力が強いというよりも、ヘッドの部分の構造が、カーペットの内部の汚れまで掻き出すような構造なのです。
ダイソンに買い換える前の、大きくて不便な、コードつきの掃除機は、一体何を吸っていたんだろう、というくらい。
ダイソンが「他のどの掃除機よりもカーペットから確実にゴミを吸い取ります。」と謳っているのは、あながち嘘ではないと感じています。
家でマキタを使っていて、マキタ万歳!と思っていたけど、ゴミを吸い取る力では、ダイソンの方が優っていると感じました。
他にも、コードレス掃除機は色々あります。
ただ、掃除するまでに組み立てないといけないものや大きすぎるもの、機能が複雑すぎるものは除外です。
とりあえず、今回は、使い勝手の良いマキタと、会社で使っている働きもののダイソンを比べてみることにします。
ダイソンとマキタを比較してみた!
会社で使っているダイソン、家でも試してみたい。上司に冗談交じりに相談すると、あっさりOK。週末に貸してもらえることになりました。
どちらがいいか比較しているほかの方のブログ記事は参考になります。とはいえ、「こういう条件で迷って結局こちらを選んだけど正解」というような、実際は両方は使っていない記事がほとんど。そして、本当に比較しているものは、どこかの会社がスポンサーになっていたりして、あまり参考にならない場合もある。
自分が実際に使い、比較してみたかったんです。
大きさや価格、デザインなどのスペックは、ほかのサイトでもわかるので、その辺りの比較は今回は割愛です。「家の床に落ちたものをどれだけスムーズに吸えるか」という部分に焦点を当てます。
比較する機種はこちら。
私が持っているマキタは、さらに吸引力最上位機種(使用中のものより吸引仕事率は倍以上)ではないこと。そして、ダイソンも、これよりも「110%吸引力がある」と言う上位機種があること。それをご理解した上で、以下の比較記事をお読みください。
いよいよ比較実験です。
顆粒状の粒子を吸い込んでみた
床材は無垢のヒノキのフローリング。
ゴミは、小麦粉か何かを撒きたかったのですが、会社の掃除機を汚すのもよろしくないので、ここは我が家にある酸素系漂白剤を使ってみました。酸素系漂白剤の粒子は、小さい顆粒状です。
1往復してみました。あれ、マキタ、全然吸わない・・・
と思ったら、ゴミを溜める容器がいっぱいになってしまっていました。マキタはゴミが溜まっていたら、吸引力がガクッと落ちてしまうんです。(この点は面倒だと感じたことはありません。)
マキタのゴミをさっと捨てて、再び洗剤を床に撒いて実験再開。
1往復後。
左がマキタ、右がダイソン。どちらも綺麗になっています。
でも、床の継ぎ目をよくみてみると、(無垢材のフローリングなので、冬は継ぎ目が少し開くのです)
マキタの方が床の溝に白いものが残っているのに対し、
ダイソンの方は溝の間まで綺麗になっています。
床材の表面は、どちらも綺麗になっていましたが、床材の下まで入り込んだゴミを取るは、ダイソンの勝ち。
また、ダイソンの方がヘッドの幅が広いので、少ない動作で広い部分を掃除できますね。
4往復ほどすると、マキタも溝まで綺麗に取れました。
でも、できるなら1往復でも綺麗にしたいです。さっと、そして綺麗にしたいなら、ダイソンですね。
とはいえ、吸っているのではなく、ヘッドのブラシがジャリジャリと高速で回転して掻き出している感じがしました。
会社のこのダイソンだと、畳や柔らかい素材の床材を痛めてしまいそうで、使いたくないです。
(こちらのダイソンは、主にカーペットや絨毯向きのヘッド。フローリングにはより適した別のヘッドがあります)
大きめの粒を吸ってみた。
次に試してみたのは、もう少し大きな粒。乾燥大豆を使います。実は、この実験の少し前、節分だったので、その時余った炒り大豆があったんですね。
食べ物を粗末にするのはいただけないのですが、数粒ほどお許しください。(本当は小石で試したかったのですが、会社の室内用の掃除機なので…)
こちらは、マキタの方がさっと吸えました。
というのも、ダイソンはその吸引力故、ヘッドが床にぴったりとくっついて、豆を吸おうにもコロコロ転がるばかり。
ダイソンのヘッドは自走式なので、前後に動かすぶんにはそれほど力はいらないのです。でも、横に動かしたり、持ち上げたりするのには、ヘッドは結構重たい。掃除機を一旦止めて(スイッチ入れたままだと床に張り付いているので)豆のために「やっ」と力を入れてヘッドをあげて、転がった豆を追いかけて行って捕まえる、という感じでした。ヘッドの全面に隙間がないので、吸引力はアップ。その代わり、大きなゴミはヘッドの下に行かないようになっているんですね。
マキタは、ヘッドが軽いので、さっと豆を捉えることができました。まあ、これは、私が普段マキタを使っているから、「こういうものを吸うときにはこれぐらいヘッドを上げる」というのが、マキタでは慣れているためと思われます。逆に、マキタの軽さに慣れていると、ダイソンのヘッドの取り回しはかなり重く感じられて、慣れるまで時間がかかりそうだと思いました。
また、今回は炒り大豆でしたが、これを小石やガラスの破片など、より密度の高いものだと、どうなんでしょう。より吸えるダイソンの方が、良いのかもしれません。ただ、これをそのヘッドで吸ったら、回転するブラシでガラスや小石が床にあたって床が傷だらけになるでしょう。少し手間ですが、大きめで硬いゴミは、別のパーツであらかじめ吸っておくべきだと思います。
この記事のマキタはこちら。
この記事のダイソンはこちら。
こちらはマキタの最上位機種。
もし、マキタを買うなら、絶対こちら18Vのものをお勧めします。
長くなりそうなので、明日に続きます。