愛用のお鍋はクリステル。
クリステルといえば、取っ手が取り外せて、入れ子でできる高い収納性が特徴のフランスのお鍋。
我が家では、「グラフィット」という型のお鍋が5つあります。
径16、18、20、24cmの深型と26cmの浅型。
http://www.cherryterrace.co.jp/product/cristel/index.php
煮る、炊く、揚げる、茹でる、蒸す。
炒めもの以外はほとんどこれを使って調理します。
重ねられるから省スペース
重ねて収納すれば、鍋1つ分になるから、
モノが多い家ではその高い収納性が効力を発揮するかもしれません。
でも、我が家では、並べて収納しています。
だから、クリステルでなくてもよかったのかもしれません。
それでも、とくにこのお鍋が「重ねて収納できる」以外にも優れているところがたくさんあり、今の所買い替えは検討していません。
高いデザイン性
クリステルの角のあるシャープなデザインが好きです。
出しっぱなしでも、それほどうるさくないのが嬉しい。
シンプルなので、食卓にそのままだしても映えます。
我が家では、冬に食べるお鍋は土鍋でなく、冬はクリステル26cm浅型で調理します。
すき焼きなど、先にお肉を炒める料理でも美味しくできます。
底が多層&適度な重さで扱いやすい
底がアルミをステンレスで挟んだ3層構造なので、均一に熱が伝導して、おいしく調理することができます。保温力にも優れています。
ビタクラフトやフイスラーなど、側面が多層構造の鍋のほうが、調理の面では優れていると思います。
以前、フィスラーを一つもっていました。焦げ付きにくさはフィスラーのほうが上を行きますが、なにせ重いのです。若い時や、小さいお鍋なら良いのですが、我が家は大食感5人家族なので、大きいお鍋が必要です。そろそろ重すぎるお鍋も辛くなってきました。クリステルは、まだその重さを苦と思ったことがありません。
クリステルは、調理のしやすさと、重さのバランスが、今の私にはちょうどいい感じです。
洗いやすい
ハンドルが外せるから、食洗機に入れやすい。我が家は、小さいサイズは食洗機で洗っちゃいます。
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コンロ上でも省スペース
調理中、ハンドルを外せば、ハンドルが他のコンロの邪魔になることはありません。
揚げ物をする時なども、間違ってハンドルに引っ掛けるなんていうことはないので安全です。
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オーブン調理もできる
ハンドルを外せば、本体も、ふたも、オーブン調理ができます。
もちろんハンドルを外すとコンパクトになるので、小さいオーブンにも入れやすい。
我が家では、グラタンやパエリヤの他、オーブンでご飯を炊くこともあります。
ケーキ型にもなるし、パンの型にもなります。
パンの焼き型として。
クリステルのお鍋があるから、ケーキの丸型は断捨離しました。
子どもたちの「ケーキがいっぱい食べたい!」という要望で、
大きさの違うクリステルを二つ使って、2段ケーキを作ることもあります。
26cmのビックケーキ制作
どちらを選ぶ?2種類のクリステル
クリステルは、「グラフィット」と「エル」の2種類あります。
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左から、「グラフィット」「エルのフラット」「エルのドームガラス」のふた。
本体は、「エル」のほうがよりスタイリッシュ。凸凹もなく、洗いやすそうです。
底面積も広いため、熱効率は「エル」のほうがよさそうです。ただ、その分エルのほうが重たい。
「エル」は、フタが全て別売り。収納性の高い、ふらっとなガラスフタか、ドーム型のガラスフタが選べます。
我が家にあるのは、オーソドックスな「グラフィット」タイプ。
フタは、「エル」よりかさばります。
「エル」のフタは使いにくい?
以前、「エル」が日本で発売される前、ドイツを旅行したときに「エル」の前身のフタを購入したことがありました。
そのフタは、「エル」とそっくりな、オールステンレスのフタです。日本で「エル」が発売された当初も、ステンレス製で、あとでガラス製に改良されたようです。
その形状から、確かに収納性は高かったのですが、使い勝手は「グラフィット」のほうが好きでした。
私は、鍋を火にかけている間、何度か中身を見たり、調味料を途中で足すために、何度かフタを開けます。ドイツで買った「エル」前身のフタは、開けるとき必ずハンドルが必要でした。フタがハンドルと接続する取っ手が、鍋の外周から出ているので、必ず熱くなるからです。熱いフタをとるために、いちいちハンドルを付け替えるのが面倒でした。
「エル」のフタは、オールステンレス製から、中央部分がガラスになったので、中の視認性は上がり、随分改善したと思われます。現行の「エル」は使ったことがないので、はっきりとはわかりませんが、私はグラフィットのフタのほうが使いやすいと思いました。
「エル」のフタは、本当に美しいし、フタも収納性が高いんですけどね。これは好みによると思います。
クリステル「グラフィット」フタをバット代わりに
「エル」より少しかさばる「グラフィット」のフタですが(それでもフィスラーよりはかさばらないとおもう)、良いところもあります。
私は、このフタをよくバット代わりに使います。
調理中ではないので、便宜的に果物を置いていますが、こんな風に使います。
フタの上部がフラットなので、ひっくり返しても転びません。フタの厚みの部分に、バット代わりに切った材料を入れていきます。バットを別途用意したり、洗ったりする手間が省けます。どうせ鍋のフタは一度どこかに仮置きするのだから、そのスペースが有効に活用できるのは嬉しいです。この使い方は、炒め煮などをするときには、本当に便利です。
パンの発酵にも使える
重ねられるクリステル。
パンを発酵するとき、ひとまわり大きいサイズのクリステルを重ねて、その間に温水を入れると、パンを発酵するのによい環境を作ることができます。私は、さらに鍋帽子をかぶせて、保温します。
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パンだけでなく、鍋帽子を使った保温調理のときも、ひとまわりおおきい何も入れていないクリステルを重ねるだけで、魔法瓶のように空気の層を作ることで、より高温で保温することができます。
クリステルの隠れた使用法です。
ハンドルとグリップの違い
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クリステルの「ハンドル」は、片手鍋の取っ手のように細長く、グリップは両手鍋の取っ手のように短いタイプ。私は、ハンドルを2つ所持しています。
おそらく、鍋を握る手は左手だけだから、ハンドルは1つで間に合うはずですが、私は調理中にハンドルをどこか置きっぱなしにして、時折探すことがあるので、ねんのためハンドルは2本所持しています。
以前は、グリップも一つ持っていました。使うこともありましたが、引出しから出してきて、取り付けるより、布巾で代用したほうがラクだったので、グリップは断捨離しました。
はじめて揃えるなら「スタータープラス」「デイリーセット」がおすすめ
揃えるなら、「スタータープラス」がおすすめ。
径16、18、20と、バスケット(コランダー)、スチームデッキ(蒸し台)、ハンドルがセットになって、一つ一つ揃えるよりお安いです。わたしも始めはこれを購入し、あとで24cmと26cm浅型を買い足しました。
2人まで、または小さいお子様も含めて3人までなら、こちらのセットでほとんどのものが調理できます。
「エル」シリーズは「デイリーセット」というこちらもお得なセットがあります。
ほかにも、中華鍋、フライパンなどのラインアップもあります。
クリステルの保温調理用カバー。
我が家の鍋帽子がそろそろへたってきているので、こちらを試すか悩ましいところ。
我が家のクリステルは、一番ふるいので19年目。
買うときはちょっと高いかなと思ったけど、表面加工してあるお鍋より長持ちしますし、結局はコスパたかいです。
きちんとお手入れしておらず、まったくピカピカから遠ざかっていますが、それでも毎日大活躍する、使い勝手のよい大好きなお鍋です。
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