cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

家庭料理で伝えたい「味の美しさ」


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我が家の子どもに持たせるお弁当はちっともかわいくありません。


幼稚園の先生からも「おっちゃん弁当」「地味弁」と言われていました。でも、子どもは結構きれいに食べてきてくれます。それは、私の料理の腕が良いからではなく、良い材料が私の腕をカバーしてくれるから。

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お弁当作りで心がけていることは市販の安いハムや冷凍食品、ミートボールなどの加工食品はできるだけ使わないようにすること。



加工食品は、コストを下げるため、安い粗悪な材料を使っているのはよく知られています。味をごまかすため、たくさんの添加物を入れます。重量を増すため、家庭では絶対いれない材料が混ざっています。

子どもたちの健全な体や脳の成長、味覚の育成に、まがい物の食品はそぐわない。

そして、市販品でそだった子どもはその味覚に慣れてしまいます。

買ったコンビニ弁当とお母さんの手作り弁当が同じ味だったら、ちょっとさみしい。

弁当だけでなく、家でも市販の加工食品や合わせ調味料を多用すると、家庭料理の味と外食の味の区別がつかなくなるのは、作り手として、さみしい。


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動物と違い、人間は脳からも味わうと言われますから、おいしそうな見た目も大事。

キャラ弁を否定するわけではありません。食の細い子が、そうすることによって食べてくれるなら、断然アリだと思います。

でも、私はキャラ弁を作るほど、腕も無ければ、見た目に手をかける時間がありません。その時間があるなら、加工品を買わず、ミートボールやシュウマイやお惣菜を手作りしたいと考えます。もちろん、味と見た目、両方できればこの上ないですが。

手作りを盲信しているわけでもありません。近くに良心的な材料で作った加工食品のデリがあったら、利用して手抜きもしたい。

でも、そういう商品は材料が良いだけにやっぱり高い。食べ盛り男子3人にそれを食べさせるほど我が家は余裕なく(>_<)
結局手作りになってしまいます。

外食も楽しいし、買ってきたもので間に合わせるのもたまには悪くない。市販のお菓子も買います。あくまでできる範囲で、無理せずに。

どうしても作れないときには、美味しい味噌汁と、炊きたてのご飯と、納豆と漬けものでもいいじゃない。





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4月からはじめた、「生活クラブ」。
よい食材が、バランスのよい価格で揃うので、断然気に入りました。スーパーで有機のマークが入っているものを探したりする手間もなく、さらに安いです。

加工食品は、基本的に生活クラブに届けてもらっています。



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子どもたちが体を作る成長期の間は、せめて、家の料理だけでも、「美味しい、安全、本物」を心がけて、「安く、豪華に見える」外食や加工食品と、差をつけたいと思います。


「おいしい(美味しい)」とは、

「味が美しい」

と書きます。

「見た目の美しさ」以上に、「味の美しさ」を子どもたちに伝えたいと思います。


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