cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

服のミニマム化は、イマイチな服をなくすことから。


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おふみさんの2冊目の本、
服を減らせば、おしゃれになる」を読みました。

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この本、手に取りたいなと思ったのは、私がモノクロの服が好きという単純な理由。表紙の絵の女の子が可愛い。


おふみさんの手帳の写真以外は、すべて書き下ろしの絵なのですが、その登場する女の子が、とても可愛いのです。
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スレンダーな西洋人でもない、モデルのような体格でもない、等身大の女の子。とっても親近感が湧くと同時に、自分を投影しやすい。(とはいえ、私の場合は年齢も違うし、体格も残念ながら違うのですが)
読み進めていくと、実はこの女の子はおふみさんご自身ということがわかります。




(お友達にモデルを頼んだとありましたが、どうみてもおふみさんご本人に見える↓)
mount-hayashi.hatenablog.com




私は、たくさん持っていた服を減らして、現在は服が15着前後しかないのですが、それでもいくつかビビッときた部分、アイテムを減らすのに役立ちそうな部分がありましたのでピックアップします。

丸首カーディガンは使える

・前を閉じればセーター
・開ければ丸首の羽織に
・折り込めばVネック風に

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この、「織り込んでVネック風」は私もやっているので、妙に共感持てました。確かに、前開きの服だと、さらにシルエットのバリエーションふえますね。



春秋用と冬用を共用にするため、薄手でボリュームのあるストールを選ぶ

ふーん、なるほど。
私は、カシミアのストールしか持っていないので、確かに、4月ぐらい以降だと使うのをちょっとためらいます(秋はOK)。薄手でボリュームのあるストールが欲しくなってしまいました。

無印のオーガニックコットン二重ガーゼストール。きもちよさそう。


「人生における美を意識する時間が長いほうがいい」

「美もへったくれもない色気ゼロの部屋着で夫と過ごす時間が長いってどーなの?」

ここのくだりに、思わず、うんうん、と共感。

おふみさんのように若い人ならともかく、私は四捨五入したらアラフィフです。
いや、むしろ年齢には無関係。
独身ならいくつになっても色気を醸し出していい。
でも、既婚者は、外で色気を振りまく必要は全くないと思います。
むしろ、そういうのははしたない気がします(思いっきり主観)。
夫以外の人の前で、女である必要があるのでしょうか。



「大草原の小さな家」の主人公、ローラのお母さん、キャロライン。いつも髪を束ねているけど、寝る前だけフサッと長い髪を下ろすのが、いいなぁ、とこどもながらに思いましたっけ。


いえ、色気のある下着や部屋着を着るというわけではありません。
人からよく見えることに意識しすぎるより、家の時間を大切にすることが、本当の豊かさなんじゃないかと思っています。リラックスしつつも、心地よい室内着は、たしかに家での時間を贅沢にしてくれます。



「学生時代にかけられたバリエーションの呪い」

ここで、この本の本質であろう「バリエーションを意識しすぎて微妙なコーデで出かけると、1日のテンションが下がる」ことが書かれています。

これは、以前よんだ本「服を買うなら、捨てなさい」にも書かれていたこと。

私の場合は、微妙なコーデをさけるため、結局ずっと登場しない服がたくさんあり、ベストコーデだけ残したら、服がぐっと減りました。

www.cozy-nest.net

微妙なコーディネートにしか登場しない服、不要です。




「少数精鋭を着倒してアップデートしていく」

毎年の流行をきっちり分析している、おしゃれなおふみさんならではの発想。私は流行をあまり意識したことがないので、かなり野暮ったい(おふみさんの言葉でいうと「もさい」)かっこうしているんだろうなあと思います。

でも、服が少なければ、毎シーズンが終わると、服が傷むので、買いかえることになります。シーズンのはじめには、服を数枚新調。今シーズンはどれを買おう?買い物も、前向きな気持ちでできるし、流行を追うなら、いつも新しい服を着ることができますね。流行を追いたい人こそ、「少数精鋭を着倒す」のが正解です。

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ストイックなクローゼットの絵。いいなぁ。
ちょっとブレてしまいました。



1 in 1 out で定量を保つ

「一つ使ったら一つ手放す」整理の基本です。

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買うことについては雑誌やスタイリストさんの本で学べますが、増やさないことって、意識しないと学ぶ機会がありません。
そうして増殖した服であふれかえっているクローゼットで悩んでいる人がたくさんいます。


お洋服の整理のしかたがわからない人、クローゼットの整理に悩む人。
おふみさんの洋服の整理のセオリーを読んで、ぜひ実践してみてください。きっと、自分軸のおしゃれの法則と、整理の方法の突破口が見つかるはず。


おふみさん、進化中!

おふみさんの一冊目の本も読みました。
この2冊目の本は、それに比べ、おふみさんの「進化」が感じ取ることができました。

・絵が、愛情を持ってさらにていねいに書かれている。わたしはおふみさんの温かみのある絵がすきです。


・「服の制服化」を、ポリシーを持ち、実践している。
1冊目のおふみさんの本は、「断捨離したい」「シンプルな暮らしになりたい」という内容でした。そこから、きちんと、やりたい方向に向かって、着実に実践されています。





情報を読んだだけで、わかったようになり、結局何もできていないことってあります。ダイエット本をよんだだけでもうダイエットしちゃったような気持ちになるのと同じ。
でも、そこから一歩踏み出して、手足を動かし、より心地よい状態にもっていくために「実践する」ことが大切。
おふみさんは、この本で、すでに実践者であることを証明してくれ、そして読者にも「実践する」勇気をもたせてくれます。


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