愛用しているミシンは、古い足踏みミシン。
古いですが、とっても使い心地がよく、今も現役です。
そのミシン、ベルトが壊れてしまいました。
三男が習っているバスケで、厚手の雑巾が必要になり、久しぶりにミシンを使おうと思ったら、
革のベルトが切れていました。
きっと、三男か次男のしわざです。たまに、足踏み部分を踏んであそんでいたのを見たことがありました。。。
いつもミシンのメンテをお願いしているミシン屋さんに修理をお願いしようと思ったけど、ベルト交換ぐらいならできるんじゃない?ミシンという、精密機械ではありますが、何しろ昔のもの。アナログなら、自分でなんとか直せそうです。
ダメ元で、すこし大きい手芸屋さんをのぞいてみたら、なんと足踏みミシン用のベルトが売っているではありませんか。
しかも、3種類も置いていました。2種類は工業用ミシン用、1つは家庭用。
とってもニッチな需要を満たしてくらて手芸店に感謝!
売っているということは、自分で直せるということ。早速、トライしてみることにしました。
ど素人が、ミシンの革ベルトの交換に挑戦。
まず、用意するもの。
革のベルト。1000円程でした。
必要な道具は、ペンチと目打ち。
目打ちというのは、手芸道具なんですが、我が家にはなかったので、台所に常備しているキリを使うことに。(カセットコンロなどのガスボンベの穴を開けるためにキッチンに置いているのです)
まず、ミシンにベルトを通してから、必要な長さを見つけます。
革のベルトがたるまないように、ベルトの両端を合わせて、金具の付いていないほうに印をつけて、
ちょうど良い長さにラジオペンチでカットします。
付いている金具は、大きいホチキスの芯のような形。
ここで、きちんとベルトを通さないと、長さが測れません。私は、1回目は一箇所通すのを忘れて、一度測り直しました。
カットした後、目打ちで金具の付いていない方のベルトの中心に穴を開けます。
キリが太すぎて、ベルトが横から切れてしまわないか焦りましたがなんとかできました。
目打ちがない場合は、釘などを使って打ったほうがきれいに開けられると思います。
開けた穴に、「大きいホチキスのような」金具を通したら、ペンチで外れないようにペンチで締め付けます。
ベルトがたるんでいれば、もうすこしベルトを短く切って再挑戦。ここは一発で決まりました。
早速、縫ってみました。
絶好調です!
持ちものを、永く大切に使いたい。
機械がアナログなので、不器用な私でも、使えるように直すことができました。
とはいえ、このミシンも古いもの。夫の祖母から受け継いだもので、80年ほど前の製品だそう。
ときどき、ミシン屋さんにお願いしてオーバーホールしてもらっています。
結婚してから、安いミシンを一度買ったことがあるけど、全然使い物になりませんでした。
直線縫いしかできないけど、そのあたりは袋縫でカバーできます。
ときどき、このミシンを使うと、昔から日本のクラフトマンシップは優秀だったんだなと思います。
すでに私より長生きの、祖母の形見のミシン。古いけれど、これからも大切に使っていきたいです。
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