新津春子さんの話題の新刊「“世界一"のカリスマ清掃員が教える 掃除は「ついで」にやりなさい!」を読みました。
著者:新津春子さんの経歴
1970年生まれ。家計を助けるため、高校に通いながら清掃の仕事に従事。日本空港テクノ株式会社に入社後、全国ビルクリーニング技能競技会で最年少受賞。羽田空港の清掃を中心に手掛け、どう空港が2013年、2014年と2年連続で「世界一清潔な空港」に選出された功労者のひとりとして活躍。2015年からは「環境マイスター」として、技術指導や知識伝達を中心とし、後輩の育成に当たる。現在500人いる清掃員のリーダー。
“世界一"のカリスマ清掃員が教える 掃除は「ついで」にやりなさい!
その仕事ぶりは、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で取り上げられ、大反響となったそうです。
プロの清掃員が書いた、家庭でも応用できる掃除術
「掃除は「ついで」にやりなさい!」の著者、新津さんは、プロの清掃員。プロの新津さんが、ご自宅でされている掃除方法を、惜しみなく伝授しているのが、この本。
自宅の掃除法というだけあって、難しいことも、手に入れにくい洗剤類なども出てきません。
基本的な、「タオルの持ち方」なんていうページも。あまり意識しないところだけに、すごいなとおもいます。
プロから学ぶ、掃除モチベーションの上げ方
この「ついで」に掃除するという方法は、私も普段から実践していて、本当に時間や労力がかからず、家じゅうがきれいになっていくからゆかいです。
でも、私の場合、時間が忙しすぎたり、疲れすぎたりしてどうしてもできないときがあります。そういうときは、どうすれば?
そのヒントが本の中にありました。
「めんどくさいな、と思ったら、やれるところだけ。ほかは後回しでもOK」
とあるではないですか。
毎日しなきゃいけないと思い込んだり、忙しいめんどうくさい、と思うと、掃除って本当に負担になります。私が掃除が好きじゃないのもこの理由。
でも、本書では、「疲れずに合理的に掃除ができるポイントやコツ」満載で、できるところからマネできる小技がたくさん。私のように、掃除がきらいな人でも、ちょっと掃除してみようかな、と思える良書です。
掃除を心底楽しんでいる新津さんのオーラ
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」のディレクター、築山さんが、本書のあとがきで、新津さんの印象を書かれています。
新津さんはとにかく生き生きとして、清掃を心底楽しんでいる、まるで少女のようでした。わずかな汚れを数十メートル離れた所から見つけ、「あった!」と叫ぶと、嬉々として落としていくのです。
「心を込めないときれいにできないんですね。心とは、自分の優しい気持ち。清掃をするものや使う人を思いやる気持ちです。心を込めればいろいろなことも思いつくし、自分の気持ちのやすらぎができると、人にも幸せをあたえられると思うのね」
どんな仕事も心を込める。
そんな謙虚で清らかな新津さんのオーラが伝わってくる、この本を読み、さっそくいままで磨けていなかったところを磨きたいという衝動にかられました。
ちょっとお掃除する元気がないとき、この本をお守りにしたら、やる気が湧いてきそうです。
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