4年間、ほぼ毎日使っていた愛用の一粒舎のpoachpochett(ポーチポシェット)。
毎日毎日、財布やiPhone、ハンカチなどの必要最低限のものを、服のポケットがわりに入れて持ち歩いていました。
本来、バッグはもっと長い年月使えるものかもしれませんが、何しろほとんど肌皆離さず使っていて、まさしく私のポケットのような存在。バッグというよりは私の服の一部のように使っていました。
4年目に入って、さすがにファスナー部分の縫製がほどけてしまい、修理に出すことにしました。修理は2ヶ月ほどかかるとのこと。
修理中は、別のバッグをかわりにとりあえず購入して使っていたのですが、やはり同様の軽さやコンパクトさは得られず。
そうしているうちに、一粒舎さんより、京都のkitという雑貨屋さんに、「poachpochett」よりもう一回り大きい「floatbag」というバッグを卸した、という連絡をいただきました。
極めて簡素で素材感溢れる雑貨店kit@京都
近いとはいえ、なかなか京都まで行く時間が取れなかったのですが、ようやく日程を調整して京都まで出向きました。
雑貨店「kit」の外観。
残念ながら店内は撮影禁止だったのですが、簡素で素材感のあるものが大好きな私にとっては、外観からは涎垂もの。
「kit」の看板。
他の雑貨類や衣類も素敵なものばかり。
貴重な一粒舎の他のモデルのバッグも、販売していました。
一粒舎のfloatbagを入手
floatbagの外観や大きさはあらかじめ一粒舎のサイトやオーナーの高木さんとのメールのやり取りで確認していたのですが、実際の大きさを手に取ってみて確認してから購入したかったので、(もし、期待していた大きさと違う場合は購入しない)その旨をkitにお伝えした上で、バッグを取り置いていただいていました。
手に取ってみて、素材感や軽さは予想通り。そして、大きさを確認するために手持ちの小物を入れさせていただきました。
実は、今年、愛用の手帳を一回り大きくしたことで、ポーチポシェットに手帳を入れることができなくなり、手帳は別のバッグに入れていたのですが、それも少し不便でした。できたら、今まで使っていたポーチポシェットより少しだけ大きいバッグが欲しかったのです。
そして、手帳を入れてみると、オーダーしたかのようなジャストサイズ!
購入を即決しました。
小型・軽量のfloat bag
大好きな「小型」で「軽量」です。
小型といっても、修理中のポーチポシェットよりは一回り大きめ。必要なものは全て入ります。
軽量なのは、金属部分が最小限、そして内張の布やポケットなど、余計なところが一切ないから。
(一粒舎は、基本的には受注生産なので、オーダー時にいろいろアレンジすることができます)
魅力的なのは、その軽さだけではありません。
ベルトの長さにかなり融通が利くため、あらゆるシーンで使うことができるのです。
ポーチポシェットの修理。
修理をお願いしたポーチポシェットも、キレイに治ってまた手元に送られて来ました。
以前、修理の確認をしたときに、一粒舎の高木さんからこのようなメールを頂いていました。
もしファスナー交換の必要があれば
1500円+往復の送料。
もし縫い直しのみであれば
往復の送料のみご負担頂いております。カバンをこちらへお送り頂き、
ファスナー交換の必要の可否を見させいていただき
どのような修理になるかお知らせいたします。
修理代金が発生するようであれば
合わせて振込先もお知らせ致しますので
修理代+帰りの送料を修理完了までにお振込み頂き、
修理後、ご返送という流れになります。
もし縫い直しのみであれば、
送料着払いにてご返送となります。
私の場合、縫製だけですんだので、往復の送料だけで、無料で修理をしていただきました。4年も使った古いバッグなのに!
作り手の高木さんが、本当に作品を愛しているのがわかりました。
とても誠意ある一粒舎の対応で、さらに一粒舎のファンになってしまいました。
戻って来たpoachpochettは、カメラケースとして活躍中です。
なお、私が持っていた初期モデルのpoachpochettは、以前は天然繊維の糸だったようですが、現在はより強度のある化学繊維の糸を使っているそうなので、次はさらに耐久性が期待できますね。