cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

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小さく整う暮らし

ダウンサイジングして
モノもコトもミニマムに
自然に優しいシンプルな生活

鉄のフライパン、面倒くさがりな人にほどおすすめしたい。簡単お手入れで20年愛用中。


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鉄のフライパンを愛用中です。
鉄のフライパンって、こだわりがある人向きとか、手入れが大変という先入観があるのでしょうか?
いえいえ、そんなことありません。この面倒臭がりの私が使い続けられているんですから。


我が家のフライパンは20年もの。結婚が決まったときに、新しく買いました。フライパンの年齢=結婚生活の長さです。




面倒だと思われているお手入れってこんな感じ


フライパン、鉄使っているよというと、必ず「お手入れが面倒じゃない?」と聞かれます。
鉄のフライパンの手入れの面倒さは、おそらくこんなことを耳にしているからかもしれません。

・使い始める前に慣らしが必要
・洗剤で洗ってはいけない
・洗うときに「ささら」など特別な道具が必要
・洗い終わったら火にかけ水を焼き切る
・使い終わったら油を引いておく
・手入れを怠ると錆びてしまう


とまあ、こんな感じでしょうか。



面倒と思っていたことは逆により手を抜けるところだったりする


上にあげた「面倒さ」、当たっているところもあれば、当たっていないところもあるので、私の鉄のフライパンの使い方から解説します。



著書「ミニマリストの持ちもの帖」には「ていねいに手入れして使う」のページに鉄のフライパンを入れました。でも、「ていねいに手入れ」というほど、ていねいさも面倒なお手入れも実は不要なのです。


なにしろ、合理的なものがすきな私。手間ばかりかかる自己満足的な愛用品とは違います。鉄のフライパンは、本当は、とても合理的で使い勝手がよい道具なのです。そもそも、1世代前までは、誰もが使いこなしていた道具です。



使い始める前に慣らしが必要

これは、フライパンを買って始めて使うときには必要な工程です。これは表面加工されているフライパンにはないので、少し面倒ではありますね。

新品の鉄のフライパンには防錆加工がしてあるので、これを焼き切ります。さらに、加熱することで酸化被膜をつくり、錆びにくいフライパンの表面が出来上がります。

焼き切ったあとは、一度さっと洗ってから、油慣らしをします。油を入れて数分加熱します。油慣らしのついでにいきなり揚げ物、またはあげ焼きをすれば手間がありませんね。


表面加工をしているテフロンなどのフライパンも、買って使う前には当然洗いますよね。もし「油ならし」の工程を揚げ物を調理するとかねることができたら、「慣らし」で必要なのは酸化被膜をつくる「一度火を入れる」工程だけです。もちろん、これは購入後の1度きりです。

(なお、酸化被膜をつくる焼き切る工程が、始めから不要なフライパンも売っています。)


使い始める前に慣らしが必要→これはやる必要あり(初回のみ)



洗剤で洗ってはいけない

「洗剤で洗ってはいけない」のではなく、「洗剤で洗う必要がない」のです。洗うときには、お湯を使い、熱いうちにささらや硬いブラシでさっとこするだけ。表面には馴染んだ油分が残っていますが、食材の汚れは落ちています。


洗剤で洗ってはいけない→洗剤で洗う必要がない


洗うときに「ささら」など特別な道具が必要


「わたしのていねいな暮らし(仮称)」のようなタイトルの本でよく紹介されているのが、ささらです。

こんなやつですね。


ささらも使ったことがあります。形がかわいいし、フライパンや中華鍋を洗うときにとても持ちやすいです。形がシンプルなので、洗いやすいのもよいところ。竹製なので、ゴミが絡まりにくく、清潔に保つことができます。

とはいえ、必ず必要でもないです。実際には、100均の亀の子たわしでも十分に役目を果たします。

私が愛用しているのは、柄付きの硬いブラシ。

フライパンを洗うためだけでなく、他のお鍋を洗ったり、泥付きの野菜を洗ったり、シンクを洗うのにも使います。

亀の子たわしより繊維の部分の構造がシンプルなので、ゴミもつきにくいです。

また、個人的には「柄付き」というところがポイント高いです。
フライパンやお鍋を洗うときは、まだ熱いうちにあらうほうが簡単に汚れが落とせるのですが、持ち手があることで、中に熱湯が入っていても洗えます。
少し鍋がこびりついたときには、お湯を張って、過炭酸ナトリウムを少量いれ、数分加熱して放置するとこびりつきが浮いてくるので、このブラシで中をこすってやると、あまり力をかけずにお鍋を綺麗にすることができます。

ちなみにこのブラシ、ヘッド部分だけ付け替え可能なのです。ヘッド部分はすこしだけ多目に買って常備しています。

っと、すこし話が逸れましたが、フライパンを洗う目的なら、亀の子たわしでOKです。

なお、洗うときに洗剤が不要なので、洗剤による手荒れも無くなりますよ。

洗うときに特別な道具が必要→洗うのは亀の子たわしでOK



洗い終わったら火にかけ水分を飛ばす

洗い終わったら、水分を飛ばすために火にかけます。
これも手間と言ったら手間かもしれません。でも、この手間と引き換えに「拭く」作業は無くなります。テフロンのフライパンでも、洗った後に収納する前に拭いたりしますよね?拭く代わりに火にかけるだけと考えたら、たいそうな手間というほどの手間でもないのでは?


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我が家では、熱いままでもすぐに収納できるよう、コンロ付近に引っ掛けています。すぐ取り出せるし、すぐに収納できる。引き出しのフライパンの収納していたところを他のものを入れることもできます。「拭いて、引き出し開けて、収納して、引き出しをまた閉める」作業は不要。


洗い終わったら火にかけ水分を飛ばす→拭くかわりに火にかける


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鉄のフライパンは、出しておいても絵になりますね。



使い終わったら油を引いておく

これは、する人としない人がいるようですが、私は「しません」。面倒だし、ホコリや虫がつくのもいやなので。ただ、かなり焦がしてしまったときはスチールのたわしでゴシゴシこすることがあり、これをすると表面の油で馴染んだ部分が取れてしまいます。そういうときは、次回に使う前に、簡単に「油返し」をします。

たとえば、朝いちばんに卵焼きを焼くとします。卵を入れる前にすこし多めに油を入れて、加熱して2分ほど放置します。その後、油をオイルポットに戻して、また卵焼き用に油を少量入れます。「油返し」と名前をつけるのもおこがましいほど簡単です。

もし、新しいフライパンがこびり付きやすくて使いにくい、と感じたら、最初の1ヶ月ぐらいはこの「油返し」をしてあげるとよいでしょう。

使い終わったら油を引いておく →必要なし!




手入れを怠ると錆びてしまう

水を焼き切るところをしないと、もしかしたら錆びてしまうかもしれません。また、シンク下など、湿度の高いところに「綺麗に洗った状態(油を完全に落としてしまっている状態)」で長く使わないと、錆びてしまうかもしれません。

私は、一度も錆びさせたことがありません。錆びる間も無く、高い頻度で使うからです。逆に言うと、錆びるほど使わないものは、そのものが不要なので捨ててしまうでしょうね。


手入れを怠ると錆びてしまう→錆びさせるほど使わない道具はいらない




テフロン加工にはない、鉄のフライパンのメリット


いろいろ、「鉄のフライパンは面倒じゃない」御託を述べさせていただきましたが、ほかにも鉄のフライパンはこんなメリットがあるのです。



自然に鉄分が取れる


鉄のフライパンで調理することで、自然に鉄分が取れます。
また、鉄は油脂と一緒に摂ることで体内への吸収率が良くなります。鉄を取るためには、「鉄瓶でお湯をわかす」より「鉄のフライパンで調理」の方が有効だそうです。

以前、鉄の含有量が高い食品として言われてきたひじき。
でも、2015年に5年ぶりに改定された「日本食品成分表」では、従来の鉄の含有量より1/9も少なくなっていました。実は、その鉄の多さは鉄鍋で調理されたものを計測したもので、それをステンレス鍋に変えたら1/9になってしまったというのです。(これにはちょっとショックでした)

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日本食品標準成分表2015年版(七訂)より


鉄は生理のある女性にはとくに多く必要です。そして、成長期の子どもにも必須。足で地面を踏むと、その衝撃でそのたびに足裏の血管の赤血球が壊れてしまうと言われています。だから、スポーツ、とくに陸上やサッカー、バレー、バスケ、野球など、よく走ったりジャンプしたりするスポーツをしている子どもにはたくさん食べさせたい。

鉄のフライパンを使って調理すれば、自然と鉄が補充できます。もちろん、鉄分の多い食材を食べたり、サプリを飲んだりしても鉄は補充できますが、フライパンを使った調理なら、「毎回、すこしずつ、無理無く」取ることができます。面倒臭がりの私にはこの「無理無く」というところがポイント高いです。






美味しく調理できる


鉄は熱伝導がよいので、美味しく調理できます。かなりの強火も得意中の得意なので、炒め物のときはとくに力を発揮します。水っぽくならずに、焦げ目が上手につきますよ。もちろん、これがフライパンは鉄製を選ぶ最大の理由。


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金属製の道具が使える


ターナーやヘラなどは金属製のものがよいです。樹脂製のものは色が移ったり、長持ちしなかったりしますが、道具類も金属製のものなら半永久的に使えます。





長持ちする


我が家のフライパンは20年目になりました。以前持っていた小ぶりの中華鍋は、18歳で単身住まいになったときに購入したもので、やはり20年ほど使いました。その後、こどもたちがたくさん食べるようになって、小さい中華鍋では間に合わずに買ったのが大きいフライパン。こちらも鉄製。まだ10年未満ですが、これからも長らくお世話になる予定。


実家では、母が長年鉄のフライパンと鉄の中華鍋を使っていました。フライパンは、娘たちが嫁ぎ、大きいものが不要になり、私が結婚するときに一緒に購入して買い換えました。中華鍋は相変わらず昔のものを使っています。実家のフライパンは古い方が30年弱、新しく買い換えたものが20年、そして中華鍋はいつからあるかわかりませんが、私が物心ついた頃からあったので少なくとも40年になるのでしょうか。




鉄のフライパンは「一生もの」になりうるか?


普通に使えば、一生使うこともできると思います。
ただ、鉄のフライパンは適度な厚みがあるもののほうがうまく焼けます。一方、分厚すぎても扱いが面倒になりますね。こう考えると、鉄のフライパンは「大は小を兼ねない」場合もありえます。分厚いものは、径の小さいもの、そして、大きいものは適度な厚みで取り回しのしやすい重さというのが大切。実際、私の実家では、家族が4人から2人になったときに買い換えています。

一人暮らしになったら、5人暮らしで使っていた大きいフライパンは持て余します。歳をとったら重すぎて使えないかもしれません。

ライフスタイルが変われば、必要なものは変わる。私はそう思っているので、「一生もの」は、自分の身体ぐらいだけだと考えています。





オーバーホールできる


ひどく焦げ付かせたり、錆びさせたりしても、新品同様に再生することができます。これは、私はやったことがないのですが、我が家のフライパンの裏も焦げがついているので、一度やってみたいと思っています。

オーブンにいれられる

これは鉄製に限ったことではないですが、取っ手も金属製のものを選べば、そのままオーブンへいれられます。
たとえば、ガスコンロでハンバーグの表面に焼き色をつけて、その後オーブンに入れて中までじっくり火を通す、なんてこともできますね。オーブンに入れても、油慣れしているフライパンなら、洗うのも楽です。
プロの料理人がオール金属製のフライパンをつかうのは、この技が使えるからというのが一つの理由です。
(取っ手は、ガスコンロではほとんど熱くなりませんが、オーブンだと当然熱くなります)

安くて安心


職人さんが作った鋳物のフライパンなどは高いものもありますが、普通の鉄のフライパンは4〜5000円ぐらい。サイズに不具合がなければずっと使い続けることができます。樹脂加工のフライパンを1年で買い替えるよりも安価です。

何しろ、「あの剥がれたテフロンはどこへ行くのか?」という心配をしなくていいというのが、一番の安さかもしれません。





おすすめのサイズは?

我が家のフライパンは24cmと36cm。
24cmは、主にお弁当用、3人ぐらいの食事を用意するときに使用。目玉焼きは4個くっつけてぎりぎり作れます。5人分は無理。
36cmのは超特大で、以前こちらの本に載っているものを購入しました。今は36cmのものは廃盤となり、最大で30cmです。薄手なので大きい割には取り回しがききますが、薄いので少し焦げ付きやすいのが難です。もうすこし小さくて分厚いほうがよかったかなとも思います。



おそらく36cmを使う家庭は少ないとおもうので、あまりおすすめしません。(よく食べる我が家5人家族は、だいたい目安量が普通の4人家族の2倍程度ですので参考になりませんね ^^;)




普通の4人家族ぐらいなら26cmと、お弁当用や朝ごはん用に22cmぐらいのものがあればよいと思います。




こちらは無印のもの。店頭で確認したら、大きさも重さも程よい感じです。22cmと26cmがありますが、まさに考え抜かれた大きさのバリエーションと言えますね。


鉄フライパン 約直径22cm 無印良品ネットストア