cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

【手作り消毒液】エタノール消毒液が棚から消えた。


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消毒用のエタノールが、今ドラッグストアでもアマゾンや楽天からも消えています。
類似品の消毒液や消毒用ジェルも品切れ。



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我が家では、普段のトイレ掃除用に希釈した消毒用エタノールを使っています。






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ただ、インフルエンザなどが流行するこの時期には、子どものクラスや友達など、近しい人がインフルにかかった、と耳にすると、スプレーに希釈しない原液をいれて手やドアノブ、蛇口などの消毒に利用しています。


右の黒いスプレーが掃除用、左が手指消毒用。
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左のものは、ラベルは取っていますが元の容器のまま使っています。








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普段は、在庫は1つしか持たないことにしているため、今あるのはトイレに置いてある希釈したスプレーと、手指消毒用のスプレー、在庫のこれだけ。

店頭では品切れなので、次にいつ入手できるかわからないため、トイレ掃除やドアノブなどの消毒にエタノール消毒液を使うのはもったいないと思い、別の方法を探してみました。


次亜塩素酸ナトリウム=塩素系の漂白剤、いわゆる「ハイター」でも、インフルエンザや新型肺炎にたいする消毒効果が期待できます。

我が家でも、10年ほど前にノロウイルスに長男がかかってから、普段は使わない塩素系漂白剤をいちおう常備することにしています。

cozynest.hateblo.jp



厚生労働省のHPでは、医療者向けに、感染の疑いのある人を診察するためのガイダンスを発表しています。

手などの皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。

新型コロナウイルスに関するQ&A(医療機関・検査機関の方向け)|厚生労働省



「次亜塩素酸ナトリウム0.1%」と書かれていますね。






塩素系漂白剤を使う消毒液の作り方

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我が家にあるのは「キッチンハイター」。
ハイターの原液の濃度は、次亜塩素酸5%と書かれています。
0.1%にするには、50倍に薄めればいいわけですから、500mlのペットボトル1本分の消毒液を作るのに、10ml(調理用小さじで2杯)のハイターを水で薄めたらできあがり。




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なお、キッチンハイターのキャップは、およそ25mlなので、キャップに半分弱のハイターを500mlの水でうすめればいいわけです。




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空いているスプレーボトルは500mlの容量なので、こちらにキャップ半分弱のキッチンハイターを入れました。


今家にあるキッチンハイターは、600mlなので、500ml分の消毒液をつくるのに60回分。1週間に500ml=1本の消毒液を使うとすると、キッチンハイター1本で、1年3ヶ月分の消毒液が作れます。




次亜塩素酸ナトリウムの消毒液の使い方


使い方は、布に消毒液をスプレーして、消毒したいものを拭くだけ。
ドアノブ、電話、スマホ、リモコン、電気のスイッチなど、みながよく触るところを中心に使います。

ハイターなど、布の漂白作用のあるものは、布などにつかないように気をつけます。黒やネイビーの服についたら悲惨です(汗)

また、金属部は、変質することがあるので、清拭き(仕上げの水拭き)を推奨しているサイトもあるみたいですが、私は清拭きはしていません。


次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は、手指などに使うと手が荒れてしまうので、あくまで物の消毒に使用します。

手指などの消毒は、残っているエタノール消毒液に頼るしかありませんが、今市場から消えてしまっているエタノールの在庫を大切に使うために、物の消毒にはハイターでつくった手作りの消毒液を使おうと思います。

手洗いと、次亜塩素酸ナトリウムの手作り消毒液で、エタノールの消毒液の買いすぎをふせぐことができます。






「イソプロパノール」は消毒用エタノールに代用できるのか?

エタノールとは別に、イソプロパノールは、エタノールに代用できる場合があります。下は、新型インフルエンザ対策におけるガイドラインです。

70v/v%イソプロパノール又は消毒用エタノールを十分に浸したタオル、 ペーパータオル又は脱脂綿等を用いて拭き取り消毒を行う。

事業者・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン



新型肺炎にも、イソプロパノールが有効か調べてみましたが、残念ながらその情報は探し出せませんでした。

とはいえ、イソプロパノールはある種のウイルスなどの消毒には有効のようです。
イソプロパノールは脱脂作用があるので、手指の消毒には向かず、次亜塩素酸ナトリウムのように物の消毒向けのようですね。

もしハイターが家にあるなら、イソプロパノールをあえて入手する必要もなさそう。







消毒液やマスクを買い占めない


エタノール消毒液だけでなく、マスクも市場には品薄です。

マスクは、インフルエンザや新型肺炎など、飛沫感染性の病気に罹患している人が周りにうつさないためには有効ですが、予防としての効果は薄いとされています。

厚労省やWHOのサイトでも調べましたが、マスクの予防効果は気休め程度のようです。

マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクをつけましょう。
予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる効果はあまり認められていません。

新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)|厚生労働省


If you are healthy, you only need to wear a mask if you are taking care of a person with suspected 2019-nCoV infection.

Wear a mask if you are coughing or sneezing.

Masks are effective only when used in combination with frequent hand-cleaning with alcohol-based hand rub or soap and water.

If you wear a mask, then you must know how to use it and dispose of it properly.

When and how to use masks



持病があったり、妊婦さんや高齢者など、特別に身体が弱っている人以外は、手元にマスクがなくても慌てる必要はなく、手洗いと消毒、十分な睡眠で抵抗力をつけるなどの方法が有効のようです。


今品薄なエタノールやマスク。
無駄に多く買い占める必要はなく、本当に必要な分だけ入手すればいい。

無駄に買い占めなどをしたら、本当に必要な医療現場や、感染している疑いのある人が入手できない、なんてこともありえます。マスクや消毒液が使えない、ウイルスのいる医療現場などで感染が拡大したら、それこそ医療崩壊などの惨事にもつながりかねません。


巷に溢れる情報は、玉石混淆で、信ぴょう性の低いもの、効果の薄そうなものも混じっています。
信ぴょう性の低い週刊誌やテレビ番組に流されすぎず、情報を判断することが大切だと感じます。
一次情報も、刻々と変化しますから、随時チェックが必要ですね。


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