備えていたつもりが、あれも足りなかった、これをしておけばよかった...
いざ災害にあっても、後悔先に立たず。
今回、2日の停電と断水を経験しました。
そんな私の失敗談、ぜひお付き合いください。
お風呂の残り湯はやっぱり「貯めておく」が正解。
我が家では、お風呂の残り湯は、「貯めておく派」です。
もちろん、防災を考慮しての事です。
一方で、集合住宅の場合、
「排水管が破損している場合は、トイレなどが流せないことがある。だからお風呂の残り湯を貯めておくのは無意味」
という意見があります。
でも、今回の台風では、「お風呂の水を貯めておけばよかった」と激しく後悔しました。
お風呂の残り湯が無かった。
夏場、我が家では週に2回ほどしか浴槽にお湯を貯めません。あとはシャワーです。
子どもたちが大きくなってからは、お風呂の残り湯がかなり汚れるようになり、洗濯などにもあまり使えなくなってきていました。それに、夏場は残り湯も傷みやすいです。あまり残しておくと、後の掃除が大変です。
台風の前日も、我が家ではシャワーで済ませていたので、残り湯はありませんでした。
台風当日、こんな記事を悠長に書いていました。
今までにない大規模台風というのは把握していたので、停電も想定範囲内でしたが。。。
停電したら断水するかどうか、把握しておこう。
なんと、自分の住んでいるマンションが、停電したら断水すると考えていませんでした。
なんという不覚。
以前10年以上住んでいたマンションでは、停電でも断水はしない構造でした。
今の住まいに引っ越してから3年になりますが、前住んでいたマンションと築年数がほとんど変わらないため、勝手に同じ構造だと思い込んでいたのです。
マンションでは、屋上や地下に貯水タンクがあります。
そこに、上水道が直接引かれている構造なのか、それともポンプなどで組み上げているのかによって、停電したときに断水するかどうかが決まります。
築浅の建物なら大丈夫、ということはありません。
というのも、今回停電した一帯で、古い建物でも断水しなかったマンションもありました。そして、築浅でも断水したマンションがありました。
築年数にかかわらず、貯水槽の給水の構造がどうなっているか、必ずチェックして下さい。私のような大失敗を避けられます。
もし、上水道が貯水タンクに直接引いている構造なら、停電→断水とはなりません。
私も、事前に把握しておけば、断水に対して備えられたでしょう。
停電を十分に予期していたのだから、停電する前にお風呂やバケツに水を溜めておくなど、対策ができたからです。
「断水するかも」と気がついて、バケツ2杯分と給水タンク1個分の水道水をなんとか汲み出すことができたのは幸いでした。
断水で一番困ったのはトイレ
電気、ガス、水道。
この中で、電気もガスも、工夫によっては、なくても数日なら凌げそうです。
でも、飲み水がなければ、死んでしまいます。
そして、トイレももちろんガマンすることはできません。
幸い、今回の台風では、マンションの水道は使えませんでしたが、近隣の断水していないお店でトイレを借りることなどもできました。
断水して翌日の早朝、バケツと給水タンクを持っていき、近所の公園に水を汲みに行くと、何人も同じことをしているご近所さんがいました。
汚い話で恐縮ですが、朝に家族皆で用を足して(「小」のみ)、汲んでいた水でまとめて流しました。5人家族なので大変です。
そして、ラッキーにも、マンションで唯一上水道を直で引いている水道があることが分かりました。
だから、本当に丸二日間完全に断水していた訳ではありません。
でも、家の水道から水が出ないのは本当に不便でした。
水を部屋まで運んだら、なんとかなる、ということがわかったときにはホッと一安心でした。
それでも、いつものように水洗トイレでジャージャー流したりできなかったし、いつ水が復旧するかわからなかったので、汲んだ水はなるべく大切に使うようにしました。
停電、断水が復旧して、一番に思ったのは、これでトイレが流せる!ということでした。
ヨーロッパなどでは、水は大切に使います。
日本は、大抵の地域で水が豊富です。
わが家でも、飲用や炊事以外にも、洗濯や掃除にもいつも贅沢に使っています。
断水は、いつも水が普通に使えることがなんという贅沢でありがたいことのか、本当に身にしみた体験でした。
【防災】いざという時に役立つ、非常用給水タンクの使い勝手を考える。 - cozy-nest 小さく整う暮らし