柳本あかねさんの書籍「小さな家の暮らし」を拝読しています。
柳本さんのお住まいは、30m2の小さな都内の賃貸マンション。ご夫婦二人暮らしです。間取りはワンルーム。キッチンはなんと幅70cm?
書籍小さな家の暮らしより
この小さな空間で、ご主人とプライバシーを保ちながら、心地よく住まわれている様子が載っています。
一体、どんな工夫があるのでしょう。
柳本さんの小さく住まうポイントは、もちろん使わないものを持たないなどは当たり前。でも、その一つの工夫は、ミニマリストのようにストイックに数を減らすのではなく、必要なものを「ミニサイズに変える」こと。
書籍小さな家の暮らしより
柳本さんは、例えばお醤油はコンビニなどにも売っている100mlのものを使っています。化粧品はトラベルサイズ。文房具は携帯用を愛用、指や爪を洗う「爪ブラシ」を浴室の掃除ブラシとして使うなど、かなり徹底されています。
確かに、持ち物の数は同じでも、大きさが大きくなると、それだけ収納に占める容積は比例して大きくなります。
子どもたちが保育園に通っていた頃は、オムツ類やたくさんの着替えなどが必要でした。今は成長して、服やアイテムの数は減ったけど、体が大きくなったもので、彼らの服を収納している引き出しの数は減らずにそのままです。
我が家はたくさん食べるので、調味料も大きいサイズを買ってもあっという間になくなるので、調味料を100mlに変えるのはあまり現実的ではありませんが、柳本さんのように普通より小さいサイズを使っているものもいろいろあります。
泡立て器
もともと、ドレッシングを作るときなど、少量のものを混ぜるために買ったと思うのですが、私の作る混ぜるだけの簡単なお菓子作りにも使えることがわかって、大きいサイズの泡だてはかなり前に処分しました。
毎日、洗米にも使うので、キッチンのシンクの前に吊り下げているから、収納が節約できているわけではないのですが。
おたまやターナーなどのツール
こちらは柳宗理デザインのもの。
このシリーズは、普通のサイズとSサイズがあります。我が家のはSサイズ。
収納に場所を取らないし、我が家の食洗機に、立てて入れて洗えるのが気に入っています。
(Mサイズならおそらく寝かせて洗うことになる)
なお、大きいサイズのお鍋を使う時には、お鍋の中に落ちてしまうことも。
入れっぱなしにしないように、気をつけなければならないのがデメリットです。おたまは調理中にでも別に置くようにしています。
短い菜箸
こちらも我が家では、普通サイズのお箸を調理用として使っています。
手早く料理するために、多めに持っています。
揚げ物をする時にもこちらを使うのですが、やはり収納場所に気持ちよく収まり、食洗機に立てて入れられるのというところにメリットを感じます。
無印の竹箸をリピート買いしています。はじめに、お客様のお箸として使った後、調理用に下ろすようにしています。
小さい文具
無印の小さいサイズのはさみ。
工作とかするのでなければ、これで十分かも。我が家にもありますが、今は子どもの筆箱の中です。
柳本さんご愛用の小さいサイズのカッター。
トラベルサイズの化粧品
私は、宇津木式スキンケアを実践中なので、基礎化粧品は使わないのですが、そうでないにしても、このサイズで十分かも。季節によって、肌の状態は違うから、季節ごとに新しいのに買い替えたり、いつもフレッシュな状態のコスメを使えていいですね。
私は以前、基礎化粧品をジプシーしていた時には、なかなか最後まで使いきることができないことも多くありました。小さいサイズは少し割高でも、結局飽きて最後まで使えないことを思うと、小さいサイズが良いのかもしれませんね。
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こうして、少しずつ持ち物を見直していけば、小さいペンケースの中に、家中の文具一式をまとめて入れる、小さいポーチの中にコスメ一式納めることも可能です。結果として、収納場所は、コンパクトになり、家もそれほど大きい必要がなくなります。
我が家は夫プラス今育ち盛り子どもたちの5人家族なので、今すぐには柳本さんのような超コンパクトな住まいは当分無理だなぁ、と思います。でも、夫婦二人なら、大変参考になる住まい方です。