4月１８日発売の書籍「住まいと暮らしのサイズダウン」に掲載していただきました。
手元に届いたサンプル本を、とてもワクワクしながら読んでいます。
この本に載っているのは、いろいろな形で、「小さく住む」ことを選んだ１０家族。
この１０家族、本当に小さく住まう理由や引越した経緯も様々。そして、面白いのが、住まいの形態も様々なんです。
表紙からイメージされるように、この本は「ガラーン」とした暮らしではなく、小さくて楽しい工夫が詰まった暮らしが紹介されています。
私を含む数名はマンションですが、他にも昔ながらの団地や、先祖から譲り受けた戸建をリノベーションしたり、古民家に移り住んだり、はたまたなんとトレーラーハウスまで！
トレーラーハウスに４人暮らし
特に、トレーラーハウスに住んでいる人の話は、海外では聞いたことがあったのですが、日本でも可能なんだとびっくり。
巨大な庭にある35m2のトレーラーハウスに、家族４人で住まう鈴木さんの住まいは「愛車」。
書籍住まいと暮らしのサイズダウン 広さ、ものを手放して小さくすっきり暮らそうより
これ、なんと車内！すごく快適そうです。
ちゃんとフルサイズのバスルームも備えられていて、本当に快適そう。
お祖母様の家をフルリノベーション
お祖母様から譲り受けた小さな戸建をフルリノベーションした大橋家の寝室。
書籍住まいと暮らしのサイズダウン 広さ、ものを手放して小さくすっきり暮らそうより
中庭に面した廊下は残して、古い旅館のような風情です。窓枠のレトロな意匠がとても素敵。ベットカバーの素材感も心惹かれます。
なお、大橋家は築８０年。リビングには、立派な梁がむき出しになっていて、それが本当に素敵な雰囲気なのです。
京都の築９０年の町家に住む美濃羽さん。
古い家屋は、いろいろ不便もあるけど、自らの手の施しようがあって、工夫を重ねる楽しさがありますね。ここで紹介されている町家は、欠点もうまくリフォームされて、住み心地が良さそうです。
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書籍住まいと暮らしのサイズダウン 広さ、ものを手放して小さくすっきり暮らそうより
美濃羽家のリビング。
この部屋は、涼しいので、夏だけは寝室にもなるそう。この「融通のきく」のは、和室や布団の暮らしならでは。美濃羽さんの住む町家は、家は小さくとも、間取り４Kのうち、３室が和室。和室なら、ベッドに常に居室を占領されることがないので、広く住まうことができますね。
54m２の戸建に４人家族。
どの家も素敵なんですが、２３区内にある豊かな緑に囲まれた11坪の戸建がとっても素敵です。床面積は５４m２。設計は志田茂建築設計事務所。
書籍住まいと暮らしのサイズダウン 広さ、ものを手放して小さくすっきり暮らそうより
隣地がお寺ということで、借景の緑がなんとも豊かなこと!
窓も多くて明るい。こんな土地がたまたま見つかったらいいのになぁ。
いやいや、小さな戸建は私の理想だけど、果たして忙しくズボラな私が管理できるのか?小さい家なら可能かも?
いや、いつかこんな家を設計してみたい。
少なくても、小さくても、大切にしたいものがある
そして、「古いものをすべて捨てて、新しいお気に入りのものだけで暮らす」という暮らしではなく、昔からある家や、道具、環境などを大切にしながら暮らしている人が多いのが、この本の特徴。私も、「全部捨てて、全部買い直す」よりも、古き良きものや、素材感のあるものが好きなので、とても楽しむことができました。
他にも、古い団地を心地よくリノベーションした住まいや、５０m２で５人家族の家など。すべての住まいの間取り図も付いているので、「小さな家」大好きの私は、相当楽しんでいます。
ここのお家、洗濯物はどこに干すのかな？とか、
我が家で結構収納場所を取っている○○は、一体どこに収納されているのかな？
子どもはどこで勉強するのかな？
（この本の中で子どもに個室があるのは、我が家だけでした）
…など。
この本の中には、「あ、こんな暮らしもいいな」「こんな選択肢もありかも？」というヒントにあふれています。
自分の暮らしを良くしていくには、きっと「家を（ものを）買って得られるもの」では決してなく、どう心地よく暮らしていくのかは、発想を転換すれば工夫次第でいくらでも得られる、ということを学べる本だと思いました。
ここでは紹介しきれませんので、ぜひ書店でお手にとってみてください。
www.cozy-nest.net
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