遠方に住む長男が帰省します。
夏休み、少し長めに帰ってくれるというので、冷蔵庫の中身を確認したり、どこかに食べに行こうか調べたりと、ちょっとした旅行前のようなわくわく感。
子どもたちが小さいころは、家族で帰省や旅行をするのが年中行事のようになっていました。 でも今は、家族のなかで一人でも遠方から帰ってくる人がいると、他の誰かが動けなくなってしまう。
本音を言えば、私も実家に帰りたい。
しばらく顔を出せていない親の顔も見に行きたいし、旧友とも出かけたい。
でも、せっかく長男が帰ってくるのに、自分が留守にしていたら意味がない。
家でゆっくりしてもらいたいし、一緒にご飯も食べたい。
何日もいないわけではないし、またすぐ遠方に戻っていくのだから、やっぱり家にいて、長男の滞在を迎えたい。
「家族がいるから、自由になれない」って、聞くとすごくネガティブに聞こえるけれど、実際は少し違う。
家族がいてくれるから、帰ってきてくれるから、私はここにいようと思える。
「仕方なく家にいる」のではなく、「自分の意思で家にいる」。
そう思えたら、ずいぶんと気持ちがラクになるのです。
旅行はいつでも行ける。
でも、息子が帰ってくるのは「今」だけ。
彼の人生のこのタイミングに、たまたまうちに帰ってくるこの数日間は、もう二度と同じようには訪れないかもしれない。
実家の親にも顔を見せたいけど、今の私の立ち位置は、帰る側ではなく「帰ってくる人を迎える側」。
そんな年齢になったんだなぁ、と実感するたびに、ちょっとだけ寂しくて、でもちょっとだけ誇らしい気もします。
親も年をとってきているし、私の実家への帰省は、長男の夏休みと被らない週末にしようかな。
私もいつか、自由に旅行をたのしむ日が来るかもしれない。
でも今はまだ、「ただいま」と帰ってきたときに、帰ってきてほっとできる場所でいたいです。
そういえば、子供たち3人と富士山に登頂したのが2年前。
今となっては、登山日和で、皆が富士山に登れるくらい体力があって、しかも家族の日程が揃うことなんて、滅多になかった。
奇跡の時だったんだなぁ。
あれから、富士山の入山料も1000円から4000円に跳ね上がるし、今やりたいこと、いきたい場所に優先順位をつけて行動するのは本当に大事なことだと感じます。
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