泊まりがけで訪れた和歌山。その旅の目的地は、高野山。
いつか行きたいと思いつつ、未踏の場所でしたが、いままで無料だった入山税を導入する、というニュースを聞き、その前に行こうとモチベーションが高まりました。
高野山というと、女人道と言われる、女人禁制だった時代、女信者がたどった道が有名なルートですが、今回いったのは、「町石道」。
早起きが苦手なため、近くのキャンプ場で前泊。キャンプ場ならなぜか早起きできる謎。
聖地高野山への表参道である町石道は、弘法大師空海が高野山を開山して以来、信仰の道とされてきました。その道しるべとして建てられたのが町石で、高さ3メートルを超す五輪塔形の石柱が、根本大塔を起点として慈尊院まで180基、弘法大師御廟まで36基建てられています。その8割以上が鎌倉時代に建立されたもので、今なお昔の面影を残しています。
距離:約20.9km 標準歩行時間:約6時間25分
全部で216本の石塔婆が、1町=約110mごとに設置されています。いままで、京都1周トレイルや高島トレイルの一部を行きましたが、トレイルの道標として趣があります。
最初に建てられたのは平安時代なんだとか。古色蒼然とした風貌に、歴史を感じずにはいられません。
所々に史跡があります。この「二ツ鳥居」は、819年に建立されたもの。なんと1200年も前。まだそれがそのまま存在しうる日本の歴史の凄さよ。
途中の矢立茶屋で焼き餅をいただきました。
控えめな甘さだけどあんこの糖質が疲れた体に沁み渡る。
途中にはゴルフ場と交わるルートもあり。なんか人の声がすると思ったら、おじさま方がプレイされていました。リッチな方々はゴルフに興じ、我らはゼロ円ハイキング。
かなり休憩を入れてゆっくり歩いたので、結局8時間ほどかかりましたが、なんとか大門に辿り着きました。
車が通れる道ができる昔、これらの資材は、人力で資材を山道経由で上げたのだそうです。昔の人、恐るべし。
大門から高野山に入って、ごまどうふのお店、「かどはま」にて休憩。
看板メニューの胡麻豆腐と
胡麻豆腐シェイクの抹茶味をいただきました。
シェイクの中には黒蜜風味のシロップが入っていて、これまた体にすうっと入ってくる優しい甘さ。
奥之院で、参拝したいお墓がいくつかあったのでこちらまで歩きました。
墓地なので撮影は遠慮しましたが、歴史の教科書に出てくる人物のお墓、戦没者の慰霊碑、阪神淡路大震災や東日本大震災で亡くなられた方々の慰霊碑などがあります。
奥之院の中の木々の荘厳な佇まいは、ここができてから1000年以上は経っているだろうと思われる杉の木々を見ると、大切にこの地が守られていることを感じ、畏敬の念を感じずにはいられない場所です。
オーバーツーリズムを受けて、いろいろなところで観光地の価格が値上げされる予定。
外国人観光客との価格差を設けてもいいんじゃない?とおもうこの頃です。
富士山も、今年から大人気の吉田ルートでは入山料を徴収するそうです。
私が昨年登った静岡側は検討中であるものの、据え置きのようです。
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富士山もいつか行きたいと思いつつ、実際に実現できたのは計画から2年目。
子供たち皆と一緒に登れて、最高の思い出となりました。
きっと、今年でも来年も、実現しなかったでしょう。
思い立ったら、吉日。
いつか行きたい。
そのいつかは、今からでも動けば、きっと実現できます。
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