先の「生活基礎講習会」の最終日、参加者から「ラグの掃除」で良い方法はないか、というご質問がありました。
当日は、時間があまりなく、きちんとしたお答えをできませんでした。
ラグの手入れの方法はいろいろあります。
まず、素材によって、丸洗いできるものとできないものがあります。
・丸洗いできるラグ
・丸洗できないラグ
当然ですが、丸洗いできるもののほうが、より清潔に保つことができるし、手入れもかんたんだと言えるでしょう。
ラグを丸洗いする
また、丸洗いできるといっても、自分の家でできる場合と、業者に頼まなくてはいけない場合があります。
その要因は、おもにラグのボリュームによります。
厚みと大きさですね。
また、素材によっては、丸洗いできないものもあります。
その厚みと大きさによって、楽な順番に以下の方法があります。
・洗濯機で丸洗い
・コインランドリーに持っていって丸洗い
・バスタブで踏み洗い
・業者に依頼する
もし、家庭の洗濯機にはいる大きさなら、その手入れは比較的簡単だと言って良いでしょう。
家庭の洗濯機に入らなければ、より大きい洗濯機、乾燥機のあるコインランドリーに持っていく、という方法もあります。
コインランドリーに持っていくのは、車などがないとちょっと大変ですね。
または、バスタブでふみ洗いする、という方法もできます。が、脱水もうまくできないので、濡れている重いラグを物干場に持っていって、それを干すのはかなりの労力を要します。
クリーニングを業者に依頼することもできます。
引き取りサービスがあるところをりようすれば、大変な運ぶ手間がありません。
丸洗いできないラグの手入れ
大きい、または丸洗いできないラグは、掃除しか手段がありません。
しっかりと吸引力のある掃除機でゴミを吸い取り、薄めた中性洗剤で表面を拭き取る、というのが基本になります。
ラグやカーペット用の、振りかける粉状の洗剤を使うのがアメリカでは一般的です。洗剤をふりかけて、その粉を掃除機で吸い取ります。
もっと汚れてしまっている場合、または大きすぎて動かせない場合は、ハウスクリーニング業者に依頼するのも一つの方法です。
1年に1度など、定期的にクリーニングを外注すると、業者の技術力に感動します。
季節によるラグの入れ替え
四季がはっきりとしている日本では、冬は温かみのあるラグは夏では見た目も暑苦しく、冬と夏では敷物を入れ替えるお宅も多いです。
実際、我が家も以前はムートンのラグを使っていて、真夏には片付けていました。
大きいラグは、使っていない時期には、それなりに大きい収納スペースを要します。季節によるラグの入れ替えは、それはそれは大変でした。
洗えない、大きいラグを持つこと。
それ自体、とても面倒に感じてしまったんです。
そのラグを手入れするのも、入れ替えるのも、収納場所を確保するのも。
小さい玄関マットやキッチンマット、トイレマットなどをあらうのも大変だと思っていた私が、その何倍もの大きさがあるラグを手入れすることができると思っていたなんて、今思えばよほどの身の程知らずでした。
ラグを持たないという選択
今では、ラグは我が家にはありません。
キッチンマットも、玄関マットも、トイレマットもありません。
マットを洗う代わりに、その床を綺麗に掃除するだけです。頻繁に洗われていないマットを使い続けるより、汚れたらその都度床を拭くほうが清潔ですし、毎日マットを洗濯するより手間もかかりません。そもそも、マットを買う必要がありません。
メインテナンスしきれないラグも同じように、不要と考えます。
座っている時に床が硬かったり、床が冷たく感じたら、自分のいるところに座布団か小さいマットを敷けばいいだけです。
床に寝転ぶなら、ハーフケットほどのサイズ。
床に直接座るなら座布団大。
床に立っていたり、椅子に座っている足元が寒ければ暖かいスリッパ、または靴下。
膝掛けほどの大きさなら、洗濯機であらうのも楽なので、頻繁に洗濯することができ清潔。
季節によって入れ替えるのも、収納スペースもさほどとりません。
小さいので、インテリアや気分に合わせて数種類使い分けても楽しいですね。
そして、不要になったら捨てるのも簡単。
小さいことのメリットは、自分のいる場所に持って、自分と共に移動できるところが何より良いです。
大きな床に敷き詰めたカーペットやラグは、とても贅沢なもの。
それをメインテナンスすることの大変さを含めて、床にしく大きなラグは贅沢品だと言えます。
以前我が家にあったムートンのラグ。
ウール100%なので、冬はとても暖かく、夏も以外にさらっとして心地よかったです。
静電気も少ないため、吸着するほこりの量もすくなく、比較的良好につかえてはいましたが、それでも手入れが大変と感じていました。
今、どうしてもラグが欲しい!とおもうなら、こんなタイプを買うでしょう。
このサイズなら、部屋から部屋に持ち運びできるし、椅子に置いても床におくのも自由。手入れも簡単です。
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