今年中学に入学した三男。
まだ、スマホを持っていません。
保護者としては、「スマホが欲しいという子どもの願いを叶えたい」と思う人がいる一方で、「なるべく使わせない、持たせるタイミングを遅くしたい」と思う人もいます。
私は、どちらかといえば、明らかに後者。
持たないと不便
小学校からスマホを持っている友達もかなりいて、中学に入学したら買ってもらった子も多いみたい。大多数のお友達は、すでにスマホを所持しているみたいです。
本格的に部活が始まっていないので、週末に一緒に山歩きへ。
SNSをやるやらないとなると、一人でやることではないので、「皆が持っているから」という理由で持たせない、というのは正当性のある持たせない理由にはならないかもしれません。
実際に、部活などの連絡がLINEでくる、ということもあるみたいで。
次男が中学の時は、同じ部活のなかで、他にも数人スマホをもっていないか、LINEをやっていないチームメイトがいたので、顧問の先生から直接ショートメッセージをもらったりしていました。
次男の時代よりも、もっとスマホはあらゆる年代に浸透しているので、もはや持たない、というのは難しくなっています。
管理するものが増える
スマホを子どもに与えるために、親子でルールをもうけるのが望ましいと言われています。
その、ルールを守れているのかどうか、それを管理したりするのが、果たして私ができるのか、自信がありません。
また、スマホの使う時間を子ども自身が管理するのも、我が家の三男の場合、まだ難しそうです。
馴染みの山だからと言って、軽装すぎやしませんか?
大人でも管理できていない
スマホをいつ、どのように使うのか、自己管理が問われます。
実際、私自身すら、管理しきれていません。
スマホでメールをチェックしようとしたらつい違うことをスマホで初めて気がつけば何十分経っている、とか、最初にしようと思っていたことをすっかり忘れてしまったり、ということがあります。
大人でも甘々なリスク管理
そもそも、実はリスクがあると言われているLINE、私はなるべく使いたくないし、子どもにも使わせたくない。
学校で、SNS講習会というのをやったそうなんですが、相手を傷つけない返答方法とか、個人情報をあげないようにしようとか。LINEに潜在する本質的なリスクを全く説明しない、というお粗末な内容だったみたい。
たとえば、LINEの場合は、個人情報がオープンにならないように、設定する必要があります。
もし、その設定をしても、海外にあるサーバーから中が丸見えなのです。
それは、LINEに限ったことではありません。
他のアプリや、スマホの機体そのものにもリスクが潜んでいます。
あまり調べずに、便利そうなアプリをダウンロードしたら、そのアプリにバックドアがあり、そこからそのスマホが他から丸見えになっていたりします。
たとえば、子どもの居場所を把握できるアプリ、正確な時間をはかりたいキッチンタイマー、もちろん無料のゲームアプリなど、もうキリがないぐらいにやばいものが溢れています。
中国版GPS「北斗システム」に捕捉されないため、以下の点にご注意ください。
— 坂東 忠信 (@Japangard) 2021年4月11日
1 まず、中国製端末やルーターは使わない。これ大事。
2 親が子の現在地を確認するのと同種の機能が中国ゲームアプリに内在する可能性あり。
3 キッチンタイマーなどの時計・計時アプリが衛星との同調に使われる。
少し前、ママ友に、iPhoneの使い方を聞かれたので、操作を教えている時、彼女のスマホに怪しいマルウェアが2つもあることを発見しました。
彼女に聞いたら、もちろんダウンロードしていないとのこと。
ダウンロードした別のアプリに仕組まれていたんでしょうね。
すぐ、削除したほうがいいと言いましたが、もはや手遅れです。
「私や子どもの個人情報なんて、どうせ大したことない」
そんなふうに思っていると、とんでもないです。
旦那様が大手企業に勤めていたら、旦那様や自身の企業の重要機密が盗まれるかもしれません。
便利そうなアプリをダウンロードしたら、知らない間にスパイ活動に加担している、ということにもなりえるのです。
目的地でおやつタイム♪
安いからといって、某国製のスマホやタブレットを使ったり、便利だから、楽しいからといってアプリを無警戒にダウンロードしたりする人が多い日本。
アメリカは、ずいぶん前から●ァ●ウ●イの使用を禁止しています。
一方で、日本は、北京オリンピックの際も、選手や関係者に公式アプリの危険性や、スマホを他国に持ち込む危険性を、すくなくとも大メディアでは言っていませんでした。
もし、LINEでかの国の悪口を書いていたら、海外旅行中に逮捕されてしまうかもしれません。
便利だからといって、子どもにスマホを買い与える、使わせる。
その責任は、私たち保護者が負うことになります。
このようなことを踏まえ、子どもがその危険性と認識して管理ができるようになるまで成長するまで、できればスマホを与えるのを先延ばししたい、と思っています。
が、果たしていつまで耐えられるでしょうか。
山でも地図アプリが大活躍しているのですが。。。
親子でスマホの知識をつけたい
親には、子どもたちから悪質な情報から守る義務があります。
パンドラの箱を開けさせるのは、もうすこし私も子ども自身も、スマホのメリットだけでなくデメリットも学んでからでも、いいかな?
私自身、スマホのリスクについてはまだまだ勉強不足。