cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

【防災】サバイバルに必須な3大アイテム


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今年の友の会のテーマは、「防災」。
先日、集まった「住研究会」で話題になった邦画「サバイバルファミリー」を家族で見ました。

映画「サバイバルファミリー」のあらすじ

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東京に暮らす平凡な一家、鈴木家。さえないお父さん(小日向文世)、天然なお母さん(深津絵里)、無口な息子(泉澤祐希)、スマホがすべての娘(葵わかな)。一緒にいるのになんだかバラバラな、ありふれた家族…。そんな鈴木家に、ある朝突然、緊急事態発生! テレビや冷蔵庫、スマホにパソコンといった電化製品ばかりか、電車、自動車、ガス、水道、乾電池にいたるまで電気を必要とするすべてのものが完全にストップ!ただの停電かと思っていたけれど、どうもそうじゃない。次の日も、その次の日も、1週間たっても電気は戻らない…。情報も断絶された中、突然訪れた超不自由生活。そんな中、父が一世一代の大決断を下す。果たして、サバイバル能力ゼロの平凡一家は電気がなくなった世界で生き延びることができるのか!?

サバイバルファミリー|Amazon Prime Video




突然、なぜか日本中で全ての電気が使えなくなり、その中で家族が悪戦苦闘しながらも生き延びる話。

この映画の中では、あらゆる電気が使えない。
電源はもちろん、車のバッテリーや電池も使えない。

全く、電気が使えない、というのは非現実的で、荒唐無稽な設定は置いておくとして。

ある日、突然、電気が全く使えなくなり、復旧の見通しも立たなくなったら?

大地震などでは、そういう環境も十分にありえます。
そんなとき、どうしたらいいのか?楽しみながらも、いろいろ考えさせられた映画でした。

映画サバイバルファミリーは、お子様と一緒に楽しく見ながら、ライフラインが途絶えた時どうするのか、考えるきっかけを与えてくれる映画です。



アマゾンプライム会員なら、現在「サバイバルファミリー」を無料で視聴できます。



サバイバルに必須な3大アイテムは「暖、水、火」

映画の中で、まったくサバイバル能力がなく、ぼろぼろになった主人公の鈴木家の横で、アウトドアライフに長けたファミリーが登場して、優雅にお茶をのんでいるシーンがあります。

アウトドアに手慣れたファミリーのお父さんのセリフで、サバイバルに必要なアイテムは「暖」「水」「火」というものがあり、とても印象に残りました。

体を温める術、水と火。
この3つには、順番があり、最重要なのは、まず体温の保持、水、次に火、そして食糧はその次ぐらい、ということです。

確かに、食糧がなくても、水があればよりながく生きながらえることができるし、火があれば暖をとったり、濡れた衣類を乾かしたりすることができます。食糧はその次。

サバイバルの最重要アイテム「暖」

生きるのに必要なのは、体温の保持。
暖かい季節は大丈夫だけど、寒い時期には大問題。

我が家では、昨年から使い始めている豆炭あんかがあれば、他の暖房はいらないことがわかりました。

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キャンプ以外にも、日常的に使うことで、暖房費を節約。
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燃料は、着火が簡単なこちらを使っています。

水と火があれば、湯たんぽも使えます。
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サバイバルの重要アイテム「水」

サバイバルのために準備しておくべきもの、水。


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1人あたり、飲用で1リットル、食用で2リットル、計3リットルの水が必要だと言われています。
我が家は5人家族なので、1日だけでも15リットル。1週間分だと53本の2Lペットボトルが必要に。2Lのベットボトル6本で1ケースとすると、8ケース。1日あたり1ケース強の水が必要ということ。
これ、かなり収納スペースを消費してしまいます。


でも、実は、我が家は今水をほとんど置いていないことに気がつきました。
夫が晩酌でハイボールを飲むために、炭酸水をストックしていますが、最大で1本500mlが6ダース=36L。
これで、水をストックしているつもりでしたが、36リットルなら3日もちません。しかも、この36リットルで最大量で、在庫が少なくなってきたら新たに36リットル買う、というサイクルのため、買いに行く直前に水が必要になったら、最悪ほとんど在庫がない、ということも想定されます。

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昨年、停電になって水が出なくなったときは、冷蔵庫に作り置きしている麦茶、冷やした水、買い置きのオレンジジュースと野菜ジュース、バスケの試合用に買っていたお茶、アイスコーヒーのペットボトルでなんとかしのげました。でも、それは停電期間が2日と短かったから。また、近所の公園に行ったら水を汲みにいけたので、顔を洗ったり手を洗ったりする水はかろうじて他から調達できていました。




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映画「サバイバルファミリー」では、無謀なお父さんが川の水を飲んで、お腹を壊して苦しむシーンがあります。
生水を飲むのはとても危険ですが、一度煮沸させれば飲むことができるかもしれません。一方で簡易浄水器を使うと、飲めるレベルの水になります。


家の中に、一定数の水の在庫を持つにしても、どれぐらい持ったらいいのかわかりません。場所もとるし、管理も大変。気がつけば、ずっとまえに消費期限切れになってた、なんていうのが目に見えています。

水の在庫は、3日分ほど置いておく。
それでも断水が続くようなら、浄水器を置いておいて、飲めそうなレベルの川や湧水の位置を知っておくのも、いいかもしれません。

キャンプの達人の知人が教えてくれた浄水器。
youtu.be
YouTuberさんたちも体を張って実験?されています。
日本一汚いと言われる川の水を、こちらの浄水器で濾して、1週間のみ続けたそう。とても参考になりました。

浄水器があれば、

・お風呂の残り湯を浄水して体を拭いたりするのに使用する
・賞味期限切れの水を浄水して使用する
など、川の水を飲むのは最終手段にしても水の有効利用に十分活かせそうです。




サバイバルの重要アイテム:「火」

防災グッズとしては、火といえば調理の用途がメイン。
お湯を沸かしたりするためにも、火は欠かせません。
絶対に持っておきたいのはやはりカセットコンロとカセット用ボンベ。避難所でも、カセットボンベが配布されることがあるそうです。


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アルコールストーブでもかなり調理できることがわかりました。
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手のひらサイズのアルコールストーブだけど、結構いろいろ作れます。



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2カップのご飯をアルコールストーブで炊いたところ。




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除菌用のエタノールでも、アルコールストーブを使えるらしいので、カセットコンロが切れた時にも、エタノールをもう一つの予備の燃料として確保しておきたいと思います。




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キャンプを始めてから、焚き火の魅力にはまっています。





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キャンプを初めた当初は、キャンプ場などで売っている薪を買ったりしていましたが、最近では薪は森林公園やキャンプ場などに落ちている枝を拾ったもので無料で調達しています。



Solo Stove 3Pot Setソロストーブ 3ポットセット キャンプ 炊飯
拾った小枝で料理をする経験を少しずつ積んでいるので、ご飯なら難なく炊けるようになりました。

家の近所の林にも、薪にするよい感じの乾燥した枝が調達できる場所をいくつか発見しているので、本当に困ったときには、燃料として拾った枝も十分使えます。

こちらは、かなり無尽蔵に使えるので、災害時に用意しておくカセットボンベもそれほど必要ないかも、と考えています。


火をつけるにはライターなどが必要。


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愛用のコンパクトなガスライター。カセットコンロのガスを充填して繰り返し使えるもの。



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キャンプに行く時には、ガスライターのほか、使えなくなった時のバックアップにファイヤースターター=火打石も念の為持っていくようにしています。
ガスストーブの着火器が壊れてしまった時、いちど使いました。石(マグネシウムの棒)がすり減らない限り、半永久的に火花を散らすことができます。



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家族でバーベキューする際に使う焚き火台。
安価で、そこそこ軽く、コンパクトになるところが気に入っています。


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お湯を沸かすだけなら、こちらの小さなウッドストーブでも。




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手のひらサイズのウッドストーブ。




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ぺったんこに折りたため、コンパクトに収納できます。重さは卵3個分くらい。





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アルコールストーブの風防として使えるほか、道に落ちている松ぼっくりや小枝を燃料にすれば、無限にお湯を沸かせます。
小さい火だから焚き火で暖をとるのは厳しいけど、金属製の湯たんぽを温めることもできます。


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サバイバルの重要アイテム:「食糧」

いざという時のストックといえば、すぐに食糧を思いつくけど、実は「暖、水、火」の次ぐらい。


食品の備蓄はローリングストックが楽、というのは一般的に知られていますね。

もし食糧が入手不可能になった時、普段の暮らしのようにバラエティ豊かなメニューで食べようと思ったら、とほうもない種類の食材を管理しなければならないので、そんなことはのぞんでいません。 


映画「サバイバルファミリー」では、家畜を買っている農家が豚を絞めて備蓄食糧を作ったり、食べられる野草を探して難を凌ぐ登場人物が出てきます。


理想的には、庭に小さな家庭菜園をして、自給自足できれば一番良いのでしょう。
が、私は土いじりは好きじゃないのであまり現実的ではありません。

なので、自分にできる方法といえば、やはり備蓄をすることになります。

私は、最低限、お米、味噌、ちょっとしたお漬物やふりかけなどの「ご飯の友」系を用意していれば、なんとかなるのではと考えています。


タンパク質は、体の中で合成されますが、タンパク質を組成するアミノ酸の中で、必須アミノ酸は食品からしか摂取できません。
お米=炭水化物、と思われがちですが、なかにはタンパク質をはじめとする、他の栄養素も入っています。とはいえ、お米だけでは足りない必須アミノ酸があります。


それを補完するのが、味噌。お味噌に含まれる栄養素は、お米だけでは不足する必須アミノ酸を補完できると言われています。

米も味噌も、常温で買い置きできます。とくに、玄米はある程度長期の保存が可能、お味噌は麹が生きていたら長く熟成させた方がおいしい場合もあります。

非常食は炭水化物がメインになって、タンパク質が摂取しにくいからと行って、普段からあまり使わないタンパク質系のレトルトや缶詰をたくさん買う必要は栄養学的にはないわけです。
ただ、やはり口さみしいということはあるので、普段から使っている缶詰のツナや肉類があれば味の変化がついて良いかもしれません。

また甘味も欲しくなるだろうから、ドライフルーツなどは少し多めに買い置き。
お菓子類も、いざという時便利でしょうけど、たくさん買い置くとついつい食べてしまうので、あまりお菓子には頼らないようにしたい。


非常食のために、どーんと買い置きしてしまうと、それらを管理するために多くの労力が必要となりますから、あくまでも普段食べているものだけでいいかなと思っています。

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とはいえ、レトルト食品など、温めるだけで食べられる食品も、2ー3食分は用意しておきたいところ。
災害に遭った直後は、調理する気力や体力が失われている可能性大だからです。
ちょっとおいしいレトルト食品を、「災害の非常時」のために買っておき、普段、忙しくてどうしてもご飯の支度ができない「普段の非常時」に、食べる、というサイクルが良さそうですね。



災害は突然やってきます。
でも、台風や水害は、ある程度予知することができます。
いっきに準備するのは大変かもしれませんが、思い立ったら吉日。
我が家に足りないものを、リストアップすることから始めましょう。





現在Kindle Unlimitedで無料で読める防災に役立つ本。

 

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