cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

【ミニマリスト思考】スルーハイカーから学ぶ、暮らしをラクにするもの選び


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先日読んだ「ウルトラライトハイキング」。

ハイキングのハウツー本という、普段の暮らしとは分野の違うこの本の中に、シンプルに生きるためのヒントがたくさん盛り込まれていて、とても参考になりました。

「ウルトラライトハイキング」とは?


でも、アウトドアに興味を持ち、トレッキングもどきをするようになり、ハイキングやトレッキングのことをもっと知りたいと思って読んだのがこの本「ウルトラライトハイキング」。



私は、キャンプ道具をそろえるにあたって、なるべくコンパクトに荷物が収まるようなもの選びをしています。キャンプは車で行くので、徒歩でいくハイキングとは違い、厳密に軽量化、そしてコンパクト化を求める必要はありません。でも、キャンプ場によっては、テントを張るサイトから駐車場まで離れていて、しかもその道がキャンプ用のカートなどがつかえない山がちなところもあります。そういうときに、荷物が軽くてコンパクトなら、私と末っ子だけのキャンプでも荷物運びが苦になりません。

私の気に入っているキャンプ場も、カートや車で荷物をサイトまで運べない所なので、できるだけ荷物を軽くするヒントはないかなぁ、と思いこの本を手に取ったというわけです。



「ハイキング」といえば、少し遠いところまで自然を求めて歩きに行く、というだけの印象を持っていた私。
「ハイキング」とは、「徒歩旅行」のこと。もちろん、気軽に少し遠出をするのもハイキングには変わりないのですが、本に取り上げられている「ハイキング」とは、「ちょっとそこまで」ではなく、荷物を背負い、何百キロ、何千キロもの長い自然歩道を、ワンシーズンなどを通してハイキングする、本格的なものです。

アメリカなどでは、日本以上に雄大な自然があるため、道には宿泊施設などもなく、トイレや水も必ず確保できるとは限りません。そこで、ロングトレイルハイカーは、必要な衣食住すべてを背負って旅します。

ものをたくさん持っていくと、快適ではありますが、荷物が多いと疲れてしまい、長く歩くことができません。「ウルトラライトハイキング」では、荷物をできるだけ軽くして、ラクにより遠くまで歩く方法が紹介されています。

荷物が軽いと、身軽になり、身体の疲労も軽くなり、より遠くを目指すことができます。



ハイキングの旅程を人生に例れば


私が好きな、駐車場とテントサイトが少し離れているキャンプ場。
一度で運ぶのには重すぎる、キャンプ道具を、テントサイトに運びながら思いました。

もっと荷物が減らないかな?もっと軽くならないかな?

その時の私は、重すぎる荷物が入っているバッグの取っ手が肩に食い込んで、重さで背が縮みそうでした。

そして、ふと思いました。これって、キャンプの時じゃなくて、荷物が多すぎて苦しんでいる、多くの人と同じなんじゃないか?

私の目的地は、駐車場からテントサイトという、とても短い距離を移動するだけでしたが、荷物が重いととても不自由に思いました。もし、荷物がもっと軽くてコンパクトなら、キャンプサイトまでもっとラクに行ける。車を使わずに公共交通機関だけでも、キャンプできる。もっとキャンプを自由に楽しめることができるかもしれない。


そもそも、駐車場からテントサイトが離れていて自力で荷物を運ばなきゃいけないようなところは、キャンプグッズをたくさんテントサイトに入れて、まるで家をそのままもってくるようなキャンプスタイルの人には選ばれません。荷物が多い人は、テントサイトの横に車を付けられるようなオートキャンプ場を選ぶでしょう。

オートキャンプ場といわれるところでも、テントサイトの横に車を付けられるオートキャンプサイトと、駐車場と少し距離があるサイトがあり、すこし不便な車を横付けできないサイトは、オートサイトよりも割安です。荷物が少なければ、どちらでも選べるし、ちょっと不便な場所でも自由に行くことができます。

そう、荷物が少ないことで、自由が増えるのです。


普段の私たちの暮らしでも、キャンプやハイキングのものの持ち方と共通点があります。

ものが少ないと、自由が増える


もちものが少なくて軽いと、身軽になれます。

身軽だと、自由が増えます。

そして、より暮らしの選択肢が多くなり、ものが少なくて得られる時間やお金で、より好きなことに時間やお金を使うことができるようになります。

今まで出来なかったことに対して、チャレンジしてみようという意欲がわいてきたりします。

また、少ないもので快適に過ごす工夫を繰り返すと、発想が豊かになります。

もちものを見つめ直すことで、暮らしを見つめ直し、さらには自分を見つめ直すことにもつながるのです。



日常の暮らしでは、生活が多様化していて、世の中には面白そうな情報があふれています。

その中で、自分が何をしたいのか、何を買えばいいのか、選ぶことができず、あっちにも興味があり、こっちもちょっとやってみたい、とおもうままにものを増やしていけば、家は狭くなり、ムダな時間やお金を使ってしまいます。

そこで、やっぱりいらない、と不要になったものを処分できればいいんですが、多くの人がこれがなかなかできていないから、家も全然片付かない。



「何をもっていくかではなく、何をおいていくか」


往年の著名なバックパッカーの名言として、

「バックパッキングとは

何をもっていくかではなく、何をおいていくかだ」

という言葉が紹介されていて、とても共感しました。


より遠くに、らくに歩いていくために、何を置いていくか取捨選択する。
この精神は、暮らしをシンプルにするにあたり、大いに応用できます。

ハイキングに不要なものはもっていかない = 生活に不要なものは持たない

持たないものを選ぶことで、暮らしの自由度を高めることができるのです。







現在、「ウルトラライトハイキング」は、Kindle Unlimitedで無料で読むことができます。



現在Kindle Unlimitedで読める家計管理に役立つ本。



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