持つ服を厳選すると、衣服の管理が楽になったり、無駄買いをしないなど、服にまつわるたくさんのメリットがあります。
実は、服を整理することで、暮らし全般に、他にもいいことがたくさんあることに気がつきました。
クローゼットを少数精鋭の大好きな服だけにすることで、暮らし全般に起こった、素敵なことをご紹介します。
持ち物すべてを使いこなすのは心地良い
安いからといって、1000円で買った、1度しか袖を通すことのなかったTシャツ。
一方で、20回は繰り返して着ている、お気に入りのブランドでかった2万円のブラウス。
どちらの服も、1回の着用にあたり、出費したお金は1000円。
お気に入りの2万円のブラウスを21回目に着るときには、1000円で買った1度しか着ていない服よりも「安い」とも考えられますね。
どちらの服の持ち方のほうが、満足度が高いでしょうか?
もちろん、これは購入額によるものではありません。
高い服が高級とも限らないし、安くてもかなりクオリティがよくお気に入り、ということだってあります。
大切なのは、持っている服がお気に入りで、何度も着て活用できていること。
少ないお気に入りの服だけを、毎日着て楽しむ。
それは、持っている少数の服を、最大限に活用できている、ということ。そこには、微塵の無駄も妥協もありません。
持ち物すべてを使いこなせているという満足度は、着ない多くの服を持っていることとは比べものになりません。
せっかく買ったのにほとんど着ることのなかった、死蔵した服は、それを所有することにも、無理して着ることにも、あなたの幸せにはつながりません。
環境に優しい
服の無駄買いがなくなったおかげで、お財布だけでなく、環境にも優しいのが、ミニマルクローゼットの良いところ。
多くの服は、化学繊維でできています。原材料はプラスチック。コットンやリネンなど、一見自然に優しそうな天然素材であっても、それらを栽培するには多くの化学肥料や枯葉剤などの農薬などが使われていて、水や空気、土壌を汚染しています。栽培農家の薬害への影響も無視できません。
私たちがほとんど袖を通すことがない、多くの服を持たないという選択は、空気は水、土、多くの生物などの自然の資源を守ることに繋がります。私たちの衣服の素材を選ぶこと、そしてその量を無理のない範囲で少量にすることで、知らないうちに、環境に対する負荷を減らすことができます。
着ていない服は、状態が良ければ、そのままの状態で誰かに譲るか差し上げます。
状態の良くないものは、資源ごみのルートに乗せれば、原料をリサイクルして再利用できる可能性があります。着ていない多くの服を手放すこともまた、自然環境へ貢献することにつながるかもしれません。
多くの服を持つことで消耗しない
何かお買い得な服はないかと探す時間、それを買いにいく労力、増えた服を整理する気力や時間。
すべてがお気に入りで、よく着ている服なら、全く問題ありません。
でも、それが着てもいない、お気に入りでもない服のためなら、それらに費やしたお金、時間、労力や手間は無駄に費やされます。そして、意識せずとも心のどこかで「片付けなきゃ」「減らさなきゃ」と思っている。
それらは、あなたの金銭的なお金だけでなく、時間、労力、集中力、エネルギーを奪っています。
多くを持たない選択をするだけで、これらの様々なコストから解放されます。
多くの服を持つことで消耗していた、お金や時間、労力を、もっと他の有用なことに使ってみませんか?
少ない服で、自尊心を取り戻せる
服が整理できていない現実、もったいないと思う気持ち、
そして、多くの着ていない服を持っていることで、もっとも消費されてしまうのは、実は心理的なコスト。
「整理しなきゃ」
「減らさなきゃ」
「また無駄遣いしちゃった」
「もったいないことしたな」
「減らさなきゃ」
不要なものを持ちすぎていることで生じる、後ろ向きな気持ち。
その心の重い負担は、持つ数を減らすだけで、ぐっと軽くなります。
不要な服を手放すこと。それは、「整理できない」「減らせない」自分を手放すこと。
自分が自分でいられる、大好きな服だけを持つこと。それは、
「物欲のコントロールができている私」
「お金のコントロールができている私」
「いつも大好きな服を着ている私」の誕生でもあります。
大好きな服だけを持つことは、自尊心を高めてくれるのです。
他の部屋もスッキリ心地よくなる
女性が整理に頭を悩ます原因の第一位が、「クローゼットの整理」。
そして、もっとも整理しやすいアイテムの第一位が、「服」でもあります。
理由は、服は、たいていの場合、家族が共有しない個人的なアイテムだから、「要・不要」「好き・嫌い」を自分だけで判断しやすいから。
もし、「最も整理しやすい」かつ、「最も悩ましい」クローゼットの整理に成功した暁には、クローゼットだけでなく、キッチンやリビングの収納や出しっ放しになっているごちゃごちゃの整理する力も付いています。
というのも、最も悩ましい箇所の整理できたあなたは、達成感を得ただけでなく、自分の暮らしにあったアイテムの「要・不要」「好き・嫌い」を判断できる選択眼をすでに手に入れたのですから。
選択眼だけでなく、「要・不要」「好き・嫌い」の判断も、だんだんと早くできるようになるので、次の場所の整理は、服の整理よりも手間取らないことでしょう。
これを機に、少しずつでも、家のごちゃごちゃを少しずつ、整理していけば、暮らしが見違えるようにスムーズになります。
スッキリとした住まいは、自分だけでなく、家族にも心地よい。そして、もしまだ「整理できない」家族がいたら、あなたの整理した美しいミニマルクローゼットの完成は、家族が整理する動機付けにもなるかもしれません。
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