次男の中学の卒業式でした。
予行練習なし、在校生の出席もなし。短縮版の卒業式。
出席した保護者が全員マスクを着用して、すこし異様な風景ではありました。
短縮版の卒業式は、とてもあっけなく、感動も薄いのかなぁ、と想像していたのですが、意外にも感動も多く、良い式でした。
というのも、本当に必要なパーツは行いつつ、
在校生との掛け合いとか、いつも長く感じてしまう先生のお話、全く不要と思われるPTAや来賓の挨拶などが全然なかったのです。
いつも、(ちょっと退屈)だと思われる部分を割愛して、国歌斉唱、校歌斉唱、校長先生の挨拶、卒業証書授与など、必要な部分はきちんと行われ、間延びした部分が一切ない、とても心地よい式典でした。
もう、毎年、このバージョンでいいんじゃない?と思ったのは、私だけではないはず?
幸いにも、次男の中学の卒業式はありましたが、残念ながら卒業式や入学式が取りやめになった学校もあるようで、それは残念なことです。
新型コロナの影響で、短縮版の式典は良かったものの、ふいに休校になったので友達と別れを惜しむ余裕はほとんどなかったようです。
ああ、これで制服をみるのも最後かぁ、と少しだけ寂しい気持ちもありました。
今回の休校騒ぎで、子どもに学んで欲しいと思ったこと。
それは、いつもの、そこにある幸せに気づいて、大切にしてほしいこと。そして、その幸せは、思いもかけない時に、なくなってしまうかもしれないこと。
卒業式や入学式、友達との別れを惜しむ時が無くなってしまったことは、誰のせいでもない。当たり前だと思っていたことが、当たり前では無くなってしまう、そういうときもあるってことを、子どもたちに知ってほしい。
そして、当たり前だと思っていた普段の生活が、本当にありがたいものだということ。
こうして、休校中でも、横ですやすや子どもたちが心地よさそうに眠っていて。その子どもたちは病気にもなっていなくて、いつものように元気。休校だからいつもより時間がたっぷりあって。今、ここにある穏やかな時間。いったい何に不満があるというのでしょう。
東日本大震災のあったあの日から、寝る前に、本当にここにある毎日が貴重で、豊かな時間だということを、思い出すようにしています。当たり前のことが、大切に思えると、それほど多くを求めることなく、穏やかで、豊かな暮らしができるみたいです。
今からもっともっと広い世界に飛び立っていく子どもたち。
きっと、今は足元に転がっている豊かさなんて気がつかないのでしょう。外に向かって行く時は、足元をみたり、振向いたりしなくていい。でも、ふと求めるものが何なのかわからなくなった時、どこに進むか迷った時、悲しい時。ちょっとだけ自分の足元にあった、暮らしを思い出してみて欲しい。
母は、君がふと振り返ったときに見える景色が、豊かな思い出に彩られるように、かけがえのない、今の君の暮らしを支えていきたいなと、いつも思っています。
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【子どもの習い事】小学生、通信教育デビュー。
【夏休み、どこいく?】ママと子どもだけでキャンプ、釣り、シュノーケリング。
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