クリスマスやハロウィンというと、伝統の浅い日本では、宗教的な習わしを無視して、気軽に楽しんでいる人も多いですね。
こうするべき、とかこうしなければならない、というのにとらわれることなく、楽しむことができるのは気楽なものです。
一方、お正月に関しては、伝統にのっとったものに従おうとすれば、どうしてもこうしなければいけない、ああしなければいけないというのもあるでしょう。
とはいえ、伝統は薄れ、簡素化するのが通例というもの。家が狭かったり、集合住宅に住んでいれば制限も出てきます。
そもそも、お正月は家で過ごしたり、親戚で集まったりせず、旅行に行く家庭も増えています。また、夫婦がそれぞれの実家に分かれて帰省する、というのも今ではよく聞く話で、伝統を受け継ぐのは難しくなっています。
我が家も、到底伝統にのっとっているとは言えず、お正月の準備もしつらえもかなり簡素化しています。
特に狭い我が家では、お正月らしい飾り物はしません。
床の間はないので、リビングのカウンターの目立つところに鏡餅を供え、マンションの門には小さなしめ縄。
また唯一ギャラリーと決めている玄関のくつ収納の上にも、ちょっとしたお花があればそれで充分。
これ以上、オーナメントをごちゃごちゃ増やしても美しく見えることは無いのかなと思います。