キッチンでは、生ゴミも出るから、ゴミ箱がただの箱っていうわけにもいかない。そして、多くの動作を要する台所仕事には、ツールの機能性は大切。そして、もちろん、できれば見た目もスッキリとおしゃれに。
そんな、願いが叶うゴミ箱の条件を考えてみました。
「臭わない」決め手はフタの密閉度。匂いの漏れないゴミ箱を探そう。
ゴミ箱に消臭剤をつける機能があったり、消臭・抗菌素材が使われていても、フタがないと必ず匂いがするもの。どれも気休め程度にしかなりません。
また、いくらフタありのものを選んでも、フタと本体の間にスキマがあればそこから匂いはもれてしまいます。だから、フタの密閉度は超重要です。
使いやすさの鍵は、フタの開閉にあり。
とはいえ、フタがあれば、その分、ゴミを捨てるのに「フタを開ける」そして「フタを閉める」という2アクションが追加されてしまいます。
頻繁に開け閉めする必要があるゴミ箱は、フタの開閉がスムーズにできるものを選びたい。ゴミを扱い、手が汚れているときにも開けられる、そして簡単に閉められるものを選ぶのがポイント。手で開けるもののほか、足で踏み込むペダルタイプ、センサーがついているタイプなどがあります。
ただ、構造が複雑であればあるほど、故障する確率が高まりますので、しっかりしたメーカーのものを選んだほうがいいでしょう。
以外に存在感のあるゴミ箱。デザインや素材も重要。
キッチンのように立って使うなら、たったまま狙ったところにゴミを落とせるような背の高いタイプが使いやすく、トイレの中や赤ちゃんのオムツ用に使うなら、座ったまま背の低いタイプのものが使いやすい。
また、ゴミ箱が大きければ大きいほどインテリア性も重要になります。あまり目立たせたくないなら、部屋に馴染む色を選びます。周囲にある家電の色や、背面の壁の色に馴染む色を選びましょう。
また、高級感のある素材やオシャレなデザインのゴミ箱を選んで、あえて存在感を楽しむ、というのもアリです。
メンテのしやすさでいつも清潔に
食品を扱うキッチンだからこそ、ゴミ箱もいつも綺麗にしておきたい。
ゴミ箱の匂いは、ゴミだけではなく、本体やフタに付着した汚れの可能性もあります。
ゴミ箱本体の素材選びは、中に匂いのあるものを入れるときには特に慎重に。洗いにくい天然素材や木部のあるものは避け、丸洗いできるプラスチック製のものに。他の素材ならゴミを入れる部分が二重構造になっていて内部が丸洗いできるインナーボックスつきものがおすすめです。
また、ゴミ箱のフタは本体以上に汚れやすいもの。
フタは、外して丸洗いできるか、洗えなくても構造が簡単で拭きやすいものを選びます。
本体の内部に取り付けるゴミ袋が、ゴミを入れたときにずれて外れてしまったら、本体を汚す頻度が高まります。ゴミ袋がずれにくいかどうかもチェック!
さらに便利に使える、別売のパーツがあるか
さっとゴミ箱を手元に持ってきやすいキャスター、ゴミ箱本体にピッタリフィットしてずれにくい専用のゴミ袋など、別売のパーツがあれば、より機能度アップで、清潔に、スムーズにゴミ捨てができます。また、同じデザインで色違いや大きさ違いのものを揃えることができれば、見た目もオシャレ。
長く使いたいなら、形の変わりにくいロングセラーのものを選びましょう。ふたなど、壊れやすい部分だけ修理、または別売で購入できるかもしれません。
我が家にあるのは、ブラバンシアのタッチビン。
我が家にあるのは、ブラバンシアというオランダの老舗メーカーのゴミ箱。
フタは、上部を軽く押して開けるタイプです。
後ろに取っ手がついているので、移動がラクラク。掃除の時だけでなく、シンクの横など、ゴミの出る場所に使う時だけ引き寄せて使うこともできます。フタは開けっぱなしにもできるので、このゴミ箱のおかげで三角コーナーいらずとなりました。
壊れてしまっても、フタの部分だけ、もしくは細かいパーツだけも取り寄せ可能。
実際、子どもが、ゴミがいっぱいになっているところにゴミを放り込んで無理やりフタを閉めたら、フタの綴じ具が壊れてしまったことがあります。でも、パーツが別売で売っているので、その部分だけ取り外して修理することができました。
アフターまで行き届いたブラバンシアのゴミ箱は満足度高いです。
また、このシリーズは、色の展開が豊富なので、インテリアに合わせた色選びができます。
実は、私は色選びでちょっと失敗してしまいました。
同じものでクロム色(シルバー)のものを友人が購入したんですが、とってもかっこいいんです。
結局、白とか黒とかシルバーのような色の方が飽きずに使えますね。
他にも迷った高機能なキッチン用ゴミ箱たち。
ブラバンシア ダストボックス ペダルビン
こちらは、同じくブラバンシアのゴミ箱で、脚でペダルを踏んで開けるタイプ。
脚でペダルを踏んで開けるゴミ箱と言ったら、このデザインを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
それもそのはず、ペダルビンの本家のオランダ生まれのブラバンシアのロングセラー商品です。
当然、両手が塞がっていたり、手が汚れてもさっとゴミ捨て。しかもフタは静かに閉まります。脚で踏む構造は少しだけ複雑ですが、本家ブラバンシアは抜群の耐朽性を誇っています。専用の別売袋を使えば、ゴミ捨てがさらにスムーズに。大きさのバリエーションが豊富なので、トイレ用からキッチン用まで、用途に応じて大きさを選べます。
私が、こちらを選ばなかった理由は、キッチンのレイアウトの事情で、動かしやすいゴミ箱を選びたかったから。当初は、買ったゴミ箱にキャスターをつける予定だったので、ペダルタイプのものは選びませんでした。
とはいえ、据え置くなら、こちらのタイプの方が手を使わなくても開けられる分、便利かもしれませんね。
simplehuman タッチバーダストボックス
もう一つ、迷ったのが、simplehumanというメーカーのゴミ箱。
simplehumanは、アメリカのステンレス製ゴミ箱のトップブランド。シャープなクロム色のインテリアアイテムを得意としています。
インテリアショップなどでもよく見かけるようになったので、本体やフタの頑丈さ、そして美しさは確認済み。
シャープなメタリック色が印象的な、simplehumanのダストボックス。
こちらは、タッチバーといって、上部の横にフタを開けるバーがついていて、バーを押すことによってフタが開閉します。
両手が塞がっていても、高い位置についているバーを腰や膝などでタッチすると、フタが開きます。
フタが開けっ放しにできるのも作業しやすいメリットです。
袋の端が外側から見えないようにできるのは、当然ながら、ゴミ袋の交換が楽。それぞれのモデルにフィットしたゴミ袋を使えば、さらに袋の交換が楽になりそう。
設置する場所、捨てるものによって、各種サイズ、また、縦長、横長、半円形のものが選べます。
simplehuman ステップダストボックス
こちらは脚でペダルを踏むタイプ。
。中のインナーボックスはないので、容量が従来の125%入り、見た目より多くのゴミを収容できます。
また、専用のゴミ袋を収容するケースがついていて、外側にケースを設置すれば、中から1枚ずつ新しいゴミ袋を取り出すことができるので、ゴミ捨てが超ラク。よく考えられています。
フタが常に上方に観音開きになり、さらに中で分別できるタイプが一番人気です。
フタの上にあまりクリアランスがない場合でも、この開き方なら設置しやすいですね。