災害にはこれが必要!という記事を何本か続けて書いていますが、2日間の停電と断水を経験して、普段から使っているもので、個人的にこれは地味に役立ったな、というものを今日はまとめてみます。
また、これがなくて困った、あった方がよかった、というものも加えてお伝えします。
災害時にあってよかったもの:暗くても遊べるおもちゃ
子どもは、大人以上に災害などにあったときに怖がったりします。
そして、いつものような活動はできません。
でも、やはり子どもは遊びたい。そして、遊びがあれば、少しでも気を紛らわすことができます。
部屋が暗いので、読書や絵本は読めません。お絵かきなども難しい。
停電しているので、テレビやDVDをみたり、テレビゲームもできません。(ポータブル型ならなんとかできます、ただし充電池が持つ範囲で)。
我が家では、暗くても遊べるおもちゃが役立ちました。
真っ暗にはならないので、電源が不要で、薄暗くても遊べるものがいくつかあるといいと思います。
停電の中、日が落ちてだんだんと暗くなって行く中、まだ少しだけ明るい窓際によって、次男と三男が将棋を指し始めました。三男の方が弱いので、横にいた長男が三男を応戦。年の離れた兄弟なので、あまり一緒に遊ぶことはしないのですが、年齢が関係ない囲碁や将棋なら、いつでも一緒に遊ぶことができます。
長男次男は個室があるので、いつもなら個室にいる時間も、家族皆がほのかな灯りのあったリビングに集まって過ごせたのは、停電になって唯一良かった点です。
囲碁や将棋は、難しそうですが、入門バージョンなら、幼児でも簡単に覚えることができます。
小学生以上ならこれがいいですね。
我が家では、学童にこれがあってみなこれで将棋を覚えました。
もちろん、定番のボードゲームやカードゲームでも。もちろんトランプでもいいですね。
囲碁、将棋を始め、すごろくやリバーシもできる欲張りセット。
本格的にやらないなら、まずこれがいいかもしれません。
我が家では、長男が将棋、次男が囲碁を習っていました。三男は今でも囲碁教室に行っています。
三連休はお墓まいりに行ったおじいちゃんの家で、おじいちゃんと目一杯ハンデをつけてもらい対局してもらっていました。
こちらもどうぞ。
災害時にあってよかったもの:自家用車
我が家の車は、かなり年季の入った車を乗っています。いまの家に引っ越すときに、子供達も大きくなったし、あまり一緒に出かけることもなくなったので、そろそろ車を手放してもいいんじゃないかと本気で検討しました。
次の車検までに考えようと思っていた矢先、三男がミニバスを初めて、車での移動が多くなったので、またしばらく車を持ち続けることにしました。
そのときは、本当に車は不要なのかも、と思っていたんですが、災害時にはあってよかったなと思いました。
というのも、車から充電できたり、
家からの非難を余儀なくされる時には、車がプライベートスペースになったり(大きな車なので、家族5人でも結構ゆったり寛げる)、
最悪、被災していない場所に簡単に移動したりできるからです。
もちろん、車は維持費がとても高く、費用面では所持せず、タクシーを使ったほうがやすかったりする場合が多いと思います。
ただ、車に関しては、家と同様、ステータスや乗る楽しみなど、ただの移動手段としてではない持つことの意味も否定できません。
我が家は高級車ではないし、持っていること自体車がステータスシンボルにも全くなり得ないのですが、災害時に「思い立ったら車があれば家族で移動できる」という安心感もあると感じました。
少なくとも、三男がミニバスを卒業するあと4年ぐらいは車がある生活になりそうです。
なお、停電時には、エレベーター式の駐車場は止まってしまい、車が出せなくなるので注意が必要です。
エレベーター式の駐車場に停めている車(地上階を除く)は、いざという時に使えません!
災害時にあってよかったもの:ご近所づきあい
今回停電になって、改めて近隣のコミュニティの大切さを実感しました。
特に、災害の場合は、戸建なら自治会、集合住宅なら管理組合など、ごくごく狭い範囲での近所づきあいはとても重要なんだと痛感しました。
住んでいるマンションは古く、一斉放送などの設備はありましたが、それも停電でダウン。マンションの中での連絡手段がなく、シニアの方はメールやラインなども使っていない方が多かったので、結局役員と管理会社が顔を付き合わせて、被災中のマンションの状況を皆に知らせたりするほかありませんでした。
私は、たまたま今年役員になって、マンションの多くの方とお知り合いになれたのですが、それまでは同じ小学校に通っている子ども会のご家庭以外は、隣と上下の部屋ぐらいしか顔見知りがいませんでした。
一人住まいのシニアの世帯なども把握していて、役員でトイレや水のことを気にかけあったりできたのは幸いでした。
もうずっと前から言われていることではありますが、ごく近隣とのおつきあいというのはいざとなって本当にお互い助かること、そして、古いコミュニティでは、万が一のときもっとスムーズに連絡ができるような手段を考えなければならないことなど、多くの気付きがありました。
災害時にあってよかったもの:敷布団
停電した夜は、まだまだ暑い9月でした。
夜は、だいぶ涼しくなったとはいえ、まだ冷房も欲しいぐらいの気候。でも停電しているので、エアコンはおろか扇風機も使えませんでした。
我が家では、ベッドではなく皆敷布団で寝ています。
敷布団のメリットは、このブログや書籍「時間とお金にゆとりができる「小さな家」: 働く母の家事が本当にラクになる部屋づくり」でも語り尽くしていると思いますが、
今回は、冷房が使えなかったため、家の中でも一番風通しの良いリビングに布団を敷いて寝ることにしました。
普段、リビングで寝るときといえば、子どもが風邪を引いた時ぐらいです。でも、風通しの良い場所に布団を移動させたら、なんとか寝付ける程度になり、暑がりの夫の愚痴を聞かずに済みました。
ベッドは移動するのが困難ですが、布団の生活なら、好きなところに布団を敷いて寝ることができます。
寝苦しい停電の夏の夜、布団生活のメリットを最大限に享受できました。
わが家でも、一番涼しい敷布団、エアリーマットレス。
災害時にあったら良かったもの:体力
これは「あって良かったもの」ではなく、「あったら良かったもの」。
停電では、非常用電源が別途ない限りは、エレベーターが止まってしまいます。
集合住宅の場合は、上階であればあるほど大変。
昔、10階建ての10階に住んでいたことがありました。
その間、数回は火災(ボヤ)、1回は停電で、エレベーターが使えなくなって、10階まで上り下りしましたが、10階が足で上がれる限度だと思いました。
今なら、当然、若かりし頃より体力が落ちているから、10階でもきつすぎるかもしれません。
そして、その階段を、水などを運びながら登ったりするのはもっとしんどいです。
そして、小さなお子様がいるご家庭などではもっとたいへん。老人のお一人ぐらしではまさしく死活問題になります。
階段をひょいひょいと登っていく子どもたちに「待って〜」といいながら、やっぱり、あんまり高いところに住んじゃいけないなぁ、と思ったのと、いざという時のためにもっと基礎体力つけなきゃ、と思った私でした。
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