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男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

【地震対策】割れないための食器の収納


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先日の大きな地震。

我が家は幸いにも、割れたものがほとんどありませんでした。

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それは、我が家が落ちたり、倒れたりするものが少ないから、というのもひとつの理由ではありますが、それだけではないようです。





我が家の片付けは5分で終わった


我が家は決して「大丈夫!」「ぜったい安全!」とは言い切れない収納方法もしています。

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いちばん気になっていたのが、シンク上の吊戸棚の収納。






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扉が3箇所あるうち、いちばん左は調味料の棚(昨日中で倒れていた)、




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中央は食器、





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そして左は保存容器やお弁当箱、水筒などを収納しています。





左のお弁当箱はともかく、右も瓶の調味料、そして中央の食器と、重たくて割れるものがたくさん入っています。

本当は重たくて割れるものはあまり上部に収納しないほうが安全とされています。でも、日々、いちばん使いやすく、時短の場所を選んで、ここになっているのでした。



幸い、この開き扉は地震の振動でも開くことはなく、また中に入っていた食器もほとんど動かず、無事でした。


大きなものが倒れたり、何も割れたりしなかったので、地震の後の片付けは、5分で終わり、当日は子どもたちも学校が休みになったので、災害のニュースを見ながらボードゲームなどをして遊んでいました。


一方、マンションの隣の家にお住まいの方は、なんと食器棚の半分ぐらいが落ちて割れてしまったそうです。昼過ぎにお話した時には、片づけが大変で夕方までかかりそうだから今夜は外食する、とおっしゃっていました。



建物の位置や構造、また集合住宅なら階によっても揺れかたが当然違うので、近所でも被害の大小があるのは当然ですが、同じマンションの同じ階の、同じ間取りのお隣のお宅と我が家。なぜそんなに被害の大きさが違ってしまったのでしょうか。
理由を考えてみました。




造作家具と置き家具の違い

我が家の食器は、吊り戸棚に収納しています。
一方、お隣さんや、「食器が落ちてたくさん割れた」と連絡をくれた友人は、置き家具の食器棚を利用していました。食器棚は、観音開きの開き扉でした。

我が家の食器棚としている吊戸棚は、ビルトインです。揺れるときも建物と一緒に揺れます。それ以上は揺れません。

一方、置き家具は、建物が揺れる以上に、家具の揺れが、振動を増幅させます。家具をおいている壁面が平らでなかったり、アジャスターがずれたりして、少しでも置いた時に不安定さがあれば、なおさらです。

吊戸棚のように、ビルトインの収納にあるものは、壁についているので、置き家具の中にあるものよりも、より動きにくいと考えられます。




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テレビ台も造作家具。
テレビにぴったり作ったので、地震の揺れで飛び出る可能性は低いです。テレビの底面には、粘着型のすべり止めを付けています。




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テレビの左側は、無印のカゴに小物を収納。
カゴが滑り落ちにくいように、棚板の高さを調整しています。
手軽だし、好きな場所に中身ごと運んだりできます。


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家電もビルトインなら落ちない

食器棚と同様、他のものもビルトインの方が地震の時安全性が高いです。



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例えば、我が家は家電としての単体のオーブンやレンジ、トースターはなく、オーブンレンジはコンロ下にビルトインされています。
食洗機も同様にビルトイン。


この地震で、棚の上に置いていたトースターが落ちたり、シェルフに置いていたオーブンレンジが落ちたりした、という報告も有りました。
ビルトインなら、そんな心配がありません。

もちろん、ビルトインのデメリットもあります。
機器類が高価なこと、選べる機種が限られていることなどはビルトインのデメリット。

とはいえ、裏面や底面を掃除する必要がなく、ふだんのメインテナンスが簡単なこと、見た目がすっきりしていることなど、メリットもたくさんあります。
掃除が苦手な私の場合は、掃除が楽、ということだけでもビルトインを選ぶ十分な理由になると思っています。

この地震を経験に、ビルトインの家電は、地震の時により安全、というメリットを加えたいと思います。






棚板の素材の違い


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わが家の食器を収納している吊戸棚は、職人さんの手作りのものです。オーソドックスな木製で水性ペンキ仕上げなので、少しザラザラしています。



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ザラザラしていると、摩擦があるので、当然上にあるものは滑りにくい。



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今回の地震で、吊戸棚の中の食器は、目視ではわからないほど、ずれていませんでした。



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我が家のお鍋の収納は、ふだん取り出しやすいようにこのようにオープン収納にしていますが、無事でした。

最下段の小さなコップは、背の低い三男のためにおいているのですが、縁のあるトレイの上にあったせいか、無事でした。





このようなちょっとした縁があるだけで、少しは違います。




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わが家のはこちら。




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お鍋の棚は、ホームセンターで棚板である木材を買って、ホームセンターのサービスでカットしてもらい(1カット30円でした)、棚柱(金具)を壁面に取り付けたもの。




棚柱も、ホームセンターで購入したものです。以前の家では、こちらは本棚になっていました。


同じ棚を増設した時の記事。
子ども部屋の収納。本棚を新設して、収納スペースを増やす - cozy-nest 小さく整う暮らし

バラして使えるので、引っ越したりしておき場所が変わっても使えるし、不要になれば小さくして捨てるのも簡単。壁についているので、食器の入っている吊戸棚と同様、揺れてもあまり動かなかったのだと思います。




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木の板は、しっかりと棚受けにビス留めすると、あとで棚板を動かしたりするのがたいへんになるので、取り外しが簡単にできるように、ビスを棚板受けに引っ掛けるように挟み込んでいます。

こうすると、斜め上に引っ張れば簡単に取り外すことができますが、横に落ちたり、ずれたりすることはありません。


とはいえ、この収納も、もっと大きい規模の地震が来たら耐えられなくなり、お鍋が落ちる可能性大いにあります。

もし、お鍋を落ちないようにするには、さらに対策が必要です。

ザラザラしている素材は、お掃除がしにくい、という欠点もあります。
汚れがつきにくい扉や収納の中、または簡単に掃除できるところだと問題ないです。もし、滑りやすい素材のうえにものをおいているなら、すべり止めを敷くだけも対策ができます。棚板が滑りやすい素材なら、布を1枚敷くだけでも違います。







引き出しは開き扉より安全


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最近では、システムキッチンの収納は、開き扉ではなく、引き出しが主流になっています。引き出しは、開き扉より食器が落ちたりする可能性が低いです。

とはいえ、大きな揺れの場合は、引き出しそのものが外れたり、引き出しが入っている家具が傾いて引き出しが外れてしまう可能性もあります。

引き出しにストッパーがついているか、確認して見ましょう。そして、引き出しが付いている大型家具は、壁に固定しましょう。


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追記:この記事は、私独自の考察です。間違いやほかの原因があれば御指摘ください。


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