我が家では、掛ふとんは家族で無印の羽毛ふとんを愛用しています。
タイトルに「大物」とあったので、もっと大きいものを想像していた方、申し訳ございません。値段が大きい大物の意味です。まあ、我が家では布団より大きいものもあまり数多く無いのですが。
今回の良品週間で、私が独身の頃から20年以上ずっと使っていた無印の羽毛ふとんを新しいものに買い替えました。
無印の掛ふとんを選ぶ理由
私が初めて無印の羽毛ふとんを買ったのは、大学を卒業して就職した後。学生のときは留学していて日本には自分専用の布団がなかったので、就職を機に新しく買いました。もう20年以上も前の話です。
羽毛ふとんって、値段がピンキリで、本当に選びにくいです。羽毛の産地やダウンとフェザーの割合などによって価格にかなりの幅があります。
もちろん、たぶん有名シングメーカーのとても高価なふとんは、寝心地も最高なんだろうと思います。
でも、就職したての当時の私のお給料はもちろん高くはありません。自分で試すことのできる最高の羽毛布団が無印のものでした。
買ったのは、薄手の羽毛肌掛け布団とすこし厚手の布団。2枚を一緒に買いました。たしか、当時は2枚組セットで売っていた記憶があります。
薄手の肌掛け1枚で夏、厚手1枚で春秋、布団カバーの中に薄手と厚手を2枚入れて真冬にも対応。たった2枚の布団で、四季の変化の激しい日本(実家は神奈川)の気候にオールシーズン対応。真冬でも布団カバーにいれてしまえば1枚なので、ベッドメーキングもらくらく。冬に何枚も布団をかけていると激しい寝返りで布団がずれてきたり、ベッドから布団が落ちそうになっていたのも、このシステムにしてからはなくなりました。
寝心地は、私にとっては必要十分でした。これ以上質の良い羽毛布団の必要性は全く感じませんでした。
他にも、無印を選んだ理由はあります。
当時、布団の側生地って、ペイズリーや花柄など、派手な柄のものがほとんどでした。(そして、なぜかほとんどがピンクかブルー)私は、アイボリーのコットンの布団カバーを使っていたので、その布団カバーからも柄が透けない無印の生成の側生地は貴重でした。
そして、側生地がコットンというのも嬉しかったです(現在は混紡)。布団カバーの中にいれてしまえば、側生地の素材は関係ないようですが、コットンは摩擦率が高く、布団カバーの中でずれたりよったりしにくいのです。布団カバーの中の隅には、ループが付いていますが、当時は長編の真ん中にはループはないものが多く、布団カバーの中で、中央が寝ているときに寄ってしまう。こんなことも防げるコットン素材が嬉しかったです。
独身の頃からずっと使い続けて20年以上。さすがに、羽毛はかなりヘタって、新品のものとだいぶカサが減ってきてしまいました。そこで、今回の良品週間を機に、ひさしぶりに無印の羽毛布団を買い替えた、というわけです。
もっと高い高級羽毛布団は考えませんでした。先に記したように、無印で必要十分だったからです。
もし、私が寒い地域に住んでいたり、断熱の甘い戸建に住んでいれば話は違うかもしれませんが、今の住まいは、冬でも暖かい大阪にあり、しかも集合住宅住まい。分厚すぎる布団は使っていないときはかさばるし、温度の調整もしにくい。
はじめにもっと高級品を買っていたら、もっと長持ちしたのかもしれませんが、個人的には20年以上も使ったので、大満足です。
どの厚さが最適? 無印良品の掛ふとんの選び方
無印には、現在、4種類の羽毛布団があります。
二層式のものは、我が家の場合、厚すぎて調整が効きにくいと判断し、トライアングルキルトと薄掛ふとんを選びました。
※トライアングルキルトとは、マチが斜めに入った一層式の構造です。体に添いやすい形状になっており、暖かさが逃げにくい特長があります。羽毛の偏りが少なく、ふっくら均等にふくらみます。
トライアングルキルトと一層式、どちらにしようか迷いました。
店員さんにお願いして、店頭でベッドの上に広げてみると、どちらもあまり変わりません。畳んでも、同じぐらいの厚みです。並べてみると、若干トライアングルキルトの方がすこし嵩高い?気のせい?という程度。詰め物の羽毛の重さもフェザーとダウンの割合も同じ。商品についてくるカバーの厚みも同じ。
収納サイズが同じということなので、今回はより保温性の高いトライアングルキルトを選びました。
カバーも無印を愛用しています
www.cozy-nest.net
手元にやってきたトライアングルキルトの羽毛ふとん。
ケースから出すと、ふわっと2倍以上に広がりました。気持ち良さそうです。でもこれをおろすのはもう少し涼しくなってからかな?
薄掛ふとんは店舗では在庫切れだったので、ネットストアで注文しました。早く届かないか、使うのが楽しみです。