昨年まで履いていたストラップシューズ。
なんども底を張り替えながら数年履いていましたが、春にブーツから靴に変えようと思った時に、さすがに買い換えようとおもうほど古びてしまいました。
前回、ストラップシューズを買ったときの記事を発掘しました。買ったのは4年ほど前になるんですね。
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欲しい靴に求めるスペックを整理してみる
私が新しい靴に求めるスペックは、以下。
・はき心地のよさ
これを抜いては靴はあり得ません。いくらかっこよくても、歩くときに気になるところがあるのはダメ。
私は、高校生のときに足の指を手術した経緯もあり、そして足が人より大きいこともあり、ヒールの靴はもう履かないようにしています。
・ざくざく歩ける、公園で子どもと遊べる
子どもが小学校に入学してからは、自転車からときおり徒歩で通勤するときもあります。30分程度はざくざく歩いても平気なようなデザイン。そして、時間が短くはなってきましたが、まだ公園で子どもとキャッチボールなどをするときも履けたらいいな。ただ、本格的に運動するわけではないので、スニーカーほどは不要。ストラップのないバレエシューズは、歩くときかかとが脱げやすいか、脱げにくいようにゴムがはいっているものはかかとが痛くなってしまうので長時間歩くには不向き。
・靴下が履ける
春や秋は、温度変化が激しい季節。涼しくなる季節は5本指のシルクの靴下を履いています。一方、すこし暖かいor暑い日には、裸足だったり、フットカバーを履きます。
・甘すぎないデザイン
基本的には、古典的なレースアップやストラップシューズのようなデザインが好き。ただ、レースアップは、裸足には合わないし、脱ぎ履きも面倒。ストラップシューズは可愛すぎて、年齢的にも似合わなくなってきています。
この靴を選ぶとき、迷いに迷いました。本来なら、この用途ごとに靴を揃えるべきなのでしょうが、自称ミニマリスト、数が増えるのはいやなのです。新しいものを買うときには、かなり慎重になってしまいます。
購入したのはTrippen PAN
そして、買い換えたのが、現在、真夏でもほぼ毎日愛用しているTrippenの「PAN」。
Trippenは、以前から「Nomad」を愛用していて、そのはき心地のよさから新しい靴もTrippenで選びたいとおもい、神戸にある直営店でいろいろ試着しました。
甲の部分の面積が、普通のバレエシューズより微妙に広いのが特徴。
お店に5本指靴下を持ち込み、履かせてもらいました。靴下でもタイツでも合いそうです。サイズは、Nomadより2サイズも小さい37で大丈夫でした。
他にも候補にあがったシューズたち
TRIPPEN FRINGE
以前持っていた靴とあまり印象が変わらず、デザインは好きでした。
実は、Amazonではじめこちらを購入しました。
ブーツである「 Nomad」は、寒い時期に履くので、おもに靴下の重ね履きもできるようサイズ39を履いています。それより1つ小さいサイズとおもい、38を買ったのですが、フットカバーと一緒に履くには、すこし大きすぎました。あと、足首のベルクロが若干長めに余っているのも気になりました。
幸い、Amazon発送の靴は、送料もかからず返品できるので(無料返送の条件があります)、こちらは返品することにしました。
TRIPPENの店舗でPANとFRINGEを履き比べてみました。
右足(写真向かって左)がPAN 左足がFRINGE。FRINGEは、正規店では黒ではなく、ニュアンスのある深緑色がありました。
TRIPPEN WALKER
https://item.rakuten.co.jp/omake/10001902/
オーロラシューズにも似ているデザイン。歩きやすそうです。ただ、裸足だとちょっと抵抗あるのと、カジュアルでないシーンには合わない。真夏にはすこし重たい感じです。
TRIPPEN TILDA
こちらは、購入したPANと最後まで迷いました。
甲の面積が、購入したPANよりも狭めです。一見、普通のバレエシューズのようにも見えます。裸足や、フットカバーなら、こちらのほうが良いかもしれません。私は長めのフレアスカート(かそれに見えるキュロット)をよく履くので、TILDAのほうが合いそうですが。
右足(写真向かって左)がTILDA 左足がPAN
TILDAとは、ほんとうに迷って、PANにしました。やはり、TILDAは、薄いタイツとなら合いそうですが、靴下としてはすこし違和感ありました。
TRIPPEN PANのデメリット
冬の終わりにPANを購入して、ほぼ毎日履き続けています。この夏は、サンダルを履いたのが2、3回だけでした。サンダルをそろそろ手放すことを考えています。また、ゴムソールとはいえ、黒で装飾がないため、葬儀や式典にも使えそうです。
PANを入手して、後悔はありません。ただ、2点ほど不都合な点があります。
・脱ぎ履きに屈まなければいけない
足首のストラップはベルクロなので、履くときにかがむ必要があります。さっと履く必要がある赤ちゃん連れには不向きかも。
・自転車に乗るとき注意が必要
TRIPPENは、ソールなどの形状にあわせて名前が付いています。
Closedシリーズ:取り外し可能なソールとインソールで構成されているシリーズ。分厚いソールはしっかりしているが、すこし重量がある。
Cupシリーズ:「素足で歩く感覚を反映させる」というアイデアのもと、モダンなルックスと軽やかな履き心地を実現した人間工学に基づいているシリーズ。足袋をはいて歩いている感触。
私が選んだPANは、Cupシリーズで、かかととつま先にソールが分かれています。真ん中の部分は、革。だから、自転車のペダルをこぐときに、真ん中だけだと、ソールに当たらないので、すこし気遣いが必要です。
とはいえ、これらの欠点を凌駕するほど、購入したPANは気に入っています。5ヶ月ほど、ほぼ毎日はいて、かなり私の足型に合ってきました。
見た目は一見サンダルのように華奢ですが、ソールがしっかりとしていて足に馴染むのでどこまでも歩いていくことができます。違和感や痛みとは無縁の靴。足の形が難しい私にとっては、スニーカー以外の選択肢があるのは嬉しい限りです。夏の旅行でも、約2時間ハイキングをしましたが、まったく問題ありませんでした。もし、なかなか合う靴が見つからない、という方がいらっしゃったら、trippenを是非試してみてください。
もう、靴はNomadとPANの2足だけでもいいかな?と思えるほどお気に入りになりました。持つ靴は「1足だけ」とするなら、今の私なら迷わずPANを選びます。
やっぱりお買い物は楽しいのです
私は、服やバッグ、衣類など、自分のもちものはなるべく増やしたくないし、そして普段も毎朝選ぶのに悩みたくない。だから、買うときはかなり慎重です。
それが苦痛かというと、全くそんなことなくて。
買い物って、手に入れるまでも楽しいものだと思います。
「おもちゃは一つだけよ」と誕生日の前に、目をキラキラさせながら、プレゼントを選ぶ子どものように、選ぶ過程もまた楽しい。そして、なるべく自分の希望に沿ったものを手に入れたいから、選ぶのに悩むけど、その時間が長くなるので、より楽しめるのです。
もちろん、必要なものしか買わないから、一度手に入れたらガンガン使います。でも、もしあまりつかわないものを買えば、手に入れた瞬間にその魅力はガクンと褪せることもあります。それほど、買い物自体が楽しいということは認めます。
それ自体が必要なんじゃなくて、買うまでに至る行為が楽しい。
それがわかっていたら、むしろ不必要なものを増やしすぎるのを予防できるんじゃないかなと思っています。