世界で一番貧しい大統領のスピーチ
2012年、ブラジルで開かれた国際会議で、ウルグアイの大統領が行ったスピーチの絵本。
大統領は、彼は農村の農場で暮らし、質素なスーツを着て、自分で古びた車を運転しています。
「貧乏とは、
少ししか持っていないことではなく、
無限に欲があり、
いくらあっても満足しないことです。」
スピーチ終了後、会場は、大きな拍手と、感動の渦に包まれました。
欲に限りが無く、つねに「貧乏」だった私。
買っても買っても、また欲しくなって。
稼いでも稼いでも足りなくて。
欲は、穴の空いたバケツのようでした。いくら水を足しても、満たされることがなかったのです。
そして、それを満たそうとする消費で、お財布にも穴が空いているようでした。いくら頑張って稼いでも、いつも足りている気がしませんでした。
今では、以前より豊かさというものが分かってきたように思います。
「豊か」は、欲しいものが少ない状態で、
「貧しい」は、必要なものが多くある状態のことなのかもしれません。