「同じカテゴリーのものは、同じ場所に収納する」
よく、整理収納の本にこういうことが書いてありますが、かならずしもそうとは限りません。
私の場合は、「同じカテゴリーのものは、同じ場所に収納する」よりも、「同じカテゴリーでもよく使うものとそうでないものは分けて収納する」
そして、「よく使うものはベストポジションに収納する」ほうが、使い勝手がいいと感じる場合がおおいです。
例えば、お裁縫道具。
しょっちゅう小物や服を縫ったりしている人は、もちろんそれらの道具をひとまとめに収納するほうがよいでしょう。
でも、たいていの場合は、ボタンつけやほつれの修繕など、ちいさい作業が多く、そのたびに大きなお裁縫箱を出してくるのはおっくう。
なおすのが後回しになると、修繕されていない衣類が置きっぱなしになり、部屋は乱雑になる。すぐに直せないと、予備がたくさん必要になる。小さなやりかけの作業がたくさんあると、頭のなかも混乱してくる。なおすより買った方が早い!とついムダな出費になる、ということも。
こちらは、本の口絵に載せていただいた、愛用の裁縫道具。
小さな修繕のために、大きな裁縫道具を出してくるのは面倒なので、最もよく使う道具だけを厳選して、最も取り出しやすいところに収納しています。
二つの金属製のボビンには、白と黒の糸。針には、すぐに作業できるよう、白と黒の糸を通した状態で待機させています。こうしておくと、忙しい朝でも、靴下の穴の修繕などができます。
男の子ってすぐ靴下やひざに穴が空くのです(泣)