私は、平日は作り慣れた料理しかしないことに決めています。
以前は、献立のバリエーションが多い方がいい、とか、献立は一汁三菜が基本だとか。一週間に肉は数種類とって、バランスがいいように魚もとって。献立も飽きないように和洋中ある方がいい。なんて考えていました。
凝りだしたらきりがありません。
私のたどり着いた答えは、「家族の健康が保てて、美味しく食べられたらそれでいい」ということ。
つまり、目的は、「家族の健康」と「美味しく食べる」こと。
それ以外のことは、満たさなくても構わないと思っています。
お洋服選びと共通するものがあるかもしれません。
おしゃれな人は、たくさんの数の服を持ち、それに合う小物を揃え、バリエーションを楽しみます。私自身は、服が少なくなっても、おしゃれ度は変わらない(私の昔と今と比べて)。数を少なくしても、着る服の数はあまり変わらなかったんですね。
選択肢が多すぎると、適切に選んだり、組み合わせたりすることが難しくなります。結局、面倒だからいつもと同じでいい、となってしまう。これ、「情報過負荷」という状態なのです。
情報過負荷とは、消費者がその情報処理能力を超えるだけの情報量に直面した状態のことである。
意思決定課題に含まれる代替案の数や属性の数が多すぎて、その情報量を消費者が処理しきれないといった情報処理能力の限界を超えたとき、この情報過負荷の状態であるといえる。
このとき、消費者はより単純なヒューリスティックスを採用することによって情報過負荷に対応するといわれている。
http://www.otoiawase-portal.jp/words/2013/06/post-417.html
お料理も同じで、普段は作り慣れているものだけで十分家族が満足してくれる。でも、テレビや雑誌、ネットなどを見ると、新しいレシピやまだ試したことがない美味しそうなお料理、おしゃれなお料理がたくさんあって。
ついレシピをストックしても、結局作らなかったり、我が家の味じゃなくて1、2度しか作らなかったり、作っても材料が手に入りにくかったり。「我が家の定番」になるのは、結構限られてしまいます。
レシピ帳にストックしていた「まだ作っていないレシピ」は、「まだ作っていない」「はやく作らなくっちゃ」というネガティブなメッセージを私に送っていました。それらを手放すことで、気がラクになったのです。
愛用の無印のハガキホルダー
レシピ帳は、無印のハガキホルダーを愛用。
ストックしたけど、結局作る頻度の低いレシピは、ここに置いておかないことにします。だから、レシピ帳は、良く作るものばかり。迷ったらここから選べばいい、という安心感。数回以上作っているものばかりだから、作るときもそれほど手間取りません。
ハガキを入れるポケットに、いろいろな媒体からのレシピを入れています。
「友の会」で作った料理カード、走り書きのレシピ、生協の宅配のチラシに載っていたレシピ、雑誌の切り抜き、母の手書きなど。
いろいろな大きさのものでも、無造作に放り込めるのが面倒くさがりの私にぴったり。
透明なので、裏面も作りたいレシピがあっても大丈夫。
ラベルは、すこし粘着力の強い愛用の付箋に、これも無造作にサインペンで書いています。
とある材料のものが増えても、付箋なら移動させてそこだけ増やしたりしやすい。
私のハガキホルダーは使いやすいハーフサイズのものです。
よく使うので、キッチンの吊り戸棚の食器を入れている扉の片隅に置いて、
いつでも取り出せるようにしています。
食器棚の内側には子どもが小さいころ書いてくれたメッセージを貼っています。
これみたら、今日もがんばちゃおうかなと思います。
メッセージカードは、こちらの記事で紹介させていただいた「ひっつき虫」を利用。
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